2024/02/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にトゥーラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にエルヴァトルさんが現れました。
■トゥーラ > 平民地区の冒険者ギルド。
色々な依頼が舞い込むこの場、利用者は冒険者が殆どであるがたまに他もいる。
自分もその冒険者以外であり、傭兵ではあるが一応冒険者の登録も済ませているので仕事、主に討伐を探しに。
「今日はこれといたの……ないね」
出来れば一人で終わらせれる討伐でもあればよかった。
しかしそのあては外れてしまい少し悩み。
かといって何処かのPTに入るには冒険者と傭兵では色々と違うのでできれば避けたく。
どうしたものかと考えては腕を組んで依頼を探して。
■エルヴァトル > 腕を組む女性の後ろから声がかかる。
「なんだ、珍しいな…傭兵メインじゃなかったか、トゥーラ?」
銀髪のエルフ、実年齢は不明だが確実に女性の祖父以上の年齢だろう。
傭兵ギルドで話を聞けば、其のエルフが率いていた傭兵団の噂位は聞けるはずで。
ただし、その傭兵団がいつの物になるかは聞いた相手次第。
それほど長く、そして数多く傭兵団を率いている男である。
とはいえ、今は傭兵を率いている時期ではなく、団員を見繕う、育てる時期なのか。
冒険者をしながらコクマー・ラジエル学院で実技系の教鞭を振るっていたりする。
「久しぶりに会ったし、そっちでいっぱいどうだ?」
ギルド内にある、時間つぶしやPTメンバーとの顔合わせ等で使われる併設の酒場の一角を示しながら問いかける。
■トゥーラ > 無いならないで見送るのも、そんな事を考えていると声を掛けられ。
知り合いなんかいたかと振り返ると知り合いがいて。
「エルヴァトル?変な場所で会うね」
振り返った先にいた銀髪のエルフは同業者。
年齢は確か高齢だったが種族ゆえにそれは全くわからないと毎回思い。
しかも話を聞くと必ず違う傭兵団の話が聞けるので探すときには苦労するとふと思い出し。
なんにしても傭兵として大先輩なのは事実であり。
ただ最近?聞いた話ではこの国にはいなかった筈だが何時の間に来たのかと考え。
「最後に会ったのっているだっけ?折角だし付き合うよ」
なんにしても知り合いに会えるのは嬉しい事。
酒場への誘いに笑顔で受ければ早速行こうと男の肩を軽く叩き。
そして先に酒場へと足を向けて。
■エルヴァトル > 「そんなに変か?、傭兵してないときは冒険者してる奴は結構いると思うが…」
変な場所でと言われ首を傾げる。
冒険者と傭兵に登録してる人間は多く、どっちに重心を掛けているか次第。
男と女性は比較的傭兵の比重が大きいのだが。
「俺が前の団を解散した頃かね?」
女性を誘い、酒場の一角へ腰を下ろし。
一杯は奢るから好きなのを頼んでくれと伝えながら、自分はワインとチーズを注文して。
「で、さっきの感じだとソロ依頼でも探してたのか?
ちなみに、こっちは良い依頼が無くて、どうするか考えてたところだ」
女性を見ながら問いかけ。
自分の現状も伝えて。
■トゥーラ > 「そういうイメージがないの。傭兵団を率いてるイメージが強いから」
普通の傭兵ならそうかもしれないが、男なら新たな傭兵団を組織していそうというイメージがあると告げ。
そんな考えがあるので冒険者ギルドで会うのが意外に思えて。
ただ男の傭兵は冒険者より護衛とか暇ではやっていそうと。
「それって2年前ぐらい?」
男の言葉にそれぐらいだったかなと思い出すようにし。
共に酒場につけば一角に腰を下ろし、一杯奢って貰えると聞けばエールを迷わずに注文して。
「そんなところ。パーティーを組むにしても冒険者とはペースが違うから組みにくいの。
そっちも?いい依頼は早い者勝ちなのがね」
男の問いにそれで合っていると頷き。
男も似たような状況だったことに、やっぱり早めに来ないと駄目かもと肩をすくめ。
注文が届けばさっそく手を伸ばして。
■エルヴァトル > 「なるほどな…今は丁度次の団員を探して、育てる時期だからな」
中核の団員に関して言えば、ある程度の実力か特殊な能力持ちが望ましく。
そういう相手は只募集してもそうそう来ないものだ。
なら奴隷や学生から見つけ出してというのも、長寿のエルフらしい思考なのか。
「それくらいになるかな、それから少し周辺回ってこっちにな」
