2024/02/11 のログ
メアリ > 「ふふふっ、こんなギリギリで堪えるとは流石と言いたいところ……
ですがもう直ぐにでも負けてしまいそうですよ、トリーさん……ッ」

手応えのなさに向こうが手を抜いていたのだとすぐに察したが、ギリギリのところで堪えられてしまえば
その力を前に楽し気に笑う女。
残りわずかな距離を詰めてしまおうと更に力を込めて腕を押し込もうとすれば、胸元に腕が擦れ、そこを覆う布が少しずつずれては捲れてゆき胸元の肌の面積が広がる。
意図せず色仕掛けをお見舞いするような形になってしまうだろう。

「ふ、むッ、ンン……ッ!!」

歯を食いしばって更にもう一押し、と力を込めては先ほどよりも男の腕を抑え込む力は強さを増してゆき

ケストレル > 「一応俺も騎士の端くれなんで……ねぇ……!
 ぐぬぬ、こっから巻き返してみせ……ぎぎぎ」

騎士として鎧をはじめとした重厚な装備を纏う事もある以上、人並み以上の筋力は求められる
それに加え冒険者として活動するうえでも鍛錬は欠かせないし、白兵戦が人並み以下であるケストレルは並みならぬ鍛錬を重ねていた
その結果、武器の腕前は置いておくとして、単純な腕力なら人並み以上にはある……はずだった

(俺の腕が鈍った……いや、メアリの姐さんの腕が異常……!)

「ここから俺が勝たせて……ぉ、……ぬぉあぁ!?」

こんなはずでは、と焦りながらどうにか押し返そうと力を掛けて行くも、
視線の先、ただでさえ溢れそうな双丘がより一層溢れ出してきていた
そんな状態で腕に力を籠めることに集中し切る事など出来ず、んふ、と頬が緩んだ直後、さらに力を籠めた女によって勢いよく腕は倒されて
その上有り余った勢いで、ケストレルは床へと倒れ込んだのだった

メアリ > 筋肉質な身体とは言えど、それを差し置いても尚人間離れしたあり得ないほどの馬鹿力。
しかし身体はまごうことなき人間なので、女からは一切魔族の気配などそれらしいものは感じないだろう。
男の人並み以上の筋力さえも押さえつける腕力、一向に力を衰えさせることなく相手に対抗し……

「ふぬぬ……ッ!!……あっ」

最後の一押し、腕を倒すどころか男を床に転がしてしまい思わず短い声をだして目を丸くした。
男が床に転がった振動と音、それを聞いた周辺の人たちは会話をやめてこちらに視線を注ぐだろうが
皆酔っ払いが飲み過ぎて倒れたのだと思い込み、すぐに各々楽しい酒の席へと戻ってゆくだろう。

席を立ち倒れ込んだ男の傍に来れば、しゃがみながら手を差し出して

「すみません、つい熱くなってしまいました……
大丈夫ですか?」

流石に床に転がすつもりはなかったので、申し訳なさそうに眉を八の字にしながら男に手を貸して起き上がらせるだろう。

ケストレル > 「いやいや、俺の方こそ耐え切れず不甲斐無ぇ……」

想定外の腕力に圧し切られただけならまだ矜持も保てるが、
女の豊満な胸元に一瞬とはいえ見惚れての敗北なので格好悪い事この上ない
差し出された手を取り、申し訳なさそうな女を見上げれば痛い目を見たばかりだというのにどうしても視線は胸元へと向く
わざとやってるんだろうか、と思わなくも無いが色仕掛けなどしなくても捻じ伏せられるだけの腕力を有しているのは違いなく、
ここは素直に不埒な自分を反省する事にした

「いやあ……メアリさん力強いっすね……やっぱり姐さんでは……?」

手を借りながら起き上がり、立ち上がって居住まいを正しながら溜息と共に呟く
魔力増強剤は得られなくなったが、まあその分目の保養……は出来たには出来たけど、どうにも釈然としないケストレルだった

メアリ > 「もう、姐さんは止めてください。
トリーさんも十分お強かったですよ。やはり騎士様相手ですと手ごたえがあって力比べのし甲斐がありますねぇ。
……ですが、先ほどから少々別のところに気を取られ過ぎでは?」

姐さんなんて言われては少しすねた様にやめてくれと言いながらも、立ち上がる男の隣でその腕力を素直に褒めたたえる。
しかし双眸細めて微笑みを浮かべれば男の傍へと身体を寄せ、耳元に顔を寄せこっそりと耳打ち

「視線が露骨すぎますよ。
魔力増強剤ではなく別のものだったほうが、もう少し耐えてくれたかしら……」

そう言って男の腕を撫でながらそこへと胸元を押し当て、男の下心を擽り、揶揄う酔っ払い。
唇は緩い弧を描き、楽し気に笑っている。

ケストレル > 「あちゃあ、やっぱりバレます?
 だってもうしょうがないじゃねっすか、見ちゃいますもんそりゃ」

視線が相手に気取られている事など覚悟の上だ
彼女が傭兵として動いていること、その上で肌を露出する衣装をまとう事を考えれば、
視線に対してそこまで忌避感を抱かないであろうことは明白
なので少しばかり露骨に見たという事は、否定すまいと

