2024/10/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロイナさんが現れました。
■ロイナ > 「だーかーら~」
平民地区に数あるギルドの一つ。その入り口付近で唇を尖らせながら、目の前の小柄な少年に呆れたような眼差しを向ける淫魔の少女。
「あたしは冒険者じゃな……いやそんなことないか…? と、とにかく冒険者メインではやってないし。
何ならこのギルドに登録もしてないから、誘ったって無駄だってば」
特に何の用事もないが、暇だったからという理由で訪れた冒険者ギルド。
そこで声をかけられ、依頼をこなすために手を貸してくれ…と乞われたのが先程のこと。
当然断ったのだが、思いのほか食らいついてきて困惑している現状であった。そんなこと言わず、と懇願してくる少年の名前も知らない。
「ここでねばるより、他で探した方が良いと思うんだけど…」
時間無くなっちゃうよ、と言いながら、困ったように辺りをぐるりと見回して…
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に枢樹雨さんが現れました。
■枢樹雨 > 此処がどういった場所であるかも知らず、ただの興味本位でギルドの扉を開いた妖怪。
桐の下駄が木製の床を踏み、初めて訪れる場所の空気に怯む様子もなく、扉の内側へ一歩二歩と入り込む。
この国では珍しい部類に入るであろう、異国の服。
冒険者と呼ぶには小綺麗なそれは、ギルドと言う場においては少々浮いてしまうか。
しかし当の本人はその事実を認識せず、長い前髪の隙間から新たな場所への興味を示す。
―――それは偶然か、貴方が立ち往生する場所的に必然でもあったか。
当たりを見回す貴方の目線と、好奇心でギルド内を見回す妖怪の目線とが重なる。
そうすれば、貴方を見つめるままに瞬きを数度。
おもむろに歩き出したかと思えば、少年と向かい合う貴方の右傍らに立ち止まり。
「案内、してくれる?」
持ち上げた白い手。華奢な指が、貴方の二の腕に触れようとする。
そうして、不躾な一言。
こてんと首をかしげ、頭上の白絹を揺らす。
入口に近い場所で幼く見える少年と向かい合う貴方は、妖怪にとって案内嬢にでも見えたのか…。
■ロイナ > こうして足止めを喰らっている間にも、ギルドには多種多様な者が訪れる。
扉が開き、入ってきた異国情緒溢れる出で立ちに視線が吸われるより先、偶々見渡した瞳と相手の目が合った。
瞬きのち、此方に向かって歩き出す様を、頭上に「?」を浮かべながら見守り──
「──えっ、案内?」
華奢な白い指が二の腕に触れる。
問われれば驚いたように瞬くも、もしかしたら好機かもしれないと思い至った淫魔は、目の前できょとんとしている少年に向け口を開いた。
「……お願いされちゃったからさ、無理ってことで。他で同行者を探しな、少年」
頑強な意志を持つ少年も、第三者が出てくるなら黙るしかない。
仕方ないと肩を落とし踵を返す背を見送ってから……改めて、ヴェールのような白絹の下に見える面持ちを見た。
「…で、なんの案内してほしいの? ここのギルドの話なら、あたしも今日来たばかりだから自信ないけど…」
■枢樹雨 > 貴方と少年との間に流れる空気。
それをものともせず――否、気が付きもせず、赴くままに案内を強請った妖怪。
幸いにして貴方が応えてくれるのであれば、邪魔者たる己を軽く睨む様にして見つめてくる少年を不思議そうに一瞥した後、
改めて貴方へと向き直り。
「此処の、案内。……ここは、ギルドと言う場所?」
薄絹と、濡羽色の前髪に隠れる双眸。
視線が交わる感覚は薄いかもしれないが、妖怪は確かに貴方を見遣り、端的に答える。
そして改めて室内を見渡せば、多様な人々が張り出された紙を眺めたり、言葉交わしたり、武具の手入れをしていたりと雑多な様子。
貴方が"ギルド"と名称を口にしてくれるなら、改めて首を傾げ問いを投げ掛け。
