2024/10/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にクロスさんが現れました。
クロス > (平民地区に設けられた冒険者ギルド
朝から晩まで人が出入りを繰り返し毎日賑やかに運営していた。
中は酒場の様な作りになっており、クエストボードには日々様々な依頼が掲載されている。
魔物の討伐、野山の調査、更には住民の為の探し物の手伝いなど内容は様々である。
受付も毎日数十、数百の人を相手にし、そのための依頼書や任務完了書の手続きにバタバタと回っていたのだ。
そんなギルドの中で多くの人の目を向けられた人物が居た。)

「・・・。」

(その男が見られる理由も様々だ
2mはありそうな長身で居ながらも細身、髪は長く背中を隠せる程であった。
装備も一目で見れるような安物、民間人が盗賊などに対処できる様な護身用の甲冑に最低限の長さのナイフを身に着けていた。
極めつけは頭や腰から生える動物耳、ミレー特有のものだ。
ギルドや店の都合で表に出しているミレーも多いが、特に理由がない者は大抵隠すのが普通だ。
だが、その男は堂々と人が居るにも関わらずにさらけ出していた。
ミレーであるからと差別的に見る物も居れば、堂々とした態度に珍しいと思い見る物も居る。
だが、男はそんな周りの人間達を気にも留めていなかった。)

「…良さげな依頼は無さそうだな…。
ま、今日が無いんだったら大人しく去るだけだ。」

(独り言を呟く男、クロス。
昼間っから酒を飲みながら足を組んで動き回り人たちを眺めていた。
彼が居る理由もギルドの依頼の為だ。
生活が苦しいわけではないが、良い酒を飲むための資金集めとして趣味程度に参加しているのだ。
今日の依頼は参加が難しく、一人で出来そうなものは報酬金が安く、高い物は複数人で参加しなければならない。
そういった脈のない彼にとって行きたくてもいけないためにここに居座っているのだった。
だが、運が良ければ頭数の為に誘う冒険者も居る。
それに賭けてここに居座り、居なければ大人しく立ち去るかと考える男。
声が掛けられるか否か、それまで一人酒を飲み時間を潰していく)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からクロスさんが去りました。