2024/03/07 のログ
■鼎 > 次回出会えた事が叶えられればその時は服装のレクチャーを受けたい。
服装のセンスは誠に皆無なので色から何からとてもかかると予想がついてしまう。
ケモミミ尻尾ははやす魔法があるらしいのでどうにか出来そうである。
知識だけはあるので後は実践あるのみであるがそこまで勇気が持てていなかった。
「おいしく?わたくしはまずいと思いますよぅ。
孤児院とか寄付しに行ったことが1度、所見で1度、今回が1度。
次回上陸した際に港湾都市かここのギルドに地図買いに来ます!
え、ええ、また出会えたらうれしいですがあー是くらいしかないですけど!」
つま先プルプルの背伸びをして ちゅっとキスを彼女の頬に落として、
すぐに片手で手を振りながらバイバイといわんばかりにしつつ小走りで走り去っていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から鼎さんが去りました。
■ネイハム > まずいというがきっと美味しい、可愛い反応が見れそうとみてしまい。
今までのやってきた行き先を聞けば、お金持ちなんだと考え。
次は地図を買うという少女にそれが良いと頷き。
そして案内を終えれば別れるだけだが、その時背伸びをした少女に頬にキスをされては目を丸くし。
手を振り去っていくのを見送り、やっぱり食べてしまえばよかったという思いと、たまにはこう言うのも悪くないという感情が入り混じったまま町中に戻っていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からネイハムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゲイリーさんが現れました。
■ゲイリー > (――ギルドの受付近く。
そこで椅子に座って考え込んでいる姿が一つ。
今日はオフだった、はずなのに冒険者としての装い。
杖は入口のストックにかけてあるが、少々思案するような表情。)
「……ふむ……」
(実際のところ、雨が上がってから時間があった事もあり。
遅い晩御飯を終えて、この場に来ている。
人影は大分まばらであり、その一人一人がどんな道を行くのかを眺めている。
どちらかといえば、これは趣味の様なものである。
人の行き来を観察するのは、なかなかにこれはこれで面白いものなのだ。)
■ゲイリー > (指先に、何の変哲も無い小石を一つ。
それをゆっくりと浮かせる。
普通であればこの程度の芸当は、魔術師であれば出来て当たり前だ。
だが、困った事に浮遊の呪文は強化でも弱化でもない。
ならばどうすれば良いのだろうか?
単純に加速して打ち出そうとする力と、減速して抑え込もうとする力。
力同士の釣り合いだ。
やってみるとこれが存外に難しい。
減速を掛け過ぎれば、小石は地に落ちる。
加速を掛け過ぎれば、小石は飛んでいく。
重要なのはバランスである、調和とも言い換えられる。
人の流れを見ながら、ひたすらに加速と減速を同時に掛ける。
非常にやっている事は地味だし、特に声をかけるような相手も今は居ない様だ。
集中力を維持したまま、椅子に座ってのんびりと、人の流れを眺めていく。
こういった時間もまた、重要ではある。)
■ゲイリー > (さて、誰ともいない時間。
ふと考えてしまうのは、自分の事。
遠い昔、冒険者に憧れた日の事。
自分で決めて自分で選べる、生き様も死に様も。
そんな憧憬から、血筋を隠して冒険者になった。
ただし、待っていた現実は余りにも非情だった。
攻撃魔法の使えない「出来損ない」。
魔術師の皮を被った「落ちこぼれ」。
数合わせにもならない「役立たず」。
それが、ゲイリーと言う魔術師に与えられた「評価」。
指を差されて笑われて、かつては――そういえば、自分の若かった頃。
この国に今は居ると言う、ドラゴンスレイヤーにも憧れた事はあった。
理想と現実、突き付けられ続けた現実。
自分は無能だと言う、現実。
それでも、足掻いて。
足掻いて、必死に足掻いて。
得たものは、死に物狂いで攻略した不人気の迷宮一つ。
名声も無い、賞賛も無い。
無能が馬鹿をして死にかけながら攻略した『だけ』だ。
そんな事を思い返し、一つ笑みを浮かべる。)
「それでも、か。」
(それでも、自分は冒険者としてここにいる。
笑われても、指を差されてもここにいるのだ。
立場は出来てしまったけれど、それでもここにいたいと願った。
それが、きっと答えだ。
今でも、冒険者と言う仕事が好きなのだろう。)
■ゲイリー > (努力は自分を裏切った。
――才能が無い人間を人は自分以下と断ずる。
友と呼べる者もいない。
――都合の良い肉壁としてそう呼ぶだけ。
時には僅かな報酬すら奪われた。
――弱者に人権は無いのだと唾を吐かれた。
何処まで行ってもこの業界で、弱い者に価値はない。
砂金の一粒程の成功者と、砂漠程の挑戦者と失敗者。
いるのはきっとそれだけだ。
自分は疑いようも無い、失敗者の区分だろう。
挫折して失敗して苦しんで、それでも続けている。
だとしても、それら全てが、経験だ。
まだ死んでいない、まだ生きている、まだ次がある。
『次がある』内は、まだ負けていない。
胸を槍で貫かれて金目の物を奪われた?
――結構、次は自分を強化してそれに対応すればいい。
友の振りをしてダンジョンで見捨てられた?
――結構、死んでさえいないなら出られる可能性はある。
努力をしても勝てない相手がいる?
――結構、ならば自分の長所で相手の上をいけばいい。
結果として言えば、変わらずに自分が使えるのは補助魔法だけ。
種類と同時に起動できる数を増やしただけ。
その数が一人につき八つ以上ならば四桁。
簡易の一種なら五桁まで並列起動出来る、なんていうのは些細な事だ。
そんな場面は、冒険者としては先ず来ないのだし。
求めたものと才能のちぐはぐさに、思わず笑う。
歪な才能、長所を鍛え上げて――まだ続けている。
脱落していないのが、今の自分だろう。
だからこそか、多分に若い冒険者が羨ましく見える時がある。
そして、困っていたら手を伸ばしてやりたくなる。
終わっていないなら、まだやれるのだから。
だから、カウンターで困っている新人らしい冒険者を見れば立ち上がった。
右往左往する視線と、何が判らないのか判らないと言う要領を得ない発言。
こういった事こそ、年長者がきちんと聞くべきだろう。
椅子から立ち上がってゆっくりと近づくと、相手に視線を合わせる。
遠慮する事は基本的に大事だ、場面によっては不要だが。
そのまま、穏やかな声で)
「――さて、何かお困りですか? 差し支えないのでしたら、話を聞かせて欲しいのですが」
(いつものように、そんな言葉を相手に向けた。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からゲイリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にヘルフリクさんが現れました。
■ヘルフリク > 「うーっ 寒い寒い」
未だ冬のように冷たい風吹きすさぶ中、とりあえず目についた酒場に飛び込む黒髪のちびエルフ。
知らない飲食店に入ってまずやることといえば美少女や美少年ウォッチングなのだが
あいにくとむさ苦しいガテン系労働者や冒険者の団体様ばっかりだ。
そもそも夜の酒場に美少年や美少女を求めるのが間違いである。
「いやまあ立派な体格の殿方はそれはそれで眺めてて楽しいのですけども……」
とりあえず適当な席に座ってエールと肉を煮込んだものと芋を揚げたやつを頼んで口に入れる。
あ、これ美味しい。