2024/08/13 のログ
■ネクラリス > 意外と普通のやりとり、と思ってしまうが考えてみれば当然で。
適度な干渉こそあれ表通りで事を起こそうなんて人はそうおらず、実に紳士的にお買い物完了。
奴隷の印がどこかにないかと チラリ 目を向けるタイミングでは皿のようにして見るが見つからない、つまり多分違う。
であれば迂闊に手を出して拒絶されたり、問題視されたりすると普通に人と人とのトラブルである。
「……。」
であれば肌色に生唾ごっくんしながらも、多くのギャラリーと同じく視姦するに止まるはずだった。
しかししかしこのナードが親近感を抱くように、メカクレ露出狂など童貞霊達の大好物である。
一期一会で通り過ぎようとするこのイベントキャラクターをそのまま行かせてしまうのか。
だってしょうがねえじゃねえか、と念話で継続される取り巻き霊達とのディスカッションは、
でも好きでやってんだろ?という論点が優勢となる。
やらされているにせよ、やっているにせよ、この状況の背後にはそれを望んでいる人がいて、
その人は果たしてこのお買い物が無事に済む事を望んでいるのだろうか? 否。断じて否である。
ドキドキドキドキ♡ 顔を赤くして視線を伏せながら露出狂が通り過ぎるのを待機して、サッと商品を元に戻したら後をつけるのだ。
夏だってのに足首まで隠れる長袖ワンピの女が、フヒフヒ口元を緩めながら10m離れて素人の尾行。
「……だ、だめだろジョンはこないだ三毛ミレーに手マンしたじゃん。よ、よしじゃあケン坊、お前に決めた…!」
ぶつぶつと人選を完了して、取り巻き霊の一人が物質干渉能力を付与される。
ごく軽度のテレキネシスというポルターガイストというか。皿を投げる程度の能力。
10mの距離をふわり浮遊してヘレナの背後に迫った不可視の存在は、
これから痴漢する興奮にハァハァ息を荒げて一拍、さすり お尻に手の甲が触れちゃった程度の感触でジャブをしかけようと。
これ対応できなければ、次は掌が曲線をなぞる、あっという間に両方揉みしだかれたりするが。
■ヘレナ > 「ひょえっ……!?」
お尻へ走る感触に思わず変な声が出るが、こんなところで突然そんな声を出せば注目の的。
慌てて口を抑える。
誰かに触られた気がするが、背後にそれらしい人は見当たらない。
だとすれば気のせいか、とも思ったが次はもっとはっきりとお尻に何かが触れる感触がある。
しかしそれでも誰も見えない。
立ち尽くして辺りをキョロキョロと警戒する姿は、これはこれで目立ってしまっていた。
訳が分からないけど、このままここに居てはいけない気がする。
とにかく移動しよう、と歩き出すが謎の感触は一緒についてきているようで。
一歩ごとに、勃起の角度は上がっていく。
激しい射精欲求の高ぶりに脳内が支配されていくが、こんなところで出す訳にはいかないと理性で何とか堪える。
今はとにかく我慢して、帰らないと――。
と思うのだがこの謎の襲撃者? を宿まで連れて行ってしまうのもまずい気がする。
せめて振り切ろう。そう考え、陰嚢と勃起ペニスを激しく揺らしながらこの場を離れるためだけにあてもなく走り出した。
■ネクラリス > 「――んっ っふふふひっふふ…♡」
10m、思わず上げてしまったらしい声は聞こえなかったが、跳ねる肩、口を押さえる手を見れば分かる。
かーいい声なんだろうなあと劣情を昂らせながら、振り返るであろう事が予想されればそっと物陰へ。
こういうイタズラに慣れてはいてもプロとして練度を高めるわけでもなければ、傭兵に見咎められてもおかしくないが。
ひとまずは難を逃れると、何が起きているのか分からないらしい相手には『ずっと私達のターン!!』と取り巻き一同テンション爆上げ。
食料品店でも感じたが、どうもこの相手はこういう状況を望まないらしい。
望まないフリをし続けるのが好きな上級者なのかもしれないが、真剣に困惑し逃れようとする意志は感じられる。
となるとこの状況はやらされているのか。ヘンタイ彼氏はどこから見ている?とキョロキョロするも分からない。
