2024/03/04 のログ
クロエ > 学ぶことが出来る、感覚が優れている。結局、どちらも良い点はあるわけで。
その両方が備わっているなら最高なのだが、世の中そう甘くはない。
まあつまり、ないものは羨ましい、となるのはどちらも同じ、なのだろう。

嫉妬とか妬むより尊敬になるのがクロエの精神性ではあるが。

「んー……オッくん師匠がマジヤバって感じなら考えるけどさ。
 んや、気を悪くしないでね。多分、悪いとこもそりゃあるんだろーけど。
 今のトコ、なんていうの?悪オーラより、良いオーラのが強い?的な?
 めちゃヤバまではならないかな、みたいな?信用っていうのかなあ。」

完全に感覚的なものである。
ある程度の悪は織り込み済みではあるけれど、そこまで酷いことにならないかな、という読み。
貞操観念は緩いほどでもないが、固いというわけでもないのだ。

「ああ、そっか。薬とか得意だもんね、オッくん師匠。
 なに?さっきのハーブ飴とかもだけど、お試しの薬とかの実験的な?
 んー、なるほどなー。研究者の血が騒ぐ感じ?」

微妙にズレている感じはあるが、なんだか勝手に納得する。
別にいいよー、くらいのノリである。

「なーに?オッくん師匠、自分でやって照れた系?」

それよりも、と。急に包んだ手を離すオウルにカラカラと笑ってみせた。

オウル > 良い点があって悪い点があるのはどちらも同じだろう。
感覚的なものも、情報や技術に裏付けされたものその辺は変わらないし、それを妬んだり嫉妬しても意味がないと解ってても、自分は尊敬に至らず負の感情が出てしまう。

少なくともクロエさんにはその辺はないのだけども。
普通なら魔法が使えて発動できるだけで、妬ましくもなるのだけども!教えてくれるというし、という感じで何とな区別にいいやとなってしまうのだった。

「んー……信用されているという事なんだろうけど。
 いやいやいや悪い気はしないよ?クロエさんの感覚で、安全な生き物だと思われているなら、……でも、うーん……。」

酷い事はするつもりは全くゼロ。
そりゃ、悪戯にお触りくらいはしたいが。
貞操観念に関しては貧民地区の基準となっているので、声に出し難くはあるが、ね、クロエさん相手に清く正しく何て思える程に聖人でもないわけで、と意外に自分で考えててもちょっと考えがごちゃごちゃとする。

「傷薬とか、解毒剤とか、自分で試せるモノはあるけども、ほら悪戯に使うような奴は自分で試せないし、女性特有のあれこれも、ねー……ややや、流石に許可なしでは試さないし!
 ……研究者ってより、自分が作ったもの成果って気にならない?薬であれ、装飾品であれ…と思いましたまる。」

照れてませんー!と言葉の終わりにくっつけてから、慌てた素振りで両手を自分の肩のあたりまで上げて、ひらひらとさせて笑って見せる。

カラカラ笑うクロエさんに対して誤魔化すように笑う。
クロエさんとの距離と時間は改めて楽しいと思う。
自分と真逆だから余計なのかな?と思うのだった。

クロエ > 「だしょー?いや、あたしこんなだからアレだけどさ。
 暴力とか、そういうのは流石に苦手だし?そういう系じゃなきゃおっけーおっけー。
 ……っても、アレ?無害っぽく思われるのはビミョー、とか?
 あはは、あたしも無害、とまでは思ってないけどさ。
 でも、オッくん師匠は嫌いじゃないしね。」

根本的に人のいいクロエに嫌われるのはよっぽど、ともいえるが。
ともあれ、受け入れた相手にはだいぶ懐広いのがこの少女である。
まあ、お触りくらい別に?みたいなところはある。

「んー、あー。なるり、わかり味。
 やっぱ実際使ってなんぼだもんねー、そういうのって。
 そっかー。薬なんていったら、そういう需要もあるだろうしね。
 売るにしても試さないと、だもんねえ。」

