2024/07/23 のログ
グスタフ > 「細かいことを言うと、材料費やらどうするかってこともあるしな。
 とりあえずコスト考えずにメニュー開発してから、
 現実的なコストを考えて調整するのがベターか?
 最初からきっちり考えてコストクリアした料理も美味しくなくちゃ意味ないしな。
 細かいことは気にせず、美味しいのがでてきてからだろうな」

女将と目が合う。

「独り言が多いか? 愚痴だよ。たまには聞いてくれ」

グスタフ > 「魔法で……って、そんな便利なものじゃないか、あれは。
 門外漢だけどな。幻術で夢見させた方が簡単そうだ」

匙を投げるような仕草で諦める。

「実際、飯食いに来てばっかりだけど。出会い宿としての売り上げは……ああ、そう」

グスタフ > 「来るときは来るって感じなのかね」

煙草に火をつけ一服。

「それじゃ、俺の来る日が悪いのか? そうか……」

紫色の煙をあげる煙草は合法薬物で、ふんわりとエロい気分になる。

「こいつも仕込みとしてはいいんだけどね。即効性がなくて。
 これくらいはいいだろ? 別に。」

グスタフ > 「今日は帰るよ。ごちそうさん」

煙草の煙をくゆらせながら店を出ていく。
あーどっかでエロい女いないかなぁ、などと呟いて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 早朝から空が灰色だとは思っていたけれど、短い時間の外出のうちにどんどん天気が悪くなっていったのは予想外だった。
同じように考えていた人が多いのだろう、朝の大通りは急な大雨に、通行人があちこちの軒先へと駆けこんだりして騒がしい。
そんな中、ぱしゃぱしゃと水しぶきを上げながら小走りに、他の人たちと同じように避難場所を探す。
ブラウスはすっかり濡れてしまって、肌にまとわりついてきて、すこし気持ちが悪い。胸に抱いて庇うようにしている鞄を傘代わりにしたら多少は雨粒をしのげたかもしれないけれど、買いつけたばかりの商品や愛用の手入れ道具が濡れてしまうのは、とても困る。
頭からざあざあと雨に降られながら、ときどき視線を左右に向けて。どこも人でいっぱいになっている店先に小さく溜息を吐きながら、空いている場所を探す。

「っ…」

こんな事なら傘を持ってくるんだったと思っても後の祭りで。

ミンティ > 人見知りするせいで何人かいる場所に自分もと押しかけていく事はできず。靴下がすっかり水を吸ってしまうくらいまで走っていて、ようやく空いている軒下を見つけた。
あわてて駆けこみ、髪の水気を拭ったりしていると、大きな雷の音。びくりと震えて竦みあがり、不安そうに空を仰ぐ。
通り雨みたいにはやく止むようにと祈りながら、しばらくはそこでじっと立ち尽くしていたようで――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にユーリさんが現れました。
ユーリ > 夏の夜。通り雨の降る街路をぱたぱたと、一人の少女が駆け抜ける。
本来は耳隠しのフードを目深に被り、少しでも濡れない様に気をつけながら辺りを見回しながら。
雷などは鳴っていないが、それでも降り注ぐ雨はざぁざぁと音がする程に勢いのあるもので。
やがて、雨宿りできそうな軒先を見つければいそいそと滑り込むものの、少女はすっかり濡れ鼠だった。

「うぅ、中も外もすっかりずぶ濡れですよぅ……」

纏うローブはそれなりに丈夫なものの、雨を弾く素材が使われている訳でもがっちり厚手な訳でもない。
夏の暑さにも耐えられる様に誂えられた、通気性の良い薄手の代物である。撥水性など皆無に等しい。
結局、中に着ているスカートやブラウスどころか、その下に纏う上下の下着すらもぴたりと肌に張り付いていた。

「……すぐ止みますかね?」

見上げる空は、夜の闇。やや低く感じるのは、夜天を覆う分厚い雲のせいだろうか。
いずれにせよ、雨が止むまで動くに動けない。後背の店もどうやら閉店で明かりもなし。
雨よけの中で揺らぎながら燃える街路の灯を頼りにしながら、しっとり濡れた時が過ぎる。

ユーリ > 待つこと少し。土砂降りだった雨は、この季節の風物詩らしくすぐにその勢いを弱めた。
それでも濡れるのを免れることは出来ないが、既に全身濡れ鼠ならば躊躇することもないだろう。
少女は再び駆け足で、寝床の宿屋へ向けて駆けていく。宿についたら少々お湯を貰って温まることにする――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からユーリさんが去りました。