2024/05/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にハクさんが現れました。
ハク > 「あー、いい天気……」

平民地区の公園、立ち入り許可されている芝生広場に生えている木の木陰に座ったまま、吹く風に揺られて気持ちよく声を上げる。
朝から今日は予定がなく、かといって娼館の方も清掃やらで仕事はない状態。
冒険者ギルドに一度顔を出したが、パーティ募集の掲示板を見ても自分とマッチしそうな人はおらず、顔見知りもいないので手持ち無沙汰に公園にやってきたのだった。
まだ正午にはなっておらず、しかしながら急に温度があがってきたのを感じて、こうして日陰で涼んでいるのである。

「んー、どうしよっかなぁ……」

30分ほどぼけーっとしてから、どうするか悩む声をあげる。
眼の前を通る人の姿に知り合いが混じれば声をかける、という手もあったが……今のところその様子はない。

やりたいことを考えてみるも、正直急いでやるような事はない。
何なら今から九頭竜の水浴び場に行くなり、貧民地区の客引き広場に行ってもいいが、それらは最終手段と考えている。
なんせ、日常的な行為なのだから。
であれば冒険者ギルドの修練場に行ってちょっと外で戦う予行練習などするか、とも考えてみたり……また魔導書探しをしてもいいか、とも考えている。

なんなら交友関係を広めたい気持ちもあるが、娼館以外にピンとくるそういう目的の場所を知らない。
どうするかなぁ、と思いながらぼけーっと木陰で座ったまま、公園の外を歩く人の姿を見ているのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアイオンさんが現れました。
アイオン > 天気のコロコロ変わる最近の日々。
今日も朝と比べれば、一気に温度が上がって来た所。
途中喉が渇いたので買い込んだ、ミックスジュースに口をつけながら、平民地区の公園に差し掛かる。
白いローブとはいえ、フードまで被っているから見た感じで言えば普通に暑そうにも見えるだろう。
実際には、本人それほど暑いとは思っていないのだが。

そうして公園内を歩いていると目に入る小柄な姿。
何処か扇情的なシェンヤン風のドレスをきた、自分より少し小さいと思われる狐耳の少女。
その首には首輪がついており、誰かの奴隷かなと思いつつ、少し見ていても主人らしき人間は現れず。
その様子は、暇を持て余しているように見えて、興味がわいてとことこと近づいていく。
気配を消す術も、その気も無いので近づけば少女もすぐこちらに気づくだろう。

「こんにちは、なんかいきなり暑くなったねー。
ねね、見てる感じひまっぽいけど、どうしたの?」

木陰に座っている少女の近くに寄り、其の木陰に入りながら座っている少女に声を掛ける。
ちなみに声を掛けた本人には物理的な戦闘力は皆無であり、そういう意味では隙だらけ。
とはいえ、掛けてくる声はどこか心地よく聞こえるかもしれない。
淫魔の力を使ってはいないが、人懐っこい所はそれとは別の本人の特徴ともいえるだろう。
ちなみに下心がある事も隠そうとする様子もないので、ナンパ目的だろうと言うのも判りやすいかもしれない。
そして、止める事が無ければ、声を掛けた後しゃがみ込み、じっと赤い瞳を覗き込もうとする。

ハク > 予定がないし、差し迫ってやるべきことはない。
ある意味幸せな余暇状態といえばそうではあるが……しかしながら持て余しているのも事実。
買い物するようなものはあるか、強いていえばもう少し暑くなった時用のル・リエーで遊ぶための水着か、くらいの優先度が低い事を考えてぼーっとしていたところ。
公園の入口から入ってきた、ジュースを片手にもった……少年?と目が合う。
そのままこちらに歩いてくるのを見て、近くで立ち止まり挨拶をされればニコリと笑みを浮かべ。

「そうですね、だからこうして日陰で休んで……ふわぁ。
 んん、いや本当に暇なので、何をしようかなぁ……と考えていたところです」

近くに腰掛ける少年に向けて緩んだ返事をしながら、素直に答えを返す。
今は特に冒険をする時でもなければ、相手も自分の見た目に近しい存在。であれば口調を作ったりはせずに言葉を返しながら視線をあわせた。

少年の方からも特に戦闘に関するような気配も何も感じられないが、ハクからもそういった戦闘力を少年が感じ取る事はできないだろう。
特注の封印首輪だ。大型犬用のものに似た奴隷用首輪にはネームプレートで『ハク』と刻まれているそれの効果で魔力は完全に封印されている。
もっとも同時に淫魔としての気配も香りも封印されているので、無害な子供ミレー、としか感じる事はできないはずで。

アイオン > 「そうなんだね、えーと…ハクちゃんでいいのかな?」

答えを受け、近づいた事で確認できた首輪に付いたネームプレートを見て首を傾げつつ名前を呼んで。
それから数回、口の中でその名前を繰り返し、知り合いにはいないなぁと小さく呟き。

「あ、ボクはアイオンっていうんだ、学院の混合クラスの生徒だよ、よろしくねっ」

それから、自分の名前を名乗り此方もにこりと微笑んで見せると。
ジュースを置いてからよろしくと言って避けなければ小さな手をきゅっと握り込んで。
そうしつつ、金と赤の瞳を合わせながら、小さく。