その言葉に頷き。
周辺を回った後は、教師をしたりと女性に告げ。
「傭兵と冒険者とじゃ動き方が違うからな。
基本は早い物勝ちだな、冒険者ギルドで名が売れれば指名も来るかもだが」
基本傭兵メインであれば、採取や探索よりも討伐を好むだろう。
そして常時受け付けの下級妖魔以外の依頼は、其れこそさっさと見つけた人間が優先。
女性の注文と同時に自分のが届けば手に取り、ワイングラスを掲げて女性に告げる。
「久しぶりの再会に」
■トゥーラ > 「新しい傭兵団のために人材育成の時期なのね」
育てる時期と聞けば納得し。
普通ならば引き抜きやスカウトだろうが、男はエルフなので1から育てる時間もある。
ある意味一番堅実に団が作る手段だと感心して。
「貴方なら何処を回っても博識だから苦労はしないだろうし。
この国なら有望な子も多そうだし」
周囲を回ったと聞けば、男なら納得だと。
しかし教師と聞けば、似合うような似合わないようなという顔になり。
「戦うときでも似てるようで違うのよね。
冒険者は序だから売れることはないない」
傭兵の合間に冒険者の、主に討伐や護衛を受ける程度。
しかし楽に稼げるといえる依頼は早い者勝ちに持っていかれ、討伐はできるがわりに合わないものは受ける気にならず。
「久しぶりの再会に、乾杯」
そして再会の乾杯をすれば口をつけて美味しそうに飲み。
知り合いだからこそ畏まった姿も必要なく、気軽な笑みを浮かべて。
■エルヴァトル > 育成も含め付き合いが長い方が人と成りも判りやすい。
幾人かそろえる中核、隊長各はその方が確かだというのは、エルフだから言えるし実践できる事。
「長く生きてて色々知ってるだけともいうけどな。
そうなんだよ、この国は結構有望な相手が多いから」
恐らくは周辺の国自体は何度も回っているのだろう。
その周期が人より長めではあるのだが。
教師と言っても戦う事メインだが、と座学は基本手を出してない事を告げ。
「人や魔族相手と魔物相手じゃな。
なら早めに来るとかしかないな」
二つの職を長く経験していない限り、どちらかの癖が出やすいのは確かだろう。
そう言う事も考えれば、傭兵メインなら似た状況の人間と組むのが楽だろう。
「ふむ…二人でとかなら俺が一緒に行ってもいいけど、どうする?」
乾杯をした後で、似た状況の一人として提案してみる。
傭兵の事も良くわかっているので、そこら辺の違いを気にせず住む点では有用だろうと苦笑しつつ。
■トゥーラ > 「その長くが人間だと出来ないの。
変に争いが多いから慣れてるのもあるみたいだけど」
人間では男のように色々と知る前に寿命が来ると笑い。
戦争やもめ事が多いこの国は人を探すには打って付けかもしれず。
ただ教師と聞いてもやはり微妙な顔になるが、座学に手を出していないと聞くと納得する。
「似てるけど違うから。
朝は苦手なのよ…」
同じ二足歩行人型でも人間魔族、そして魔物は違いがあるのでやりにくいのはあり。
何より戦い方の違いが連携不備につながるので危険も増えると。
「エルヴァトルと?それも有りといえば有りね」
エールを味わっていると予想外の言葉に目を丸くし。
しかし傭兵同士で組むなら一番問題に思っていたことはクリア。
それも悪くはないと考えてしまえば、よろしくとあっさりと受け入れる。
■エルヴァトル > 「そこは長命種の利点だろう、とはいえ人の中で生きてる分俺は一寸特殊な事もしてたりするが。
対魔族戦が随分ながいからな、王国も」
種族的に言えば長命故、考え方もゆっくりなものが多い中、人の中で人と同じように生きている。
其の為に一寸ばかり特殊な術も使って記憶を整理しているのだが。
対魔族戦闘の多さ、逆に魔族の血を取り込んだ結果など、王国には特異存在も多い。
「魔物は余程上位じゃないと、馬鹿みたいに突っ込んでくるからな。
宿の人間にモーニングコール頼んだらいいんじゃないか?」
何も考えず突っ込んでくる相手の怖さは死兵に近い。
物量で押される可能性はあるので、傭兵だと嫌がるだろう。
傭兵団等で宿が一緒なら起こせるが、そうでないしなと苦笑い。
「ちなみに、朝の寝起きに関しては、結構良い方だからな。
二人位で行けそうなのを俺が受ければいいな」
それほど長時間寝ないのは種族的になのか、個性か。
とはいえ、良い依頼を探すため早起きは苦ではないと告げる。
■トゥーラ > 「そういうのは羨ましく思うよ。特殊な?
