2024/12/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にオウルさんが現れました。
オウル > あくびを噛み締める。
今夜は珍しく【ギルド】の仕事もない。
冒険者ギルドの方の仕事もなければ、ラジエル学院の課題も特になく、珍しく暇を持て余している。
――…まあ持て余しているのは『それ』だけではないけども。

口の中で転がしている試作品の薄荷飴を舌ベロで舐り、すぅっと喉に鼻腔に特有の香りが走る、それだけが眠気から意識を遠ざけてくれる。

別に寝てもいいんだ。
寝てもいいんだけど、偶には暇を堪能したい。
べ、別にこんな時に一緒にバカができる友達がいないとかではない。

あと今夜はちゃんと滞在できる安宿があるので、こうして人気がまばらな平民地区の通りを余裕をもって散歩ができる。

何か温かい飲み物を飲みながらだと最高だったが、今夜はもう開いているお店はお酒を売っているようなお店しかなく、仕方なくそれは諦めるとして……。

「あー……空が、綺麗、だなー…なんて。」

眼帯下の異形の瞳も裸眼の人間の瞳も細めて、夜空を見上げては小さくつぶやくのだった。

こうして今宵もゆっくりとした時間を過ごす。
どうせ明日からは忙しくなるのだとため息を吐きながら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からオウルさんが去りました。