2024/09/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイズミさんが現れました。
イズミ > すっかり日も落ちて、でもまだ人の姿が通りから消えない時間帯
平民地区の酒場にやってきたド平民の町娘(15)

近隣に冒険者ギルドがあるためか、市民の憩いの場…というよりは
冒険者たちも足を運ぶ、雑多な賑わいの安酒場、といった処

色々あってこの春から独り身となり、料理するのも洗い物するのもめんどくさいし、何より自分の世界を広げられるから!と、こんな所に夕食を食べに来てるのです

こんな処、というのは勿論、平民じゃない方々が沢山観察できるという意味
適当な果実酒とパンとスープを頼み、店内を見渡せる隅っこの方のテーブルにつく


「かんぱーい」


勿論一人で乾杯。何に乾杯したのかは自分でもよくわからない

イズミ > パンをはみ。スープをのみ。お酒をあおる
お腹の中でパンが膨らんで満腹感が増すのだ!みたいなライフハックを交えながら
お店に来る人達を観察する

実は私、皆のアイドルになりたいんですよねーと心の中で自己紹介
不特定多数、皆から、大事にされて、可愛がられて、ちやほやされる存在(アイドル)になりたい、それを人生の目標に生きていくと決めて半年
じゃあそのアイドルってどんなの?どうやったらそんな存在になれるの?
そんな悩みを一人で考えたり、人に尋ねてみたりして、一つ分かったことがある

『他人に優しくしてあげれば、優しくし返してもらえる』ということ
皆に優しくしてほしければ、こっちも皆に優しくすればいいのだ
そして「優しくする」とは、具体的には「弱ってるところを助けてあげる」みたいなのが分かりやすい

今日この冒険者とかいうアウトロー達も使う酒場にきたのは、ズバリ!喧嘩とかが始まってケガ人が出たらその人を看護して感謝されちゃおう大作戦遂行のためだったのです


「意外と皆さんお行儀がいい…」


喧嘩 is 何処?

イズミ > 「酒場ってもーすこし荒っぽいかと思ってた…」


お客には「冒険者です」って感じの身なりや体格の人達がそこそこいる
でも、ほのぼの、とまでは言わないけど、普通に和気あいあいというか
純粋にビールとソーセージを楽しみに来てるというか
争いと言う程の争いは起こらず
罵声が飛び交うようなこともない

ちょっとうるさいテーブルを見て見れば飲み比べ勝負してたり腕相撲勝負してたり
皆自由に生きているというか

これでケガ人探し行脚何限目かの酒場だけど
血を見たことなんて一度もなかった
これは「手当して感謝されちゃお作戦」そのものを考え直すべきかもしれない

そうこうしてる間に
パンもスープもお腹に収まり、お酒のグラスは空っぽに


「次の作戦を考えなくちゃ…」


何をしたら皆に大事にされる存在になれるのか!?
真剣に悩みながら食器類をカウンターに返却する(←おりこう)
とりあえず知り合いとか一人もいないけど、酒場を出るところで店内に声をかける


「おやすみなさーい」


そのままほろ酔い気分でお家へ帰っていきました

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイズミさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にランバルディアさんが現れました。
ランバルディア > 香ばしい焼き菓子やパンの匂いが鼻を擽る通り。
活気良く呼び込みする店も多い。
片腕にはもうパンパンの紙袋を抱えているのだが、その男はまだ買い足すつもりのようで。

「……んー、此方も美味そうだな」

口元に手を当て悩む姿と白衣を合わせ見ると深刻な病のカルテでも見ているようだが。
目の前にあるのは、菓子類のショーウィンドウである。

ランバルディア > 小さな影が男の袖を引くのも、引かれるままに巨躯の方が連れられるのも。
この通りに住む人間にはいまや、そう珍しくはない光景――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からランバルディアさんが去りました。