2024/05/21 のログ
ルイーゼ > 「きちんとしないと駄目だよ?」

素直に頷いた少年に、よろしい、というように頷き返し。
本を戻そうとした時にタイミングよく表れた蜘蛛、冷静な時ならば少年かもと気が付きもするが。
突然に腕に這っている感触があれば、察する余裕などはなく年ごろらしい悲鳴を上げてしまい。

「いたた……大丈夫だよ」

驚いた様子で覗きこんで来る少年に大丈夫と言っては、ぶつけた場所の痛みに声をこぼし。
そこで自分の格好に気が付けば、慌てて足を閉じるも顔は真っ赤。

「み……見た……?」

そして顔を真っ赤に染めたまま、少年に見てしまったかと小さく問い返すしかできずで。

ピーター > 「見た?……何を?お姉さんが転んだ瞬間なら、見たけど……」

少女からの問いに何のことかとばかりに首を傾げる。
正直に答えるのであれば、キワドイ下着どころか尻餅の際に今日最大級にバウンドした巨乳もしっかりと目に焼き付けている。
しかしそんな事をそのまま言える筈もなく、下着なんて一切気にしてないと言わんばかりのすっとぼけを披露した。

「それよりお姉さん転んだ拍子に更に何冊か本落ちてきたけど、やっぱり店員さん……呼ぶ?」

と戻そうとしていた本の周囲にあった本がルイーゼの周囲にばらばらと落ちている。
揃いも揃って官能小説、うち一冊は挿絵の頁が開かれて落ちていた。

ピーター > ≪後日継続予定≫
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルイーゼさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からピーターさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にヴァンさんが現れました。
ヴァン > 暖かい朝。依頼の受注ラッシュが一段落した頃に男は冒険者ギルドに顔を出した。
この時間帯に残っている仕事に割の良いものはない。今依頼票を見ていたり酒場で食事をとっているのは今日休みの者達だ。
男も今日は休みだが、だからこそここに来た――日曜大工ならぬ、休日冒険者。
先週は神殿騎士団の仕事で聖都に滞在していた。会議の運営という慣れない仕事だったが、よい経験をしたと思う。
肩からさげた鞄の位置をなおすと、掲示板へと向かう。

「この前はやらかしたからな……」

眺めている依頼票はどれも退治・討伐系だ。苦い思い出があるのか、口をへの字に曲げると酒場を再び見回した。
一人で行くのもいいが、若手の育成も兼ねて同行者を募るのも一興か。とはいえ、男が話しかけられそうな者は――。

ヴァン > 酒場を見渡してみるが、先程も言った通りほとんどが今日は休みのつもりで過ごしている者達ばかりだ。
それはベテランだけでなく、駆け出しにとっても同様だ。陽気も相まって、どことなく弛緩した空気が流れている。

「……ちょっとひっかけてから行くか」

目ぼしい案件を掲示板から引き剥がして、受付カウンターではなく酒場のカウンターへ向かうとスタウトを注文した。
他の冒険者が依頼を受けられなくなるので厳密にはルール違反の行為だが、今貼ってあるのは売れ残りばかりだ。
わざわざ注意する程でもない、とこの場にいる多くが思っている。
ジョッキを受け取って硬貨を渡すと、奥のテーブルへと向かって腰掛けた。喉を鳴らして二割ほど飲む。

ヴァン > 何度かに分けて酒を飲み干した後、ギルドの受付カウンターに依頼票を渡す。
中身は山賊の討伐依頼。小規模なため額も高くはなく、複数人でこなすには不向きな案件だ。

「ヒットアンドアウェイでやる分には一人でも問題ないんだけどな」

それができる人間はもっと高位の依頼に挑む。こういった掃除も男の役割の一つだ。
受付と二言三言言葉を交わした後、男は鼻歌でも歌いだしそうな顔で建物を出ていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からヴァンさんが去りました。
ご案内:「平民地区 出会い宿」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 街の宿屋兼食堂で一杯。くぅ~、喉の渇きが癒える。
最近は熱くなってきたため麦酒が旨い。
つまみは豆。炒った豆をポリポリ。

この宿屋、食事もちょっとした有名店であったが。
出会い系の宿としても知られている。カウンターでいくらか払うと色つきの札がもらえる。
札の内容によって、友達募集やらセフレ募集やらいろいろあるわけだ。
今、男はセフレ募集の札を下げて、酒を呷っている。