2024/08/14 のログ
■イグナス > いつまでも、ぐだぐだしててもしょうがない。やれやれと腰を上げて、うだる暑さの中を歩いてく――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にオウルさんが現れました。
■オウル > あっと言う間に夜である。
太陽は沈み、月が昇り、凛と輝く夜である。
鼻孔を香る夜の香りは少々雨の匂いを含んでいるが、だ。
少年は昼時の日差しを学院の図書館で避けた後に、幾分か気温がマシとなっている夜の平民地区の通りを歩いていた。
とある場所に立ち寄りの後にふらふらと暇つぶしに散策中。
「今夜の寝床どうすっかー……宿一杯って言われたし。」
当初の予定では長く借りている宿の1室をまた借りようと思っていたが、宿は満室の予定で予定が全部崩れて、さてどうするか、という感じで少々苦みのある笑みを浮かべる。
正式に学院の寮に1室借りるのもありなのだが、正直そこまで『ギルド』に借りを作ることになっても面倒だし、『ギルド』の宿はコキ使われそうだし、さて……さて……。
時間帯にしては人通りのある大通り。
あちこちで貧民地区とは違うにぎやかな声が聞こえてくる。
少々懐が心もとないので無駄使いはできないが、どこかお店に入るのも悪くないし、お財布を借りるのも悪くない。
■オウル > 何度か財布を借りるチャンスはあったが、傍から見てわからないレベルで小さく首を左右に振ると、何とも自嘲気味な笑みを浮かべてため息を吐く。
こうして少年は人ごみの中へと消えていくのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からオウルさんが去りました。