2024/10/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 平民地区の大通りをゆっくりと走っていく豪華な造りの馬車。
中の様子は外からは解らない個室型の馬車は、それでも一目で貴族なりの身分ある者が乗っていると解る。
その馬車の小さな覗き窓から、鈍い色の金眼が周囲を見渡していた。
術式の込められたその視線は、道行く馬車の傍を通る女たちの持つ魔力を覗き見ており、己の魔力を高める実験相手、交配相手としての獲物を探している。
平民出身の強力な力を持つ者も昨今珍しくなく、市井に潜り込んだ魔族なども近年は少なくない。
先王が倒れてからの乱れ方は貴族としては憂うべきものなのかもしれないが、むしろ男としては自身の糧となる相手に事欠かない良き時代だとも感じていて。

「私の現役時代よりも随分と優秀な者も多いしのぅ……っ、ふ♥」

馬車の中ではぬっちゅ、ぬっちゅと粘液の絡みつくような音が響いている。時折、籠ったような甘やかな吐息も。
男の下肢は下衣の一部が開けられており、その異様なペニスが露わになっていた。
そこに顔を寄せ舌と唇で奉仕をする平民と思しき女が一人。

平民地区のとある酒場にと出資をしたのが数年前。そこの経営が芳しくなく、追加の出資の条件にと、そこのマスターの妻を差し出させては、大通りを三週する間に男を楽しませるようにと言い付けての、現状。

最初は義務感からかただ必死で舌を触れさせていた女は、男のペニスから分泌される体液が含む淫毒に酔い痴れ味わうように舌腹押し付け這い廻らせていて。

これはこれで悪くはないが。この女には魔術的なものやそのほかの素養も無い。
口腔奉仕以上を望むような視線も股間からは感じるものの、それ以上はさせず、もっと興を惹く相手でもいないかと細く息を吐いてまた、外を見遣っていく。

ルーベル > 馬車はゆっくりと大通りを三週する。
その間、女を狂わせるような肉の凶器をただただしゃぶらされた女は、とろとろに蕩けきった表情で夫の元に戻ることになる。
当然、夫は秘めるべき場所も暴かれきっていると思えば、そこに行為の跡はなく、その夜は逆に色に狂ったかのように妻にと搾り取られることに。

酔狂な貴族魔導士はその日は結局、良縁に巡り合うことなく。
自宅に戻り、いつも通りの研究にと没頭して過ごしたとか……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルーベルさんが去りました。