「……ちょ、ちょっと誰かご主人様探しに行けよ絶対見てるから絶対… ヤバそうな人だったらヤバイからさぁ――」
取り巻き霊達にそう促すが、誰も協力しやしねえ。
何なら露出狂ちゃんに夢中で触れないなりにも近くで見ようと飛び立ってしまっている。
一方ヘレナに触れてみて、好き放題できるじゃんとなったケン坊(仮)はやりたい放題であった。
丸いお尻を形状トレースするようにくすぐるソフトタッチで指這わせ、
臀裂にもしっかり入り込んだなら、後ろの孔の窄まりもこちょこちょ。
歩き出して収縮する殿筋の感触もご褒美であるが、引き止めるようにお尻を鷲掴みにしての尻肉揉みしだき。
ここまでくると明らかに、人間の手の形状をした不可視の何かに、触れられている状況。
虫でも払うように手をブンブンしてそれで効果が無いとなったら駆け出すのはよくやられる対応だ。
無駄である。
駆け出すヘレナの腰にケン坊は縋りついており、そうして好きに出来るなら駆け出すのなんて。
――ずぼり、と尻穴に挿入感が走る。 あるいは括約筋の圧力によっては、入り込まれた気がするけど何も無い、という違和感が。
そしてもう片手は股座に割り込んで、秘裂から陰嚢までをどうなっているのか さわさわ♡ 探り。
「――ちょ、まっ まっ 暑いのに……!」
死んじゃう!と焦って追いかける主人の方はロングスカートも足に絡まりめっちゃ遅い。
■ヘレナ > 暫く走ったところ、振り切ろうという目論見は意味がなかったらしい。
謎の感触は変わらずそこにあって、無駄に陰嚢を揺らしてみせただけ。
何かは分からないが、もはや気の所為というのはあり得ない。
原因の何かがあるはずだと、辺りを見回すがこういった感知に関しての技術もないので不審な動きをした誰かでもいなければ何も分からない。
「あぐぅぅ……! そこっ、はぁ……!」
声を押し殺しながら謎の感触に耐えていたが、お尻を撫でたり揉んだりしていたのが更に直接的になってくる。
肛門に何かが入ってくる感触に怖気を感じながら、キュッと締めてせめてもの抵抗。
しかし、丸出しの陰嚢はそのように防ぐ事もできず。
敏感な器官を撫でられ、勃起ペニスはペニスアーマーの下でビクビクと震えていた。
これだけでは射精に至らないが、秘裂を撫でる感触がいけなかった。
何者かに触れられたペニスアーマーが搾精機能を発動し、ヘレナの意思とは関係なく蠢動し精液を搾った。
完全勃起状態の上淫紋もほぼ全開の輝きとなっており、射精準備は万全。
「んむぅ~~~ッ♡」
ヘレナはその場にしゃがみこんで、口を抑えなるべく声を出さないようにしながらペニスアーマーの中に射精した。
こんなところで射精してしまう忌避感と、それを塗りつぶす圧倒的な快感。
射精する勃起ペニスはしゃがみ込む事で隠しているが、背中を丸めてビクンビクンと震える姿は何があったか想像するのも容易いであろう。
■ネクラリス > ペニスアーマーがヴァギナまでを覆っているとそこを直接撫でる事は出来ないが、
陰嚢丸出しという状態でありながら粘度状の前張り?という新鮮な構造に対して、
ケン坊(仮)は脇から割り込んだり出来ないのかな?と くにくにくに♡
それでもイかせられるとは想定しないものの、こんな状況のヒトである。ビクビク痙攣が激しくなって果ててしまうのもさもありなん。
ペニスアーマーの機能がどうとか察するような認知は残されていないが、
ただ余韻を慰めるように、アーマー越しのペニスをさわさわゆさゆさ♡
――ドタドタと駆け寄る足音が、丸めた裸に迫った。
「――だ、だっ、だいじょぶ、ですっ、かぁ…!?」
息を切らせて食料品店で見かけた女が立っている。
メカクレ仲間一歩手前の前髪から、何考えてるのかよく分からないギョロ目を爛々とさせて。
紅潮した顔は興奮しているようだけど、あなたの有様を考えればこっちが顔を赤らめて何がいけないと言うのか。
「――あっ あのっ っはぁっ っひぃっ あのっ なんか、ヘンな… はぁっ ヘンなのに、憑かれてるって、言うかぁ…」
――つまり、あなたに悪いものが接近しようとしているのを見てました、
