2024/09/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアイカさんが現れました。
アイカ > 「ふぅ」

まだ残暑の残る頃合、平民地区の夜。
今日も酒場で艶やかに舞った踊り子は、ひとり夜道を歩いていた。
人気がないわけではなく、点々と灯りの点る建物──娼館や酒場などが立ち並ぶ。時折すれ違う王都民もいる。

「物足りない、な」

先程の酒場は客があまりいなかったせいもあってか。
どうにもフラストレーションの溜まる日となっていた。

こんな時はもう一軒踊りに行くか、大人しく帰って寛ぐか。
そのどちらかゆえに、どうしようかな、と立ち止まり考えを巡らせ──