成果物は試したい。誰かが使って実際の性能を試してみたい。
そういうのは、わかる。
自分で使っている爪紅だって、他人が使ってみてどうだろう?なんて思うこともあるくらいだ。
もし、商品にするなら尚更……となってもおかしくない。

で、アレなモノなんてこの都ではめちゃくちゃ需要があるのもよくわかる。
かといって、自分で試す、なんてこともできないこともまあ分かる。

「とはいえ、まああんま人に頼みづらいよねえ。
 そういうの好きー、みたいな人もいるだろうけど。
 それもわかる。しゃーないなあ」

そういう薬大好き!なんて人もまあいっぱいいるだろう。
自分はそういうのは薬無しのほうがよくない?みたいな派ではあるが、否定もしない。
といって、そういう癖の人をわざわざ探して頼むのも、という感じもする。
なるほどなあ、と理解を示す。

それにしても、慌てるオッくん師匠はどこか可愛らしいな、と思わず微笑ましく思ってしまう。
うん。やっぱり好ましい。

オウル > 一般的……ではないか、健全男子的には無害な生物と思われると言うことは、男として見られていないわけで、いやクロエさんに異性として見られたいんだが?という事もなくもないが、無害と言われると無害ではないと自覚があるので、複雑な表情は浮かべようか。

「うーん、これでも小さくはあるけど、いやクロエさんと似たような背丈なので?俺の方が少しくらい大きいまであるけども、オオカミなので、齧られないようにね?と言わせていただきたい。」

クロエさんは少なくとも自分には可愛いと思える。
金色の長い髪は触れてみたいし、小麦色の肌は服をひんむいて見たいと思うし、緑色の瞳だって好きである。
だから、隙あらば齧るよ!と遠回しに宣告しながら、複雑な表情をゆるめて、わざとらしくクロエさんの顔をじろじろーっと包帯に隠れた左目も右目でも見つめてみた。

「ん、試さないとねぇ思いの外に効きすぎも困るし。
 想定外の効果が出ても、と思うし……………。
 結局は誰かが使って、誰かに使ってもらって意味がでるし、難しいところだよー自分で試せない部類の奴は。」

かといって奴隷を購入して試す程悪にはなれない。
『ギルド』の仕事という建前がなければ、『危険な飴』を配布するのだって躊躇い半端な善性をもっている。
――…だから頼めるなら~と思ってしまうわけだ。

「なのでークロエさんが良ければ、安全に安全を重ねて事前に効果を教えたうえで、時々でいいので食べてくれるとー?うれしいけどー?まっでもそれで先生を失うのも嫌なので、無理強いはゼロで……。

うーん、少しばかり矢継ぎ早な言葉になってしまったのを言い終わってから反省するが、言ったあとでは仕方なし。
好ましい、うん、好ましい相手だから、余計に、なのかも。

「デートのお約束も勉強の話も、あとあの時の話とかも一度ゆっくりと話したいので、また会えるかな?ううん、またクロエとあってお話ししたいんだけど。」

ごにょとしたものは誤魔化して、気が付けばそろそろ帰宅をしなければいけない時間なのを思い出して、総括のように言葉をまとめると、最後にゆるっと小首をかしげてクロエの返答まつ、ナンパ、ではない、ただ次も会いたいってだけなのだ、でもナンパでもあるのかもしれない。

クロエ > 「そっかそっか、齧られちゃうか。こわー。
 なんてね。オッくん師匠、そうやって言ってる辺りやっぱ悪じゃないよねー。
 んー……」

じろじろと見つめてくる目線に、こちらもじろーっと見返してみる。
あえて聞いてこなかったけれど、包帯とか気になるところは多い。

「ま、齧りたくなったら言ってね?
 その時はその時で考えるし?」

普通、オオカミはわざわざ宣言して齧らないわけだが。
あっけらかんと、そんな風にお願いをした。本当に宣言したらどうするのか。
そこから伺い知れるだろうか。

「オッくん師匠が女の子向けの薬使ってもねえ。
 女の子になれるんだったら別だろうけど……外見だけなら……?」

一瞬だけ、なにか邪悪なことを考えた。いや、細身で顔立ちはそれなりだし。
なんかいい素材になりそうじゃない?