私はその問題を解決できる霊能者ですムーブである。
スマートに説明したいのだけど息切れで、ただでさえたどたどしい物言いが余計進まないのは不信感割り増しか
あるいは、下手な演技を『息切れじゃあしょうがない』とポジティブに捉えてもらえるか。
■ヘレナ > 「~~~~ッ♡」
射精の余韻に震えながら顔を上げると、先程怪しいと当たりをつけた女。
警戒するものの、こんな状態ではろくに体を動かせない。
しかし、どうにも思っていたのと様子が違い。
息も絶え絶えで詳しくは分からないが、心配してくれているようだった。
見た目も正直、特徴的な顔立ちを怖いと思ってしまっていたのだが見た目で人を判断するのは良くない。
自分だって無闇に体が大きいだけで色々と言われてきたし、とりあえず見た目の事は棚上げしておく。
「ヘンなの、って……、くぁっ……♡ な、なんのっ……♡」
こちらはこちらで、搾精が続いており息も絶え絶え。
受け答えしながらペニスアーマーの水風船を膨らませていて、まともに言葉を紡げない。
冷静な思考を乱す快感に悶えながら、ヘンなのものといえばこの淫紋だったり呪いだったりと思い当たる事はある。
ネクラリスの主張したい事とは完全にすれ違っているが、これまで全く手がかりのなかった解呪に繋がる情報が手に入るかもしれないと思い、快感と射精に耐えながら彼女の話を聞いてみる事にした。
■ネクラリス > 「……!!!」
メカクレ女子と目が合った気がしたらドギマギして目を逸らしちゃう。
鼻から上が多少不細工だって余裕で愛嬌になりそうな顔立ちな気がするし、
ちょっと体格はスゴイけどどう見ても気は優しく力持ちキャラだ。
ただの露出狂ならこんなに攻めた行動に出られない。
好ましく思う人に「声かけちったっっ♡」と一人でドギマギしながら…
相手の反応が息も絶え絶えであると、アレ? まだ? と閉ざされたお股をチラッチラ。
ケン坊からの情報提供で絶頂しているらしい事は分かっているが、精液風船とかその再吸収なんていうのは未知で。
ピッタリ閉じられた腿と腿の結合部を凝視しつつ、疑問符浮かべてそうな顔、ただし口元は半笑いである。
元々こんな顔の可能性もあるが。
「……あ、あ、いやあのっ っひひ♡ んん、なんかこう、す、スケベそうな幽霊… ゴーストが、ですね…
あ、あなたに取り憑いてるって言うか、取り憑こうとしてるって言うか、イタズラしてるって言うか…
なんだけど… そ、そういうの分かるんで、大丈夫、かなって――
あの…… な、なんでその、ハダカ?? い、今も何か… さ、されて… ます…?」
ふひゅひゅっ♡ と笑いの衝動に駆られるのをこんな時ばかりはかなり頑張って我慢する。
ヒクヒク震える喉元が、息切れのせいだと思ってくれればいいが。
遠ざけた方がいいかも?という判断を下したって何もおかしくない程度には不審者だ。
我慢出来なくてその格好について問うてしまいつつ、もうケン坊は手を引いていると知りながら、
どういう状況であるかと震える裸身に熱視線。
■ヘレナ > 今の状態が何によって引き起こされているか全く気づいてないヘレナは、スケベなゴーストと言われても連想するのは呪いの元凶である淫魔ぐらいで。
退魔の類にもさっぱり疎いため、専門家の言葉はあまりよく分からない。
とりあえず、答えられそうな事といえば……。
「え、っと……。今、何かが、その……。触っていて……」
どこを触っているかは流石に言い淀んでしまう。
向こうからは見えないだろうが、前髪の下で視線は挙動不審に泳いでいた。
そもそも触られたのはきっかけで、その後の搾精で悶えていたのはペニスアーマーの機能なのだがその辺りも恥ずかしくて説明しづらくどうしても言い方は曖昧で要領を得ない。
しかしようやく進展がありそうなため、このチャンスは逃すわけにいかないとヘレナも必死で。
凝視するような視線など気になるところはあるものの、そういう見た目とかで人を判断してはいけないと改めて自分に言い聞かせ。
「ハダカ、なのは……、そのぅ……」
淫魔のせいなんです、と言いたかったのだがその言葉が何故か出てこない。
