2024/12/24 のログ
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ご案内:「王都マグメール 平民地区」にラッツィオさんが現れました。
ラッツィオ > 平民地区の一角にある、さる平凡な酒場の地下。
その場所と合言葉を知っている者のみ通れる扉を抜け、階段を降りていくと、物音を遮断する魔術のかけられた扉がある。
扉の向こうには、ハイブラゼールほどの絢爛さはないが、貴族もお忍びで通う隠れカジノがあった。
男はテーブルのカードと手に持ったカードを睨みつけていたが、やがて持っていたカードを全てテーブルに裏向きのまま投げ置く。
そして片手に握り込めるぐらいのチップを手に、席から立ち上がった。

「フォールドだ。そんなにドカドカ積まれちゃ敵わねェよ」

身なりのいい紳士に降参の意を示して肩を竦めると、カードゲームのテーブルを離れる。
遊び続けるには心もとないチップだ。
頭を冷やすために盛り上がっている場から離れ、併設のバーカウンターに向かう。
スツールに腰掛けると、音もなく近づいてきたバーテンに強めの酒を注文した。
すぐに運ばれてきた、琥珀色の液体が入ったグラスを口につける。

「時期のせいか、どいつもこいつも羽振りがよくて怖ェったら……」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からラッツィオさんが去りました。