2024/07/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノイジーさんが現れました。
■ノイジー > 今日も今日とて日差しが強く、そして蒸している。
ダラダラと汗をかきながら働く人たちを見ながら、猫娘は日陰で座っていた。
「あづいにゃ…溶けちゃうにゃ…」
快活そうな少女じみた顔は今となっては熱によって見る影もなく。
その健康的な肌はじりじりとする暑さで汗がだくだくとなっていた。
ホットパンツは汗を吸ったせいで太ももや腰に食い込んでしまっている。
パタパタと尻尾でうちわを掴んで扇ぐも、生暖かいせいで相対的にマシでしかなかった。
「アイス食べたいにゃ~。お風呂入りたいにゃ~」
首には奴隷であることを示す首輪を着けながら、そのミレーの少女はぼやいて。
人通りがそこそこ多い通路の日陰で寝転がった。
■ノイジー > いつもならばこんな風にしているのは稀だが、今日は特にセンサーに反応する人もなし。
みんながみんな必死なので自分にとっての栄養補給が出来ずにいた。
金はあるが暑すぎて動くのも面倒である。
「んにゃぁ…寒いのも暑いのも嫌だにゃ。
また早く春に戻って欲しいにゃあ。…はぁ」
じたじたと地べたでうちわを扇ぎながらそうぼやいて。
見目は悪くない奴隷少女がそんな醜態を晒すなか、日はさらにのぼっていく。
余計暑さを感じて、それ以上動かなくなれば死体のようである。
「み…みず…」
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からノイジーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノイジーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノイジーさんが現れました。
ご案内:「」にノイジーさんが現れました。
ご案内:「」にノイジーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノイジーさんが現れました。
■ノイジー > 誰も話しかけて来なければ、こちらも話しかける気力もない。
ゆっくりとそこから立ち上がれば倒れていた地べたには汗で湿っている。
眉を下げて非常に元気がなさそうにしながら歩きだして、適当な店を探そうとする。
「うーん…涼しそうなところを探すかにゃ…」
そういいながら伸びをして、適当にまたぶらぶらと歩き始めて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエリビオさんが現れました。
■エリビオ > 日差し強く額に浮かぶ汗が前髪をくっつけるのが鬱陶しい。
なんども腕で額の汗を拭いながらなにか涼もうと露天商からアイスを買って。
さぁどこかに座って食べようかと周囲を見渡していた。
そんなところでどこか辛そうに歩む獣人の姿が見えたから、その目に止まり。
行く場もない辛そうな足取りに、つい声を掛けた。
「大丈夫かい?この時期じゃ熱中症もある……入りづらいだろうけれど。
体が参るよりはマシだと思う」
ぶらつくその背に話しかけた。
■ノイジー > ぶらぶらと歩いていると、こちらへと話しかける声が聞こえてきて。
ぴょこり、と耳と尻尾が動いて、油のさしていないブリキ人形のようにギギギと首をそちらへと向く。
見れば学生服に身を包んだ少年、背丈的には青年と言っていいのだが。
それが持っている、アイスに視線が向いて……。
にへら、と顔が歪むと同時に、弾丸のように一気にとびかかる。
「行きます行きますにゃ!命の恩人感謝永遠ににゃ!」
と言って地面に犬のように座りながらアイスを恵んでほしそうにする。
猫の特徴なのに、犬のような仕草。なかなか絵面はこんな猛暑の外でやるにはひどいが。
この猫にとっては今は必死になるべきことなのだった。
「だからそのアイスくださいにゃ!名前も知らぬ今あったばかりのご主人様!」
■エリビオ > 「おっと!」
素早い動きに思わず後ろに体に身を引くも、その躰が低く低く、奴隷のように畏まるから。
突然の出来事の連続で、警戒こそせぬものの、きょと、と幾重も黒瞳瞬かせて相手を見眺める。
やがて猫のように物欲しげに見つめる瞳と重なれば力が緩んで目を細め。
「命の恩人って。声かけただけだし。
ここから俺が助けないといけないように誘導してないかい。
キミ?」
低い位置にある額を指先で軽く突いてから、長い足を折り曲げて膝崩して頭の高さを揃えた。
「いいよ。そこまでされてあげなかったら夢見が悪い。
溶けちまいそうだから早めに食べちゃいなよ。
あと、御主人様じゃないからな。」
手に持つスパイラル状の白いものはソフトクリーム。
食べれば暑さは引くだろし、持ちてのコーンは腹を満たすかもしれない。
■ノイジー > 「違いますにゃ!一人でずっと誰にも話しかけられなかったにゃ!