「ギルドは……、なんだったか。お仕事を貰えると聞いた覚えが、あるような…。
君は此処の案内をしている人じゃなかったんだね。」
この半年の中でギルドについて聞いた覚えがあったようななかったような。
随分と薄い記憶を引っ張り出してみたところで答えは出ず、首を傾ける角度が急になっていくばかり。
その首の角度のままに貴方を見遣れば、その双眸を覗き込むような姿勢となる。
「不躾に悪かった」と謝罪を添えるも、淡々と抑揚のない口調は些か誠意にかけるか。
■ロイナ > 今自分達が立っている場所とは反対側で、同い年くらいの魔導士らしき少女に話しかける少年を遠目に一瞥しつつ、
ひとまず声をかけてきた相手と向き合って話を続ける。
「ギルド。まぁ仕事を紹介してもらったり、冒険者としての仲間を探したり…な場所。
案内をしてくれる人なら、受付の方に行けば会えるよ」
受付の方を指さす。木製のカウンターの内側に座り、てきぱきと仕事をこなす受付嬢の姿が見えるだろうか。
急な角度に傾いた首、それに伴いしな垂れる濡羽色の前髪の向こうに見える瞳を見つめて。
「まぁ、声かけてもらってこっちも助かったから別に」
言葉に誠意が無い程度で怒る程狭量ではない。笑いながら頷きつつ、さて、と改めて。
「それで、君はこのギルドに何の用? そもそもギルドもよく知らなかったってことは…
迷い込んできたとか、そういうのかな」
腰に両手をあててリラックスしたポーズのまま問うてみる。
その拍子に、面積の狭い布地に押し込められた乳房がふるん、と微かに揺れて。
■枢樹雨 > 端的ではあるが丁寧な説明。
そうそれだとばかりに数度頷いては、貴方の指が示す先に目線が移る。
酒場の店主のように、カウンターの内側にて対応している様子の女性。
なるほどあれが案内人かとしばし見つめた後、しかし妖怪の目線は貴方へと戻っていって。
「私、何か助けた?」
戻った首の角度が、今度は反対側に軽く傾げられる。
その間も、自然と伸びた背筋。
そう在るのが当たり前の様子で、両手の指先は下腹の辺りで控えめに重ねられており。
「迷い込んで……、来たかもしれない。…美味しいごはんや美味しいお酒をご馳走してくれそうな人を探していた。」
ギルドに用。問われれば流れる沈黙。
代わりに続く予測に少し考えた後に頷くと、ほぼ変わらぬ身丈の貴方の胸元が視界に入る。
この国では珍しくないが、己と比べれば随分と露出の多い格好。
強調された胸元は見るからに触り心地が良さそうで、思春期の男の子かというほどに真っ直ぐ、視線を注いで。
「…触って良い?」
ひょいと持ち上げた視線。
前髪の隙間から覗く仄暗い蒼には、純粋な好奇心が滲んでいて。
■ロイナ > 「うん。さっきの子がなんかね、断ってるのにしつこくて…」
等と言いながらも、まぁしょうがないよね、というような表情。
ギルドを見渡してみればわかるが、大体が既に数人のグループを作っている状態。
一人でいる冒険者は多くない。
ちらりと相手の方を見れば、背筋がすっと伸びて折り目正しく下腹辺りで重ねられる両手。
凛として清楚な雰囲気を漂わせる姿に興味を惹かれる。
「…なるほど。つまり奢られたいということだ」
誰かに。雰囲気に見合わず大胆な子だなぁ…としみじみしていると、ふと感じる視線。
それも顔ではなく胸の辺り。
じぃ…っと穴が空くほど、効果音がついてきそうな程にたわわな胸元を見つめられて、
ちょっと気恥ずかしそうに頬を掻いた。
「───いいよ!って言いたいところだけど、場所がな~…」
次いで投げかけられる問いに驚きつつも、快諾…しかけて一旦止まる。
とはいえ、ここは衆目集まるギルド内。流石にここで胸を揉ませていれば目立つし恥ずかしい。
少し考えた後、一歩、距離を詰めよう。その分乳房がずいっ、と相手に迫る。
「じゃ、2人きりになれるところに行こーよ。そしたら好きなだけ触らせてあげる。
おいしいご飯やお酒がつくかは……わかんないけども」
どう?と覗き込むような双眸が、白絹や前髪の隙間より覗く瞳と交わる。