2024/07/28 のログ
■タマモ > さすがに、少女が元少年であった、そんな事を知る訳もなく。
現状、少女がミレー族との理解も、まだない状態だ。
だが人ではない、それは分かっていても気軽に接するのは、己はそうしたものを気にしていないから。
種族が何であれ、性別が何であれ、元が何であっても、目の前の存在を、そのままに相手をする。
それにしても、ただ屋根から飛び降りただけで、そんな視線を向けられれば。
本当にこれで良いのか?とか思いつつも、自慢気に胸を張ってしまうのが、この少女だ。
少年の言葉に、なるほど、と理解を示しながらも。
そのまま抱き締めてしまおうと思えば、意外とあっさりと少女を捉えられた。
抱き締めてみた感触は…うん、柔らかくて気持ちいい。
相手も似たような感想を抱いているのだろうが、そこも気にしないのが良いのか悪いのか。
「おや、どうしたのかのぅ?
別に、大した事でもないじゃろう?
まったく、本当に可愛らしい女子じゃのぅ…いや、ちと違うか?」
少年であれ、少女であれ、どちらでも、こうした反応を見せてくれる者達は居る。
その反応を楽しむように、ぎゅぅ、としっかり抱き締めれば、己の胸の感触が、少女の伝わる事だろう。
そうした事で起こる反応に、少女の仕草に、すぅ、と瞳を細めれば。
その体を離さぬまま、その耳元に、ぽそ、と囁くように伝えてやる。
己の表情を、改めて見てみれば。
何とも悪戯し甲斐のある子を見付けた、みたいな感じな、悪戯っ子な笑みを浮かべている事だろう。
己のそんな表情を、確かめるような余裕、それがあるのならば、だが。
こんな感じに、少女がこの先も、そうした面白い反応を見せ続けてくれるのならば。
己は己で、飽きるまで、この流れで楽しんでゆく事であろうが…さて、どうなる事やら。
■ユーリ > 体温、感触、匂い。どれもが少女の中に残留した少年の部分をこれでもかと刺激する。
かつて教育を受けた折も、自らより年上の女性に奉仕という名目でされるがままに愛でられた。
その時と彷彿とさせる甘い抱擁が、下腹部にじくじくとした熱を灯し、火照りで頬を赤らめていて。
「あ、あの、ボク、汗臭いと、思いますし、うぅ……」
少女は冒険者としても駆け出しより少しだけ経験を積んだ程度の存在――いわば未熟者の初心者だ。
彼女の自然体な動きに即応できる程の身の熟しもなく、腕の中にすっぽりとあっけなく収まるしかない。
息を止めれば酸欠で、息をすれば発情で、結局胸の奥が早鐘を打ってしまう。ましてや耳を声が擽れば。
「うひゃうっ!? あ、えと、そのっ……ば、ばれ、てます? うぅ、い、いじわる、です……!」
一人称は多少稀有だが不自然と言う程でもなく、後は手の中で固く屹立するものさえ触れられなければと思っていたが、
彼女の囁きに耐えかねた少女は自白と寸分違わぬ意味の問いを返してしまう。つまりは、己は女子であり男子でもあると。
なお、彼女の表情を見てその印象を述べたまでだが、そこに余裕は一切ない。急な発情で思考が揺れてそれどころでない。
それでも、彼女に襲いかかる度胸はないし、自制する精神力もある。その結果が、借りてきた猫の様にされるがままの状態で。
結局、初心な少女は彼女の悪戯に逐一引っかかっては、反応してしまうことになる。飽きるまでとはいつになるやら。
それがこの井戸端の往来で半ば公開処刑めいた羞恥プレイとなるか、或いは場所を変えるかは、夜更けを過ごす二人のみ知る話だろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からユーリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にエリビオさんが現れました。
■エリビオ > ガス灯の仄かな明かりで照らされたカフェは心地よい。
室内に流れるBGMはないが、ぽつんぽつんと座る客たちの談笑のざわめきが耳障り良く。
淹れたてのコーヒーの香りが鼻先を擽る。
カフェのバイト終わり。自分も憩いのひとときを楽しもうとした少年は席の一つに座り。
珈琲一杯と軽食を食べて帰るつもりが、いつの間にか眠気に襲われた。
頬杖ついた手の甲の上に顎をのせて、うつらうつらと船を漕ぐ顔は淡い微笑みを浮かべている。
■エリビオ > 温かな茶と軽食を楽しんだ後、もう少しだけこの空間を楽しもうと。
頬杖に顔を乗せて店内を見渡して過ごすのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」からエリビオさんが去りました。