2024/03/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にサウロさんが現れました。
サウロ > (カンテラを揺らして歩く路地は街灯のオイルが切れているらしく、夜になるとひどく暗い。
 月明かりと星明り、遠くに輝く富裕地区の贅沢な明かりが美しく見える。
 貧民地区はここよりもっと暗く治安も悪いのだから、この暗がりに乗じてここで悪さをしようとする者もいるかもしれない。
 巡回と、オイル切れの街灯を調べること。
 今はどこの隊にも所属していない自由な身ではあるが、王都にいる際は任務も与えられる。
 今日はそんな任務の一環で、一地区の路地を歩いていた。
 店から離れた住民たちが住まう民家が集合している地区なだけにこんな時間になれば人の気配も遠い。
 うっすら窓から零れる明かりがあるくらいだが、その数も少なく、聞こえるのは自らの足音と風の音ばかりだ。)

「……通りから三、四―――― ここもか」

(柱に手をつき見上げ、街灯が明かりを落としていないことに手に持った地図に印をつけていく。
 そんな作業をこつこつと繰り返し、路地の奥へと進んでいった。)