2024/09/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にアリーナさんが現れました。
アリーナ > 冒険者ギルドの一角。
普段なら真っ先に遺跡関連の依頼を探しにいくのだが、この日はそうではなく一角の待機スペースで待機する。
求める依頼がなければ簡単な依頼を受けてお茶を濁すのもありではあるが、この日はギルド職員の提案で新人の手助けでもどうか、という提案を受けいて。

ただ手助けを求める新人というのもそうはいなく、居ても屈強な戦士を選ぶことが多いので暇の一言であり。

「これで日銭が貰えるのはいいけど……なんだかね」

たとえ指名がなくとも日銭は貰えるので悪い話ではない。
しかしそれはそれで少し情けなく思ってしまうのもあり、視線と眉間に皴が寄り。
それが更に声をかけにくくしていると気が付かないままに不機嫌といえる顔で座って。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からアリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロイナさんが現れました。
ロイナ > ぼちぼち過ごしやすくなってきた頃合。
平民地区の夜はなおのことそうで、ふらっと散歩するにはうってつけだ。
季節を問わず似たような恰好をしている淫魔の少女もまた、そのうちの1人。

「……そいや、この近くにギルドがあるんだったっけ」

冒険者向けのお店や施設が立ち並ぶ通りを歩く。
曲がり角に差し掛かった辺りでふと気づき、ぐるりと辺りを見渡す。
少し離れたところにぽつんと、穴場のように佇む酒場が一軒。
その手前は、よくある噴水を中央に据えた広場となっており、人気も閑散としている。

話に聞くと、やや奥まった箇所に居を構えているとか。

「……ま、あたしにはあまり用の無い場所だけど…」

面白い人材、興味を惹かれる人材はいるかもわからない。
覗いてみるのもまた一興か。そんな好奇心に満ちた思案。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロイナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
エレイ > ──夜更けでも人通りの絶えない表通りを、悠然と大股で歩く金髪の男が一人。
その足でやがて中央広場までたどり着けば、適当に周囲を見渡した後片隅のベンチにどっこいせ、とか
言いながら腰を下ろし、脚を組みつつ背もたれにぐでりと身を預け。

「──ふーぅ……さて、と……今夜の宿どうしょうかねぇ」

中空を眺めながら、眉を下げた表情でぽつりとそんな事を呟く。
普段利用している宿が今夜は満室ということで、男は現在宿無しの状態だった。

宿など選ばなければどこかしら見つかるだろうが、それではなんか面白くない、などというしょうもない理由で
男は今夜の宿を決めあぐねているのだった。

「ンン……誰か親切な人が今夜の宿を提供してくれたり……とか
なんかそういうのがあるとエエのだが……」

なんて詮無い願望を口にしながら、そんな親切そうな誰かが都合よくいたりしないものかと
眉下げた困り顔のまま改めて周囲を眺め回してみて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」に枢樹雨さんが現れました。
枢樹雨 > カラリ、コロリ。
賑わう通りに交じる、軽やかな音。
それは、白木で作られた異国の履物が、石造りの通りを歩く音。
音に気が付いて振り返れば、其処に居るのは着物に身を包んだ一人の女。
着物と言う名称、そして一人と表現するには幾分複雑な存在であること、知っているかは貴方次第。

女は通りに並ぶ露店や、広場へと向かう通りに軒を連ねる店舗を覗き込み乍らやって来る。
そして中央広場まで来てしまったことに気が付けば、ハッとした様子で立ち止まる。
右へ、左へ、頭の向きごと視線を彷徨わせれば、揺れる頭上の白絹。
目的を探すかのように広場へ視線巡らせると、それがとある一ヶ所で留まった。
それは貴方の腰掛けるベンチ。
もし貴方が此方を見ていたなら、ぴたりと目線が重なることだろう。
おもむろに歩みを再開した妖怪は、カラコロと下駄を鳴らし、貴方の目の前まで。

「そんな顔をして、何か無くしたの?」

そんな顔と、示すように貴方の下がった眉を指差す。
遠慮のない、白い指先。
問いかける声音は淡々と抑揚なく。