2025/03/01 のログ
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ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にハーラさんが現れました。
ハーラ > 冒険者ギルドの施設には、大抵酒場や食堂が併設されている。
それらは単純に訪れる冒険者の食事や酒盛りに使われるためでもあるが、
依頼者や他の冒険者、あるいは協力者との打ち合わせの場としてもよく利用される。

「さて、そろそろ時間だけど…」

壁掛け時計を見て時間を確認したハーラは、それとなく店内を確認する。
彼女もこの冒険者ギルドで待ち人を待つ冒険者の一人。
それは受けた依頼の主であるかもしれないし、他の冒険者であるかもしれない。

「……まだ来てないか」

しかし、その姿はまだ見えず。
ハーラはとりあえず頼んだコーヒーと軽食を頂くことにする。

ハーラ > 「……お?」

しばし待っていると、こちらに向かってくる人影。
紛れもなくハーラの待ち人である。
ハーラは待ち人に手を振り、己のテーブルに導くと、
次の依頼についての話し合いを始めるのだった…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からハーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 豪雪の中の宿屋」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 温暖なマグメールに襲い掛かる急激な寒波。
この時期には珍しい豪雪や吹雪で交通網は麻痺して、
終いには街中ですら、少し出歩いた末に帰宅難民者が現われる始末。
当然、そんな中で冒険者の依頼など舞い込んでくる筈もなく。
馴染みの酒場も居座られてはごめんだとばかりに酒瓶だけを押し付けて
早々に店仕舞いを決め込んで酔っ払い客を追い出しに掛かる。

「酒場は追い出されるわ。娼館も閉店だわ。
 仕方ねぇっちゃ仕方ねぇが、……たまったもんじゃねぇな」

不幸中の幸いは定宿は前払いの長期契約のため、雪の中、追い出される心配がない事。
調度品も何もない、ただ、大柄な冒険者も使用する想定で広めの寝台のみが備え付けられた部屋で、
寝床の上で胡坐を掻きながら、吹雪に見舞われる街の様子を窓硝子越しに眺めて、
眼下の通りで一宿の塒を求める避難民が宿屋の戸を叩いては断られる様子に肩を竦めて嘆息する。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 豪雪の中の宿屋」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエストさんが現れました。
エスト > 雪が降る王都の一軒の酒場。
少しでも暖を取ろうと、もしくは帰れなくなった者が集まり酒を飲んで気を紛らわせている。
そんな一団に交じり酒を飲んではお代わりをマスターに要求して。

「マスター、お代わり。こんなに寒いとやってられないんですよ」

そう言っては新しいエールを受け取り口にしては声を上げ。
その声に応えるように周囲からも、寒いから暖炉の火を上げろ、今日は部屋を開放しろ、だの好き勝手の言葉が飛び交い。
普段よりも悪酔いした客が、寒さとやけ酒に近い飲酒に変な方向に盛り上がり。

もう満員といえる店内に他の店に入れなかった客が増えては過密状態になり。
一部では喧嘩が起こりそうな中、飲酒を続ける。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「おう、随分混んで来たな……あ、悪い」

酒場の隅で酒を飲んでいた男だったが、満員の店内でどんどん席を詰め。
エストの席の隣に寄ってきた。軽く肩をぶつけてしまい謝罪。

「あれ、何度かギルドで見た顔だな」

冒険者ギルドに依頼する側で訪れることもある男は、エストを上から下まで見て。
顎を擦りながらつぶやいた。思い当たって。

「ああ、前に内の依頼受けてくれた。おっと、俺は騎士の……」

自己紹介しようとするところに後ろからさらに押されてつんのめる。
エストに密着しそうな距離で、困った顔で。ぶつかった謝辞を込めて。

「グスタフだ。悪いな、色々と」

エスト > 客が増えてくれば店員も忙しくなり。
それでも入ってくる客に店内は過密状態になっていく。
普段なら余裕をもって座れる席も、そうなるとその余裕もなくなり。

「寒いのが悪い……ぁ、大丈夫。こんな状態だし」

そうして他と一緒に騒ぐように飲んでいれば肩に軽くぶつかる衝撃。
何かと思うと体格のいい男に急に謝られ、ぶつかったのだと分かればこの状態なら仕方ないと返し。

「ギルドで?それは冒険者ですから」

上から下まで見られる視線と言葉に、冒険者だからと答え。
もしかしてギルドで会ったのか?しかし思い出せずに首を傾げ。

「依頼を?どの依頼だったりする……っ!」

依頼を受けたといわれるが、それなりに受けているのでどれだろうと心当たりが浮かばず。
そんな男が急に更に近くなり密着しそうな距離になれば、酔っていても驚き。

「この状態だし……仕方ないよ。あ、私はエストです」

そう言って酔いと別な意味で頬を赤くして名乗り返して。

グスタフ > 「お近づきの印に一杯奢るよ」

片目をつぶってウインク一つ、エールの代金を置きながら。
その代わり、隣の席に陣取って。近い姿勢で。

「よくある簡単なクエストさ。そんなかで薬草・毒草収集のやつがあって……。
 薬師じゃない割には、随分手早くやってくれたのを覚えていてね」

その見た目も含めてというのは言葉に出さずに、笑いかける。

「そういうの興味あったりする? そうだったら、そういう依頼は優先的に回すよ」

仕事の話なのだが、雑談めいた気楽な雰囲気で話しかける。
いつでも人手は足りないからねーなどとため息交じりに。