2024/02/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にチェルシーさんが現れました。
■チェルシー > 王都、平民地区にある冒険者ギルド。
冒険者や依頼人で混雑する中、たった今受付で依頼報告を終え次の仕事を探しに向かう。
そうして多くの依頼が張り出される一角へと向かい。
「もう一度採取を…。
ここは一緒に討伐も受ければそれなりに儲かりそうですか」
森での採取は労力のわりに報酬は安め。
それを補うために同時に森で増えているオオカミの討伐にも目を向け。
同時に受ければそれなりの額になる、それは悪くないと考え。
同時に受けるのもよいかと考えつつ、ほかに美味しい依頼がないかと眺める。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゲイリーさんが現れました。
■ゲイリー > (さて、王族とはいえ本業は冒険者である。
冒険者であるのだが、最近はどうにも王城で書類仕事が多かった。
少しばかり時間が出来たので、断ってから冒険者ギルドにお邪魔。
ごった返す中で、褐色の女性が依頼を眺めている。
どうやら森の採取の様だが、何やら悩んでいるらしい。
見た所、他に彼女へ声をかける人も居ない様だ。
なので、一枚の依頼表を持って彼女へ声を掛けた。)
「どうも、お嬢さん。
それを請けるのでしたら、こちらと同時と言うのも悪くないですよ?」
(そう言って彼女へ見せる依頼書は、数体のはぐれゴブリンの討伐。
どうやら他の依頼書の下にあったそれは、他の冒険者から見づらかったようであり。
報酬自体はかなり割が良い部類だ。
穏やかに笑いながら、これならどうですか。 と落ち着いた声で問いかけてみた。)
■チェルシー > 無理せず稼ぐのであれば依頼は一つが良い。
しかし稼ぐのであれば大きな依頼か複数が手っ取り早いが大きなものは複数でなければ受けれないものが多い。
ならば自然と選ぶのは複数になり、それでどうするかと悩む。
そんな難しいようで簡単なことを考えていればかけられる声。
この国、街には知り合いらしい知り合いはいない、なので誰だろうと視線を向ければやはり知らない相手。
「こんにちわ。
ゴブリンの討伐……確かに悪くはないですね」
その知らない男性から勧められる依頼表。
数体のゴブリンならば採取の片手間に討伐もできるので、男性の言うとおりに池里にはうってつけだが。
「一緒に行くならいい依頼だけど…いいの?」
おそらくは男性も冒険者、そしてこのゴブリンの討伐は数にしては儲けがいい。
そんな依頼を自分に勧めて良いのかと不思議そうに見てしまう。
■ゲイリー > (恐らくはこの国に知り合いがいないのだろう。
だからこそ稼ぎたいが、出来れば無理無く稼ぎたい。
そんな――かつては自分も幾度と無く悩んだ姿が見えてしまった。
言ってしまえば、そんなものだ。
だから少しは勝手が判る自分が声を掛けた、と言うだけ。
自分を見て挨拶をしながら、悪くは無いと言う彼女に頷いて。)
「採取は良いのですけれど、長時間やっていると腰に来る時があるのですよね。
ですので、身体も動かせる方が良いですから。」
(歳ですかね、と言いながら笑って見せる。
不思議そうに見る彼女に、勿論だと言うように頷きを返す。)
「ええ、私は魔術師なのですが……まぁ、才能が無いようでして。
味方の強化と敵の弱体化しか使えないのですよ。
ですので、ご一緒出来たらと思いまして声を掛けました。
お邪魔にはならない様にしますよ。
あ、名乗り遅れましたね。 私は、ゲイリーと言います。」
(よろしくお願いします、と言うように頭を下げる。
ゆったりとしたローブである為、見た所は細身に見える。
杖は持っていないようだが、入り口に邪魔にならない様にかけてあるのだろう。
ストックの中にある鉄製の棍にも見える杖だが、そこまでは語らず。)
「如何でしょう、御同道出来ませんか?」
(そう言って、首を傾げてみた。)
■チェルシー > それなりな腕があれば苦労をしない依頼は設けるにはうってつけ。
そんな依頼を勧めてくるはどういう事かと不思議に思い見返し。
ただ男性が言う事は何度も受けていれば感じることであり。
言っている事もその通りなのでただのお節介なのかと考え。
「魔術師で才能がない……?
強化と弱体化が使えればパーティーだと十分じゃない?