「することないんだ、それじゃボクとお話しとか、しよ?」

戦闘力も淫魔の気配も感じない相手。
その姿はミレーにしか見えず、主人がいない様子から本当に今は暇なのだろうと考え。
もしかすれば、こういう風に声を掛けてくる誰かを主人が見ている可能性もあるが、見られる事を気にする質でもなく。
まずは会話からと問いかける…きちんと「とか」と言ってるのは、それ以外もしたいという言葉遊びともいえるだろう。

ハク > 「あぁ、はい、ハクです。よろしくお願いします」

視線がさっきから首輪やらにも向いていたのでネームプレートを読まれたのだと理解し、ぺこりと頭を下げる。
そのまま相手の自己紹介も聞いて、うん、と頷き。

「アイオンさん、よろしくお願いします……学院の人なんですね?
 うーん……じゃあ相談とかもできるかな……」

手を握られるとこちらも握り返しながら、ぺこりと頭を下げて狐耳を揺らしながら挨拶をする。
そして相手が学院……王立コクマー・ラジエル学院の生徒と聞けば、む、と悩むような顔をしながらぼそりと呟き。
ちょっと学校に行ってみたいのだが、そもそもまず前に情報きいた通りミレー族はお断りなんだろうか、等など聞いてみたいことがあるが……

「えぇ、はい、じゃあよろしくおねがいします……?」

目をあわせながらお話しよう、と言葉が続くのを聞いて了承する。
とはいえ特にお話のネタはない。強いていえば先ほどの呟きから発する会話ネタくらいだが、そもそも相手にもなにかあるのかもしれない。まずは最初に何を話されるのか、ちょっと待ちながら尾をぱたぱたと揺らす。

アイオン > 「それじゃお話とか、しようっ」

目を合わせたまま了承を得られれば、こくり頷き。
嬉しそうな笑みを浮かべながら、少し考えて。
ちろりと、視線などを露出している肌や小ぶりな胸に向ける。
それを隠す様子は無く、あくまでも確認している様子で。

「そういえば、その服とか首輪って、ご主人様がくれたの?
ハクちゃんににあってるし、ちょっとえっちくて、ボクとしてはありだと思うけど」

王都にいるミレーが、耳を隠さずに公園にいる。
この時点で少なくとも主人持ちだと、そう考えているのだろう。
というか、主無しミレーが首輪などの所有者がある事を示さずいれば、襲われるお国柄でもあるのだから。

「それに、耳とか尻尾とかふさふさで気持ち良さそう、ねね…触ってみていい?」

じっと見つめつつ、問いかけをさらに追加する。
声を掛けても主人らしき誰かは来ないなら、気にする必要はなさそうだと。
そうかんがえ、自分にはない狐耳や尻尾をみて、手を小さく握ったり開いたりを繰り返す。

ハク > 「はいっ」

再度言われたお願いににこりと笑みを浮かべて返事をする。
視線がちらりと動く狐耳から首元、胸からさらに下に一度向けられてから再び金の瞳がこちらにまっすぐに向けられる。
そして、ついとかけられた質問には耳をぴくんと動かしてから少し悩むように一度空に視線を向けて……

「えーっと、いや、この服も首輪も私の趣味、ですよ?
 御主人様とかも特に居なくてですね。強いて言えば、娼館に身分保障されてるってのはありますけど」

ちょっとえっち、と言われて少しうれしそうに尾を振ってしまいながら誤解されてそうな所を訂正する。
その時にひゅ、っと風が吹くが乳首を隠す乳暖簾がめくれる事はない。もしアイオンがそこに触ればわかるだろうが、先端に少し重しがついているので簡単にめくれないようになっているのだ。

主人なしのミレーで、扇状的な姿。もしアイオンが来なければ無頼な男性に襲われていた可能性もあるが……
まぁ、襲われたなら襲われたので楽しんでしまうタイプになってしまっているので、気にしていない様子を見せている。

「ん、んん、うん、別にいいですけど……尻尾はあんまり根本触らないでくださいね」

じー、っと見つめられながらお願いされ、別にその程度であれば問題ないと少し頭を傾けて耳を差し出す。
毛がふさふさとしている尾も前にまわして触りやすくしてみせながら、その上で手を伸ばして根本に触ったりしないように一応お願いをする。
なんせ尻尾の根本はクリトリス並の性感帯。あまり触られると発情してしまう。

アイオン > 「そうなの、それじゃハクちゃんはえっちなんだ。
…ん、と言うことは娼婦さんなの、それとも下働きとか?」

少女自身の趣味で、身分保障が娼館と聞いて、首を傾げる。
風が吹いても捲れなかった胸元に、残念と言う思いと疑問を感じつつ。
この姿で思ってたような主人がいないとなれば、そのまま襲い掛かる者もいるだろう。
ミレー続とはこの国ではそういう扱いが普通で、少年の対応は増しな方でもある。

「えへへ、ありがとうね…根元はだめなんだね」

差し出された狐耳を片手でやさしく撫で、その感触を楽しむ。
柔らかな指が狐耳の内と外を子擦り上げ。

前に回された尻尾にも遠慮なく触れていく。
最初は毛の流れに沿ってやさしく梳く様に、それから軽く握って扱く様に。
そうして撫でながら、少しずつ尻尾をさかのぼると。

「あ、そういえば…相談て聞きたい事とかあるなら答えられると思うよ。
ボクがわかることなら、なんでもきいて、ね」

尻尾と耳を触れつつ、そう言って首を傾げる。
少女の様子を見つつ、遡る手はぎりぎりまで行こうとしているのか、そのまま根元まで行く気なのか。
ある意味で焦らし探る様な手つきを見せていく、