今まで誰かに説明する機会もなくてヘレナ自身も知らなかった事だが、着衣不能の呪いを受けている事やその原因は誰かに教える事が出来ないようになっていた。
予め知っていたり状態から相手が察する分には問題ないのだが、こういう時にヘレナから事情を説明する事は出来ないのである。
「あっ、いえ、その……。と、とりあえず、今は変な触ってくる感触は、ないですけど……」
不思議に思いながらも、不自然に言葉を切り替えるしかなかった。
そして気がつけば今現在謎の感触はないのだが、考えてみればこれも原因不明であったと今更思い至る。
■ネクラリス > 【継続】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からネクラリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からヘレナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
■エレイ > ──昼間の大通り。
青空の下、金髪の男は雑踏の中を一人大股で闊歩しながら、途中の屋台で買った
ちょっと変わった串焼きを大口開けてがぶりと一口齧った。
「ンムム……食感としては鶏っぽいか? 味はちょっと僅かに淡白とゆーか、
でもまあ食えないものではないといったところかな……」
モゴモゴと咀嚼しつつ味の感想を呟く。
ちなみにその串焼きの何が変わっているかと言えば──兎にも角にもその見た目だろう。
それは緑色の体表をした、少々大きめのトカゲかヤモリめいた爬虫類。
それを内蔵だけ除いて無造作に串を通し、丸焼きにした──そんな代物だった。
男もこれをひと目見た時には、店主に『これは化け物のエサか何かかな?』と訊いたほどだ。
事実、それは一番安いのに一番売れてなかった。
サバイバル食に慣れており、ヘビなんかでも平気で食うこの男でなければ手を出す人間はそうそう居まい。
見た目のインパクト狙いなのかもしれないが、客の食欲を減衰させてしまうのは如何なものか。
眉下げてそんな事を考えつつ、男はまたその肉を一口齧る。
■エレイ > それに、これを食いながら歩いているとそこはかとなく好奇の目に晒されるのも少々問題のように思う。
まあ、そこは立ち食いしなければいいだけの話なのだが。
ちなみに町人達にはこの串焼きの存在はある程度知れているのか、こちらに向けられる視線の訴える所は
『なんかヘンなモン食ってる…』というよりは『アレに手を出したのか…』と言った風情のような気がする。
男はそんなこともお構いなしにソレを完食すると、残った串を口端に咥えてプラプラさせながら
のほほんと歩みを進め続ける。
「んー……これだけじゃオヤツにはちと足らんな。なんか甘いモンでも食うかな?」
キョロキョロと周囲を眺めながら、そんな盛大な独り言を漏らし。
■エレイ > そんな男の嗅覚をくすぐる、どこかしらから漂う甘く美味そうな匂い。
ニンマリと口端を釣り上げながら、その先にあるであろう甘味に期待を寄せつつゆるりと足を向け──
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 連日の暑さに比べ少しは冷えた、ようやく少し。
ふ―――と大男が、夜の空気に息を吐きだした。
「そうは言ったってなァ。」
確かに冷えたが、暑いことに変わりはない。じとりと衣服に張り付くような、べたついた汗が滲む。
涼みたくて夜の街を歩いているんだけど、このありさまだった。
そもそも街がまだ眠っていない。
煌々と灯りが光り、夜店や待ちゆく人々の喧騒も変わりはないのだ。
「ヤレヤレ、ちっとは涼みてェンだけど。」
ふい、と肩を竦めてもう一度息を吐いた。
――ぎしり、ぎししし、と音を立てて路地のベンチに腰を下ろす。重量オーバーだった。
椅子もギブアップ気味だが、自分も同じようにぐでん、と力を抜いて空を仰ぐ。
力が完全抜けて、行き倒れの風情だ。道行く人も胡散臭げな視線で、広く男を避けて歩く有様で。