そういう事」
魔術師で才能がないとはどういう事かと思えば使えるか術の少なさか。
しかし使える魔術はPTなら十分に思えるのは気のせいか。
そして勧めてきた理由を聞けば納得できて。
「私も魔術師がいれば助かるし、構わない。
ゲイリーね、私はチェルシー。見ての通り剣士…かな」
数匹のゴブリンは苦でもないが採取中に襲われると大変。
そういう意味では同行者がいればその危険も減るので断る理由は特になく。
見た感じ細身に見えるがそれなりな実力はあるだろうと深くは問わず。
同行は構わないと静かにうなずいて。
■ゲイリー > (それだけあれば十分、と言われて困ったように笑った。
魔術師を求められる場合、大抵が魔法の方が通りが良い敵がいる事だ。
或いはそう言った、わかりやすい排除能力が求められる事が多い。
自分にそれは出来ない事だ。
だから、予め出来ないと断っておいた。
それを受け入れてくれるのは、助かるとしか言いようが無い。)
「そう言って貰えると助かります。
チェルシーさんですね――ええ、では一緒に行きましょうか。
少々お待ちを、手続きしてきますね。」
(頷きを一つ向ける。
特にこういった場合、警戒に回れる人が一人居るだけで助かるものだ。
討伐と採取の依頼表を持って、受付へ。
少しすれば依頼を受けた承認印を貰った依頼表を持ってくる。)
「あ、念の為に水薬……ポーションの類はそれなりに持っていますのでご安心を。
必要になったら言ってください、お渡ししますので。」
(では行きましょうか、と言いながら入口近くの長物用のストックより、少し大きめのポーチのかかった武骨な鉄の杖を引っ張り出してみせた。)
■チェルシー > 元々派手な戦闘は避け、不要なら戦いは避けるようにしている。
その考えから変に目立つような事は好きではなく。
戦闘に関しても余程でなければ魔法の一撃は温存、最悪は撤退を選択するのがほとんど。
なので男性がそう言う事が苦手でも左程気にすることでもなく。
「ただ、無理と思ったら引くから。そこだけは判って。
えぇ、よろしく」
先に無理はしないことを告げておくのは忘れず。
そして手続きに行こうとしたが、先に男性が受付に向かったので今回は任せることにして戻ってくるのを待ち。
「私も持ってるから大丈夫、基本的には自分優先でいいから。
そうだ、ゴブリンとの戦闘は私が前に出る。採取は…周辺の警戒を願いいできる?」
回復役のことを告げられれば自前のもあり、何か想定外以外は自分を優先でと告げ。
討伐や採取中のポジションを告げながら男性が杖を、鉄の武骨なものを引っ張り出すのを確認し、出発しようと頷いて。
■ゲイリー > 「ええ、お互いに無理はしないようにしましょう。
ただ、一度補助に関してはかけてみた方が良いかもしれませんね。
感覚が違って戸惑うかも知れませんし。」
(彼女の言葉に同意を示す。
帰ればまた来られはするが、無理をして帰る事さえ出来ないのは下の下だ。
それをはっきり理解しているだけ、彼女は立派と言える。
恐らく一回りは若いであろう時分、自分はどうだっただろう等と考えて。)
「想定外、が起きると言うのも事実ですから。
ええ、そこはお願いします。
ただ、入れ替わった方が良い場合は仰って下さい。
それなりには前衛の真似事も出来ますから。」
(自己優先で、と言われれば頷くものの。
不測の事態は起きうるので、そう言った場合はお互い様の精神でいこうと。
同時に、仮に代わった方が良い場合であれば出来ると言う。
何とも風変りかも知れないが、そんな提案を彼女に向けつつ。
出発先を改めて確認。
当然ながら森だが、近くまでの馬車は出ていない、歩きである。
今から行けば夜までには間に合うだろう、と思いながら歩きだした。)
■チェルシー > 「無理をして大怪我をしても意味ないし。
…それは確かにありそう。着いたら一度お願い」
男性の言葉に感覚が変わったままの不測の事態は危険が伴う。
一度という言葉に頷き、現地に着いた時に試しておこうと決めては告げて。
そして何より無理をしないに文句が無い事にベテランだと感じて。
「起きない事が一番だけど、期待できないから。
それならもしもの時にはお願いすると思う」
不測の事態では他人に気を配るのも難しく、その時はまず自分をと告げて置き。
告げておけばその時が来ればスムーズに事が運ぶだろうと。
そして前衛の真似事ができると聞けば、もしもの時はと告げ。
行先は森なので途中までは馬車はあっても後は歩き。
時間的に戻るのは明日になるが仕方ない。
向こうでは野営の取り決めもと考えながら男性とともにギルドを後にし出発して。
■ゲイリー > (きちんと擦り合わせの重要性を判っている事。
それによって不測の事態が起きたら目も当てられない。
後は、彼女の感覚に合わせた強化が出来るかどうかだが――それしか出来ないが故に自信がある。
無理だけはしないしさせない事こそが、長くやるコツだ。)
「承知しました、立て直す時間位は稼ぎますよ。」
(これだけ話が分かる相手に今になって出会える奇縁と、
同時にこれだからという面白ささえ感じながら頷く。
後は夜営の取り決め等、決めるべき事を決めながら彼女と共に依頼を果たしに向かう事にした。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からゲイリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からチェルシーさんが去りました。