2024/11/29 のログ
マリーネ > 結局、あてもなかった女はそのまま軽く身を震わせて日の入りを待つしかなかった。
純粋な人間でないことが幸いして凍え死ぬには至らないが、それでも辛いものは辛い。

ぶるぶる震えてる中、不意に通りかかった人物と目が合う。

「あ、そ、そこの人っ」

藁にもすがる思いで声をかけた相手は果たして、女を救ったのかさらなる災難へと招き入れたのか……

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からマリーネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にアルテミィさんが現れました。
アルテミィ > (平民地区の酒場にて。
 一人の少女は顔を真っ赤にして給仕に勤しんでいた。
 他にも給仕の少年たちはいたものの、
 手を出すなと先んじて言われていたらしく、
 前かがみになって少女を見詰めているにとどまっていた)

「っきゃ……。」

(その少女は時折ピクンッ、と跳ねる。
 恥ずかしそうに、それでいて気持ちよさそうに。
 その都度手に持ったトレイに乗せたグラスが揺れて、
 中身がぱちゃりと波紋を作る)