「あははは、オッくん師匠早口になってるー。そんなキョドんなくてもいいって。
 それとも専門家特有の早口ってやつー?
 いいよいいよ。毒とかだと流石に困っちゃうけど、オッくん師匠の頼みなら聞いちゃおう」

ついつい矢継ぎ早な口調になる相手に、楽しそうに笑ってしまう。
多分色々なことを気にしたり、心配したりしてるんだろうな、と思うとそれはそれで好ましい。
そんな相手に、死なないなら別にいっかー、くらいのノリで良いよ、と答えてしまう。

「ん、もっちろん歓迎だよ? 色々まだまだ話したいこと、あたしもあるし。
 色々話そ。色々勉強しよ。色々おでかけしよ。色々……うん、遊ぼ?」

もちろん、最初の話通りにオベンキョウをするつもりはある。
でもそれはそれとして、知己として一緒に遊びたい、という気持ちだって当然にある。
だから、そんな風に答えた。

オウル > 嬉しい言葉を幾つも。
色々と話したい、色々と勉強したい、色々とおでかけもしたいし、遊びたいのは一緒のようで、最後には表情をいつも以上に緩めて笑みを浮かべた後に、慌てて咳ばらいを一つして、表情をいまさら引き締めた。

「ん、んー!いくつか反論しておきたい事もあるけども!
 時間が許してくれなそうだから、今は何も言わずに帰るとするよ?でも、色々と、していこうね?色々と……。」

一瞬だけ背筋がゾゾゾっとした瞬間があったことを誤魔化すように、へらりんと笑った後に、クロエさんに背を向けて、背を向けながらひらひらと手を振って帰路につく。

学院の寮ではなくて、平民地区にある安宿のほうへ。
今日稼げなかった分はまた何れ稼ぐとして、今日はゆっくりと休めそうだと少年は笑うのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からオウルさんが去りました。
クロエ > 「んふふ、おっけーおっけー。
 じゃあまたね、オッくん師匠!
 連絡、いれといてね。」

表情が崩れてから、一回引き締めて語る少年にこちらは相好を崩す。
こういう表情の変化も嫌いじゃない。
なにより、最初に会った時の作り笑顔っぽいのよりよっぽどいい。

「さって、いい時間になっちゃったし。
 あたしも帰るかなー。戦利品はもうあるしね」

そういって、かけたペンダントを少しいじり。
そのまま、自分の部屋へと帰っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクロエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にサウロさんが現れました。
サウロ > (冬から春に移り変わる季節。とは言えまだまだ夜風は冷たい。
 平民地区の大通りを歩いていく。
 この時間にもなれば人の気配は徐々に引いて、歓楽街へ飲みに行く者が多い。
 冒険者も傭兵も衛兵も一般市民も、一仕事終えて気持ちよく一杯飲もう、というのだろう。
 白い息を吐いて、道行く人とすれ違い、目的はというととくにはなく。
 夕食も終えて宿へ戻る前に、広場で何か温かいものでも買おうかなと思案している程度。)

「────…骨付きフランク、ああ、串焼きもいいな。熱いスープも捨てがたい」

(こんな時間まで屋台が並んでいるのもありがたい話。
 店に入れずに腹を空かせている者は、適当にこういうところで買い食いして腹に溜める。
 それに惹かれるように屋台のほうへと足を向けて、肉を焼く香ばしい匂いに鼻を鳴らす。
 甘じょっぱいタレを焦がす匂いが食欲を刺激する。
 さっき食べたばかりなのに。)

サウロ > (胃袋を刺激する匂いに誘われて、屋台の店主と会話して、いくつか買って。
 変わらぬ王都の夜を過ごしていく────。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からサウロさんが去りました。