2025/01/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にアキアスさんが現れました。
■アキアス > 「うぇ――……ェ」
酒場のカウンターのその隅のほう。
まだまだ宵の口とも言うものもいるだろう時間帯。すでに酔いの回った男が一人、短い赤い髪をいつもより乱したまま。
酒瓶抱えるようにして、杯に危うい手つきで酒を注ぎ足す。
大入りの酒場の中でカウンター隅に陣取っているその周辺は、露骨に空いていた。
巨躯の男が遠目にも顔を赤くして酔っているのだから、近づくのは知己か変わり者か、他に席がないとあきらめた者かだろう。
幸いというべきか、男もなんだかんだとくだを巻いているようでいて、酒場の主人以外には絡んでいない。
そのあたりの良識は一応はあるからか。
あるいは、単に目につくような手合い、食指の伸びる相手などがいないからかもしれない。
何瓶目かの酒瓶を空にしては、お代わりとつまみの追加を頼む様子は、懐具合は悪くないことを示すよう。
そこにご相伴にあずかろう……というものがいないのは、それもまたたまたまのことか、やはり大柄な男のその見た目のせいか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からアキアスさんが去りました。