2024/06/07 のログ
ジュン > 「さてここまでくればいいかな、改めて大丈夫?」
訓練所を抜け近くの人気の少ない路地裏に潜り込めば
お姫様抱っこしていた少女に声をかけ

「いやー危なかったねー何とか受け止められてよかったよ」
少女を下ろしつつも
手は馴れ馴れしく身体に触れたまま、むしろ肩から抱き傍へと寄せ逃がさないようにしようとしていく

プシナ > 「………………………」

(なんだろう……。お姫様抱っこというのは多くの女性の憧れであり、自己肯定感の極端に低い駄肉娘とてその例に漏れず、『いつか体験してみたいなぁ…♡』なんて素朴に乙女心をときめかせた物だ。 ――――が、現実はコレ。何故か全くときめかない。なんというか、物凄く雑なのだ。小麦袋を肩に担いでいるのと同じノリ。高身長、筋肉質、ツリ目気味の野性味ある顔立ち。それらは ぷにぽちゃ的にはストライクのはずなのだけれども、あまりの急展開ゆえかそうした魅力的な印象も感じられず、何やらもやもやっとした人影を相手取っているような違和感ばかりを覚えてしまう。その人影さんの発する言葉も、深みがないというか、そもそも人格が良くわからないというか……。だからこそ、なのだろう)

「――――――ぁ、ぁりがと……でした。じ、じ、じゃあ………」

(普段であればされるがままに流されて、最後まで行ってしまっただろう肩抱きから、駄肉もぞもぞ身を離し、ぺこりと頭を下げながら聞き取りづらい小声の吃音でお礼の言葉を口にして―――――プシナは逃げた。)

ジュン > 「おやま」
自身から抜け出す様子にそんな声を漏らしつつも

「それじゃね、気を付けて」
そのまま去っていく背中にそう声を掛けつつ
残念そうに肩をすくめるのだった

ご案内:「平民地区 昼下がりの訓練所」からプシナさんが去りました。
ご案内:「平民地区 昼下がりの訓練所」からジュンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「もー、ひと声。いやァ、おっさん、こりゃ高ェよ。なあ。」

休日の広場、賑わう人の中で、ひときわデカくて目立つ男が難癖付けていた。
正確には値段交渉――、なんでもありのがらくた市で、これを売れ、アレを値切れと言いまわって、笑っていた。
こっちの迫力に気おされたのか、高いと店主も思っていたのか、しぶしぶの値下げでよくわからない陶器を買う。
別に金が惜しいわけじゃあない、やり取りが楽しい。

「おう、ウン、掘り出しモン、掘り出しモン。よくわかんねェけども。
 ――さァて、これどうすッかね。」

小脇に紙袋を抱えて、中身をどうしたもんかと思案する。
どうせがらくた市の品物だ、いっそどっかに売り払ってもいい。値段相応の値が付くかは知らないが。
ついでに小腹でもすいてきた気がする。美味いメシ、なんかないか、――面白いものでもいい。
何かないだろうかと、視線をぐるりと回してみる。