2024/06/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿の食堂」にグライドさんが現れました。
グライド > (その日、宿屋は喧騒に包まれて居た。
荒くれ共のいざこざから端を発した騒動は、何が如何変遷を辿ったやら
今では謎の、力自慢大会へと発展して居る。 宿の店員も止めれば良い物を
逆に良い機会だと捉えたか、勝負に対して、賭けの胴元を始めては
当初の殺伐さとは、また少し異なる盛況さを見せている

己はと言えば、その騒ぎを遠巻きに眺めながら、のんびり食事中だ
賭けにも興味は無いし、勝負事にも惹かれない。
顔見知りの傭兵からは、『御前が一枚噛めば稼げるのによう』だなんて言われたが
こんな所で小遣い稼ぎをするつもりも無ければ、恐らくは
己が参加しない方が、きっと盛り上がる筈だ。)

「……ああいう勝負ってのはな、在る程度力が拮抗するから愉しめるってもんだ。」

(店としては、初めから読めた勝負では儲けにもならぬだろう。
故に最初から、不参加の意思表示だけしておいて、平和を享受して居ると言う訳だ
喧騒が向こう側にあるおかげで、のんびり過ごして居られる

店員に、賭けの取り纏め以外の仕事をさせるべく、麦酒を頼んでは
既に空にして積んだ皿と器を下げて貰い、椅子の背凭れに身体を預けた
ぎぎ、と、其の重みを伝える様に、椅子が軋み)。