2024/09/21 のログ
イズミ > 多少は浮いているのか
それとも私の挙動が怪しすぎるのか
チラチラとこちらが様子をうかがうのに合わせて
時折こちらをチラチラと見る人もいて、危うく視線がぶつかりそうになる
その都度ササっと手元のお酒に視線を戻し、果実酒をあおって一息つく

しばらく気配を消しておとなしくした後、またチラチラを開始する
目当ての喧嘩は起きそうにないものの、明らかに一般人ではない客は確かに存在している

よく考えてみれば、皆疲れを癒しにとか、レスト目的で酒場に来てるのだし
酔った勢いで大ゲンカなんてそうそうある事ではないのかもしれない


「これと同じの、追加で」


飲み終えてしまったお酒のお代わりをオーダーして
ケガ人見つけて優しくして感謝されて行く行くはチヤホヤされる作戦を継続しつつも、やがてそれは酒場にやってくる冒険者っていう人たちの生態観察にシフトしていった

イズミ > 例えばの話
多くの人とお友達になって
こーゆー酒場で楽しくお酒を飲むお手伝いをしたら
それはそれで「人に優しくした結果優しくされる、そして皆のアイドルになる」って夢に一歩近づくのではないだろうか

ということは……
目が合った時に、目をそらしてごまかすのではなくて
なんかこーいい感じにほほ笑むとか
そーゆー対応をすべきなのでは??

ちなみに容姿で得をした経験は……記憶の上では無い
過去数回、絵画のモデルになってと言われたことはあるものの
私をかわいいとほめてくれるのは親戚と近所のおばちゃんおじちゃんくらいのものである

突然微笑み返したら「怖っ」とか思われる可能性もある


「……人付き合いって難しいよね……」


頭の中でシミュレーションしつつ、また果実酒を口に運ぶ
それで二杯目のグラスが空になり、よいしょと椅子から腰を上げる


「あ……すこしふらふらする」


酒場を後にして、火照った頬に夜風をうけながら、平民地区のお家へ……

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイズミさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──~♪」

雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅街の路地を、
ピーヒョロロと下手くそな口笛を奏でながら、一部に赤いラインが入っている意外はほぼ全てが銀色の番傘という
奇妙な物体を担いでのんびり歩く、金髪の男が一人。
傘を携えている代わり、普段羽織っている銀色のジャケットは今はその姿は見えず。

食事を終えた後、暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と歩いてきたが、特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、
気がつけばこの場所まで辿り着いていた。

先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが──

「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」

なんて小さく笑って独りごち、軽く肩をすくめて。
適当に視線を彷徨わせて住宅街の景色を眺めつつ、ぱしゃ、ぱしゃとマイペースに歩を進め続ける。

エレイ > やがて小さな公園の前に差し掛かれば、歩く足を止めて少し思案。
然る後、おもむろに公園の敷地内へと足を踏み入れる。

周囲には見える限りではやはりというか、誰の姿もなく。
フンス、と小さく鼻を鳴らしながら、公園の片隅にある東屋へと足を向け、
その屋根の下に入り込んでゆく。
そこには木製のテーブルと、それを挟むように同じく木製のベンチが設置されていて。

「──ふぃー。ここでちょいと一休みにしましょうかねぇ」

なんて独り言ちながら、傘を閉じつつベンチに腰掛け。
テーブルの上で頬杖ついて、雨に煙る周囲の景色を改めて目を細めて眺め。

「ふぅーむ……今日の雨はコレ、止まないヤツかな……まああ別に雨は嫌いじゃねぇーんだが」

雨足はこれ以上強くなりそうではないが、止む気配もなさそうで。
フンス、と少し面倒そうに眉下げた表情で鼻を鳴らし。

エレイ > その後も雨は降り続き──
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。