2024/09/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアリーナさんが現れました。
アリーナ > 「やっぱりないか」

昼下がりの時間帯の冒険者ギルド。
冒険者や依頼人、出入りの商人などで混雑をする中、特定の依頼を探し掲示板の前に。
そこで遺跡探索系の依頼を探すが、そう言った物は珍しいのか張り出されてはいなく。
あるのは採取や運搬、もしくは討伐ぐらいであることにため息を吐く。

「やっぱり自分で探すか、そういう情報を買うほうが早いよね」

もしかすれば何処かのパーティーなどに参加をすれば遺跡に潜れる機会はあるだろうが、単独では新規遺跡どころか、既に発見されている遺跡に潜るのも危険が大きい。
しかし団体行動が苦手なのでその案はできれば取りたくはなく。

「贅沢も言ってられないし…」

そして何より仕事をして日銭を稼がないと生活費も必要になり。
受けたい依頼はない、ならば採取あたりで日銭を稼ぐほうがいいかと他の依頼にも改めて目を向ける。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都に幾つか存在する冒険者ギルドの支部の一つ。
とは言うものの、その実態は冒険者が客として集まる酒場兼宿屋であり、
申し訳ない程度に店内の掲示板に日銭を稼ぐための依頼文が貼られているに過ぎない。
それでも、1階の酒場では冒険者を始めとした荒くれ者や、彼らを相手に春を鬻ぐ娼婦、
その他にも飲食の為に訪れた一般客達にて相応の賑わいを見せていた。

その賑わいの中心、客達がそれぞれの卓にて同席の身内や仲間と思い思いの
時間や食事を愉しんでいる中で、独り、周囲の卓の客にちょっかいを掛ける中年男の影が一つ。
本来であれば、嫌われそうな行為であるが、誰も文句を言わず、また、店主も黙認する理由は至極単純で。

「いやぁ、運が良かった。ゴブリンの懐を漁ったら、まさかの宝石を見付けてよぉ。お陰で俺の懐が潤ったぜ。
 お、グラスが空じゃないか? マスター、俺の奢りで同じのもう一杯。ほら、乾~杯~♪」

等と、傍迷惑ながらも、明快にて、周囲の客達に見境なくも奢りを振る舞う故。
奢られた方は多少困惑するも、ただで酒が飲めるとあって強く文句を口にする事もできず、
店主も彼のお陰で儲かる上に支払い許容額も抑えている為に、この行為を見て見ぬ振りをする始末。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトーラスさんが去りました。