魔族以外にも色々とあるみたいだし」
長寿は経験がないが羨ましく思うのは短命故の考え。しかし特殊と聞くと首を傾げ。
対魔族の戦が多いが、賊も多く。それらの相手もと稼ぎの種ではあるが苦笑を見せ。
「知恵が回るのがたまにいるけど…ほとんどそれだから面倒。
そうなんだけど……一度質の悪いのがいたのよ」
数を頼りは一番面倒で大変なので割に合わないと肩を落とし。
物量は何時でも最高の戦術だと。
そしてモーニングコールと聞けば何かを思い出して。
「羨ましい、それ。
それでもいいよ。それで一緒に行きましょ」
何故か早く寝ても遅く寝ても寝起きが悪く。
早起きが得意ならお願いと頼み込んで。
■エルヴァトル > 「簡単に言えば、記憶を記録にしてる感じかね。
だな、戦争と冒険者仕事以外は、あんま深入りはしないようにしてるが」
人と同じ密度の記憶に潰されない様にという、ある種の保険。
魔族や賊相手の戦いは多め、それ以外の後ろ暗い部分は踏み込まず。
「知恵が回るの居た方が作戦立ててくる分、戦いやすかったりするな。
この国なら、さもありなんだ…信用できる宿探すんだな」
作戦も余程上位で無ければ戦略を知る人間には読みやすくなる。
質の悪いと聞けば苦笑し、まず宿の選抜からだなと慰めて。
「年食ってるからな、早寝早起きなんだよ。
了解だ、そうしたらいいのが合ったら連絡するか…これ持っといてくれ」
エルフとしての冗談なのかそんな言葉を漏らし。
これと言って渡すのは薄いカード。
「物資操作の魔法陣と俺の魔力刻んであるから、俺が操作すればそれが振動するって品だ」
魔道具と言うには単純、けれど魔法使いがだれでも作れるかと言えば微妙なライン。
範囲は王都内くらいはと、注意を告げて。
■トゥーラ > 「記憶を記録?
その方がいいよ。面倒ごとは関わらないほうがね」
記憶を記録と聞いてもピンとこず、物忘れ防止か程度にしか考えず
戦争と冒険者以外と聞けばそれがいいと、この国は面倒ごとが多いと。
「個別に来るから、冒険者は大変みたいだけど私たちにはそうなるね。
それが中々ないのよ…」
魔物の知恵なら戦争経験をしているなら読みやすくて楽だと。
そして信用できる宿がまず難しいと苦笑して。
「それを聞くと少し羨ましく思えるかも。
いいのがあるの祈ってるよ。これは?」
その冗談ポイ言葉に笑って返し。
薄いカードを渡されるとしげしげとみて。
「便利なのね、これ。そういう事もできるんだ」
見たことがない道具に感心したように見て。
範囲は王都内なら十分すぎ、分かったと懐にしまい込んで。
■エルヴァトル > 細かい説明は今度依頼を受けたときにでもと告げ。
其の後は、軽い飲み会、傭兵としての話や、王都での過ごし方。
腕のいい鍛冶屋や、道具雑貨の店に、美味い飯と酒の店。
そんな話をしながら、数杯の酒を酌み交わし。
そうして、依頼を見つけたら知らせ、一緒にと言う約束をして。
「んじゃ。気を付けてな…とはいえ、トゥーラならそうそう遅れは取らないと思うが」
と、男のそんな言葉で、お開きに……―――。
■トゥーラ > 依頼を探すのを任せてしまえば後は飲むだけ。
その酒の合間に今までのことを話したりとし。
自分が知らない話もその中にはあり、代わりに自分が知るお得な話をして。
そうして楽しく酒を酌み交わし。
酔いはしたが依頼の話はしっかりと覚え。
「大丈夫、その通りだから」
そんな心配の言葉にほろ酔いで返し、またね、と別れることになって。