2024/06/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・連れ込み宿」にクローネさんが現れました。
■クローネ >
「とっとと失せな短小野郎!」
真っ昼間。
そう真っ昼間である。
平民地区にある連れ込み宿の一室から男が蹴り出されていた。大変不名誉な罵倒と共に。
半裸の男は何やら怨嗟を、自分を蹴り出した女に向け叫びながら慌ただしくズボンを直しながら足早に宿屋をでてゆく──。
「はっ、下手糞の分際で負け惜しみだけは立派ね。雑魚すぎじゃない?」
逃げるように去った男の背中に大変下品に中指を立ててみせていた女はあられもない黒いレースのネグリジェ姿。
宿のエントランス。自分に視線が集まっていることに気づけば、何見てんだと言わんばかりに辺りを睨みつけていた。
■クローネ >
「はぁーぁ。今日は仕事も男もロクな引きしなかったわ…」
つまらない日はとことんつまらない。
顔はいいからと期待してみればテクニックも何もない、何一つつまらない男。
おまけにアソコも小さいとあれば肉ディルドにもなりゃしない───と。
大変蹴り出された男が哀れではあるものの、この女はこういう女である。
それなりにギルドまわりでも悪名が知れ渡る女だと気付けなかった男の落ち度を言えなくもない。
どーせ前金で金は男が出してるし、時間いっぱいまで寝てから夜の街で飲み直すか、なんて思いながら。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・連れ込み宿」にトーラスさんが現れました。
■トーラス > 客引きでも引っ掻けて連れ込み宿にでもしけ込もうと繁華街を歩いている途中、
突如として宿の入口から転がり出てくる半裸の男にぶつかりそうになり目を瞬かせる。
ズボンも履けていない彼が、足をもつれさせて転び掛けながら逃げる様子に、
何事が起きたのかと、驚き半分、興味半分で宿の入口を覗き込み。
其処で不平不満を垂れながら周囲を威嚇する女に気付けば、得心してかかっと嗤い。
「いよぉ、クローネじゃないか? さっきの半裸男はアンタの仕業かい」
ある意味で彼と同様のギルド内での問題児。
その風聞は幾度も耳にしており、過去には身体を重ねた事のある相手。
彼女が事の発端だと知れれば、何も不思議な事はないと納得しながら宿内に足を踏み入れて。
「相変わらず、男漁りが激しい割りには、男を見る目は養われねぇんだな。
どうだ、一発。口直しに俺が相手をしてやろうか? それとも、憂さ晴らしに呑みに行くかい?」
馴れ馴れしい言葉を掛けながら、ネグリジェ姿の女に近寄れば、おもむろに片手を伸ばして尻を撫でて嗤い。
■クローネ >
「───ん?」
髪を掻き上げながら気怠げに言葉を返す女は怪訝な視線を男へ向ける。
まぁ自分に気軽に声をかけてくる男となれば、過去に過ぎ去った男の一人か、なんて納得して。
勿論他人への興味が希薄な女、顔と名前が一致するどころか名前を覚えてすらいない。
「うっさいわね。ツラだけ整えた痩せイヌみたいなつまらない男ばっかなのが悪いのよ。
…ふぅん、一発、ねえ……口直しになんの?…アンタで♡」
遠慮なく、形の良い小ぶりな尻を撫でる男の屈強な胸板につつい、と指先を這わせてみる、挑発的な仕草。
体つきはいかついけど、あっただろう過去はどうだったカナ…なんて。記憶を探りながら。
■トーラス > 恐らくは自分の顔も名前も覚えていないであろう女の反応。
彼も女好きで手当たり次第に手を出すような輩として悪評高いが、
彼女の誰彼構わず股を開く尻軽振りも堂に入ったものである。
何しろ、王都内に何人の穴兄弟が居るのかは数え切れぬと揶揄される程である。
「女ってのは、ああいう面の良い優男が好きなんだろ。
おいおい、つれねぇなァ。顔と名前は覚えてなくても、こいつは覚えてんだろ?」
挑発的に己の胸板に指を這わせる女の手を尻を撫でるのとは逆の手で掴み、
にぃ、と口端を弛めて持ち上げると、その手を己のズボンの内側へと滑り込ませる。
その指先に触れるのは布地の内側に窮屈そうに収まる彼の逸物。
未だ柔らかさを保つ其れは、既に先程、彼女の中を往復していた粗末な肉棒を上回る大きさで。
「な? ……思い出したか?
だったら、たっぷり啼かせてやるから、部屋に案内しろよ」
触れた逸物で彼女が記憶の淵から彼を思い出したかどうか。
何れにせよ、身を寄せながら、彼女の借りる部屋まで連れ込もうとして――。
■クローネ >
「豚みたいなのとかブッサイクなのよりはいいけど。顔だけじゃねー?
顔のいいだけの男連れ回してステータスとか思ってるメスは知ったことじゃないけど」
そちらこちらにカドの立つ言い口もこの女の性格の悪さを物語っている。
ともあれ、手を捕まえられ男の逸物へと誘われればそのサイズは十分に感じることが出来る。
「──…ま、いっか…♡ 遊んだげる」
どーせ時間も余っているし。
さっきの男よりは大分マシ。そんな男を舐めた値踏みで先程男を蹴り出した部屋へと。
…あからさまに行為の途中…どころかはじめたばかりで追放されたのだろう部屋はシーツの乱れすらもさしてない有様。
男がやや気の毒にも思えるほどである。
「で? でかいだけ、…ってワケでもないんでしょ?前はどーだったかナー」
ベッドの脇に立ち、ばさりを長い黒髪を両手で背なへと流しながら、ネグリジェ姿の女は挑戦的あん赤い視線を男に投げかける。
──濃密に満ち始めた肉欲の香り。冷めた部屋に満ちはじめるそれが、先程までとは"違う"雰囲気を醸し出していた
ご案内:「王都マグメール 平民地区・連れ込み宿」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・連れ込み宿」からクローネさんが去りました。