2024/11/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にオウルさんが現れました。
オウル > ――…夜の仕事、もう帰りたい。

寒さ厳しく、吐く息白く、人気がまばらで余計に寒く感じる平民地区の大通りを少年は一人歩く

夜勤?というのか冒険者ギルド直々に人手が足りないという理由で、深夜の平民地区の見回り依頼をされて、今こうして住民が寝静まっている誰もいない大通りを薄荷の飴をお供に見回り中である。

まあ断っても良かったんだけども、直々の依頼は報酬も良いし?ギルドの顔の覚えもいいだろうし?断る理由もないし?という事で二つ返事で依頼を受けて、……うん、寒くて思考が堂々巡りしてる。

「さ、むい……ギルドで防寒具借りてくればよかった。
 むしろ言わずとも貸してほしかったロハで……。」

自分の身体を抱くように腕を回して二の腕をスリスリと擦り、僅かな暖でも取ろうとしながら、口の中で眠気覚ましのハッカ飴を舌べろで転がす。

すうーっとする薄荷特有の香りが、また、スキっと寒い。
これならスキットルにお酒でも入れて持ち込めばよかったかもしれない、手遅れだけども。

結局今夜も平和である。
平和すなわち暇でもあり、欠伸をかみしめながら交代要員を待つのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からオウルさんが去りました。