2025/01/11 のログ
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ご案内:「王都マグメール 平民地区」にラッツィオさんが現れました。
ラッツィオ > 「よォ、いつもの――……じゃねェ、一番いいヤツをビンで貰おうか」

男は行きつけの酒場を訪れると、カウンターに腰掛けて酒を注文した。
いつもの酒を提供しようしていたマスターの手が止まり、不思議そうに男を見る。
よくぞ聞いてくれたと、鋭い犬歯を覗かせて笑いを浮かべ。

「厄介な仕事が片付いたんだよ。
時間はかかっちまったが、報酬はキッチリ全額頂いてな。
今夜はいい酒が飲めそうだ」

事情を理解して微笑みを浮かべたマスターが、黒い豪奢なラベルのついたビンとグラスを運んでくる。
受け取って琥珀色の液体をグラスに注ぎ、贅沢にも一気に喉へ流し込んだ。
焼け付くような感覚に目を細め、早くも次の一杯をグラスに注いでいく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からラッツィオさんが去りました。