2024/07/26 のログ
■エレイ > 流石にそう都合よくいくものでもなく。やがて軽く頭を掻きながら立ち上がると、ふらりとその場を離れ人通りの中に紛れてゆき──
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にリサさんが現れました。
■リサ > 冒険者などで込み合う冒険者ギルド。
依頼を受けた者や終えて戻ってきた者の混雑を抜けるようにして依頼が張り出される一角に向かう。
何度かぶつかり、謝りながらたどり着けば早速何かないかと探し始めて。
「んー……ないですね…」
ぱっと見た範囲では張り出される依頼は初心者向けばかり。
中には報酬が良いものもあるが、依頼を出してから日がたっている様子で依頼用紙がぼろく、何より怪しく見えて却下して。
そうなると、本当に残るのは薬草採取や遠出になる配達が主。
どうしたものかと考え込むようにして残る依頼を眺める。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にエリビオさんが現れました。
■エリビオ > 混み合いへし合う掲示板の前に人垣縫うように前に出る。
長い指先を紙片に触れるか触れまいかの距離でなぞって張り出された依頼書を一つずつ目を通した。
周りにいる人間もやがて目当ての張り紙剥がして離れていってもまだ刑事の前に佇んで。
だから隣で独り言零す相手に気がついた。気づけば依頼掲示板の前は二人。
妙な親近感から口元を緩めて囁いた。
「君もいい依頼がみつからない?」
■リサ > 選り好みをすれば依頼はどんどんと減っていく。
そんな事は当然わかってはいるのだが、それでも少しでも報酬を良いほうにと考えるのは人の性。
そうする間にも妥協したり、これと選んでは依頼を持っていく同業者。
気が付くと依頼も少なくなり、掲示板の前の人も減ってしまい。
「そうなんですよ。中々見つからないんですよ」
これ以上依頼が減る前に妥協すべきか、そう考えていれば掛けられる声。
そちらに目を向ければ多分初めて会った少年。
そんな少年に少し困ったような笑みを見せては、そうなんですと返して。
■エリビオ > 「俺も同じ」
身長差から掲示板に腕を突きながら同じ視線の高さで目を細めて呼応した。
そしてもう一度掲示板に視線を戻しては、まだ残された依頼の数々に黒瞳を流してゆき。
「どんな依頼を探してるの?
俺は夏場で一気に稼げるヤツを探してるんだけどなかなか見つからなくてね」
■リサ > 「いい依頼は早く取られちゃいますね」
自分よりも背の高い少年が視線の高さを合わせてくれたので見上げる必要はなく。
その気遣いに感謝をしながら、自分と同じく依頼を見つけれない少年に、ないですよねと笑い。
「私ですか?
私は報酬はそれなりでもいいので、近場で済むものですね。
今の時期の遠出は大変ですから」
そう言っては暑いのは苦手ですと困った顔を見せて。
■エリビオ > 「だねー。出直そうかなとも思ってたけれど」
這わせていた黒目を細め、その先にある依頼書を指先で初めて触れた。
「それならこんなのはどう?
まれびとの道周辺に最近できた洞窟で調査兼害獣討伐だって。
誰にでも出来そうなやつだけど、急遽募集だからお金は悪くない。
一緒にどう?」
薄く小首を傾げ。
「それとも他にいい依頼見つけた?」
■リサ > 「まだ余裕もありますし、それも有りと言えば有りですけど」
戻って明日にかけるのもアリではある。
依頼書に触れる少年の言葉に少し考え。
「洞窟の調査と害獣討伐ですか?
こんなのあったんですね、あの辺りならそんなに遠くもないですね」
少年が示した依頼は気は付いていなかったが条件は悪くない。
そして他にいい依頼が見つかった訳でもなく。
「良いのは特にないですよ。折角ですからお願いしますね」
そう言っては小さく頭を下げる。
■エリビオ > 「それじゃ決まり」
ビリと景気よく破った依頼書を手にして。
「そういえば自己紹介がまだだった。
俺はエリビオ。よろしくね。」
小さく頭を下げる相手に、畏まるならないでの意味で軽く手を振り。
手続きをしてから二人して洞窟に向かうだろう――
■リサ > 決まりという少年が依頼書を手にしたのを見れば頑張ろうと意気込み。
「あ、そうでしたね。
私はリサです、よろしくお願いしますね」
そういえば名前を告げていなかったと、うっかりしていたと恥ずかしそうにし。
そして手続きを終えて、洞窟へと。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からリサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からエリビオさんが去りました。