いくら猫ちゃんは一人で生きていけるからってあんなふうになってて誰も声をかけてくれないのはひどいにゃ!」
ぷんぷん!という音が聞こえるような怒り具合。
そうして怒っていると、額をつつかれて首を動かされた後、視線が同じになって。
キョトンとしながら少年を見上げつつ、その言葉にうなずく。
「ありがとうございますにゃ!いただきますにゃ!」
ぺろぺろと、渡されたソフトクリームを両手で持ちながら舐める。
この暑い中、まだ数分しかたっていなくてもソフトクリームは溶け始めている。
両手にべたべたとくっつくがそれを気にせず美味しそうにソフトクリームをなめた後。
そのままバリバリとコーンをぺろりと食べれば満足そうにうなずく。
が……
「おいしかったけどやっぱ暑いにゃ~!!涼しいところがほしいにゃ~!」
と、少し叫びながら額の汗をぬぐう。
「あ、わたしちゃんはノイジーにゃ。お兄さんは誰かにゃ?」
■エリビオ > 「うーん。苦労してたんだねぇ……」
アイスを食べてる間、茫っと美味そうに食べるアイスを見て、ごくりと喉を鳴らした。
その後にさらなる涼みを要求するものだから、眉が下がって感情が露になってしまう。
「うーん。食べておいてまだ暑いはショック
でも、確かに今日は暑いもんね。」
仰ぐ空は太陽が見るだけで肌を焼くばかりギラついて地上を見下ろす。
「涼しい所ねぇ。学園なら開放されてる教室で涼めると思うけれど。
キミ、多分そういうところ苦手だよね。
かといって茹だりそうなほど熱くなってるし。
どうしよう。」
汗ばむ少女の姿に目を細めつつ
「俺はエリビオだよ。ノイジー。ご主人じゃなく友達としてよろしくね」
■ノイジー > 「まぁ、苦労してるのわたしちゃんだけじゃなくてみんなだけどにゃー」
そう言いながら、ぺろぺろと、自分の手すら舐めている。
べたべたとくっついてしまったクリームがおいしいのだろうか。
「そうにゃそうにゃ。今日は本当に暑いにゃ。
というかここ最近は毎日暑いにゃ」
ふぅ、と満足したのかまた尻尾でパタパタとうちわを扇ぎながら。
「教室にゃあ。でもあんまり騒がしいのもいやだにゃ。
というか涼しんで寝られる場所ならどこでもいいにゃ。
案内してくれるならついていきたいにゃ」
そう言いながら立ち上がれば、少女に見えたがその両足はすらりと長い。
青年と同じほどではないにしろ、女性としてはかなり高身長だとわかるだろう。
「お友達さんにゃ!エリビオくんよろしくにゃ!」
■エリビオ > 「そうそう。みんな苦労してるから助け合わないとね。
今度俺が困っていたらアイス奢ってよ」
ね、と片目を閉じて話しかける間も美味そうにクリームを舐める姿には、
流石に性的な目で見てしまいつ、と視線を横に逸らした。
そして立ち上がれば案外背が高いことにまたも視線を追って。
「はぁぁ、結構でかいね。ミレー族って小さな人しか見なかったから。
その体格なら力仕事とかも出来るから御主人様も早く見つかるよ。
うん、そうだね」
場所を変えよう、とのといかけに。
とん、と膝弾みにかろやかに立ち上がれば。
「それじゃ九龍の水浴び場はどう?
水風呂があるんだってさ。
俺も汗を流したくなったし一緒にくる?
入浴料くらいは奢るよ。」
相手が了承をするならば立ち上がりその背をもって案内をするだろう。
■ノイジー > 「大丈夫にゃー。今度といわず今から奢るけども……」
別に、お金を持っていないわけではないのだが。
それを伝える理由もなければ言うという発想もこの猫にはなかったので仕方ない。
ただまぁ、今はいいというのならわざわざ今は奢る様な真似はしない。
「モデル体型ってやつだにゃ。まぁだから小さい人には怖がられたりしちゃうんだけどにゃ。
力仕事にゃ?まぁ体力仕事ってことならできるけど暑いところでやるのはいやだにゃあ」
立ち上がった彼を見ながら、うなずき。
「水浴び!つまりお風呂!しかも水風呂だにゃ!?
行きたいにゃ行きたいにゃ!エリビオのおごりだにゃ!」
わーいわーい!と子供のようにはしゃぎながらその辺を走る。
意外と力ないように見えたが全然元気の様子である。
「じゃあさっさと行くにゃ!」
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からノイジーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエリビオさんが去りました。