「うっは、やわっけえ……
 ……じゃなくて、今の流れでそんな事します、メアリさん?
 実は見られてたのも満更じゃ無かったりー?」

そしたら俺も調子乗っちゃうっすよー、と腕に押し当てられた柔らかさを楽しみつつ
揶揄いのお返しに、と大きく開き晒された胸の谷間へとぐいと肘を押し込んでみたり

メアリ > 「ふふ、見られていたこと自体どうこうは思いませんけれどもねぇ……
ただ手加減はなしだと釘を刺しましたのに、最初に手を抜かれてしまったのは残念でしたね」

胸元に肘を押し込んで調子に乗り始めた男の腕をさっと避けながら席に戻り、腕相撲の為に避けた料理や
酒を戻しながらわざとらしく残念だと告げ

勝利の美酒というほど大層なものではないが、力比べのあとの酒を楽しむように先ほどまで手を付けていたジョッキを傾けてごくごくと勢いよく中身を飲み干し

「……ひとまず力比べは出来て満足できましたから、此方は差し上げましょう。
まぁ私が持っててもどうしようもありませんし」

力比べしたかっただけという本音を語りつつ、男の前に差し出した例の小瓶。
そして通りかかった給仕を呼び止めると、追加の酒を頼む。男も追加で飲むのならそれも。

ケストレル > 「酔っ払いの女性相手に本当に本気で挑めやしないっすよ
 万一怪我させたらどーすんすか まあ、メアリさん相手の時は次から本気で行くっすけど」

仮にも自分は騎士である故、女性に怪我を負わせるわけには行かないのだと主張する
とはいえ、彼女の腕力を思い出せば最初から本気で掛かったところで相手になったかどうかは怪しいというのも本当の所だ

テーブルの上を彼女が直すのなら、とケストレルは倒れた拍子に動いた椅子やらを戻して席に着く

「だったら最初から力比べがしたいと言ってくれりゃ良いのに……
 別に売るなりも出来たんじゃないすか? くれるって言うからには貰うっすけど」

小瓶を手に取り、手元に置いて
新たに酒を注文する彼女に合わせジョッキを空にすると、ラム酒を注文した

メアリ > 「うーん、それもそうですけれど……
では次にお会いした時には是非その本気、見せてください。また適当な良いものを持っていたら、トリーさんが勝った時にそれを差し上げましょう。」

紳士的主張に口をとがらせて不満げだが、何も間違ったことは言っていないので反論はせず。
次の約束を一方的に結びながら、次は何を景品にするか考えている酔っ払い。
景品がなくとも単純に力比べを楽しむといった思考に行きつかないのは、アルコールで判断力を奪われている証拠か。

「売っても良いのですけど、誰かにあげた方が早いじゃないですか。
……言えばしていただけたのですか?力比べ。」

きょとん顔で不思議そうな顔を浮かべながら首を傾げる女は、未だに小瓶欲しさに乗ってくれたのだと勘違いしていた様子だった。

――その後はもうしばらく、男と談笑を交わしながら酒を楽しみ、しっかりと出来上がってしまった女は飲食した分の代金を払ったあと、ふらついた足取りで適当な宿へと向かっていった。
別れ際には、次に会えた時にはまた力比べするでも、美味しい酒を飲むでも、一緒に楽しめたらと告げてから立ち去り……

ケストレル > 「そりゃあ、別に酒場での力比べなんて珍しいもんでもないっすから、言ってくれれば応じますよ?
 何か賭けなきゃ気が済まないっていうなら……そうっすね、今度は勝った方が負けた方を好きにするとかどうっすか?」

物欲に目がくらんだと思われたのは些か不満だったが、冗談を告げる事で帳消しとして
再戦をしたところで勝てる見込みは薄そうな気がしたが、男としての矜持を賭ければ多少なりと自分も善戦できるのではと淡い期待を抱く
既に若干ぼろっちくなった矜持だけれど、それでも

そうして運ばれて来た酒と、追加で注文した料理を楽しんだ後はふらつく彼女を途中まで支えながら送り届け
再会の約束に快く応じて別れ、ケストレルも帰路に着いたのだった
初めて会った時に思ったよりも、愉快な人だったなあと女傭兵への認識を改めながら、再会を楽しみにするケストレルだった

ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」からメアリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」からケストレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にバランガさんが現れました。
バランガ > 平民地区に設置された大きな広場は月に一度行われる物産会で賑わいを見せていた。
食べ物から手工芸、嗜好品に至るまであらゆるものが販売されているため、若者から年寄まで多様な人達が集っている。

そんな軒を連ねた一角、背後にはテントが張られ、その前に出店のようにしてシートの上に置かれた品々。
それらは魔道具の類、といっても貴重品ではなく手軽に使用する品々。
数回で使い切りの火を熾すものであったり、汲んだ水に入れておけば浄化してくれるものであったり。
冒険者のみならず、市民であっても興味を惹くような安物から、それなりに目のあるものを唸らせる一品まで取り揃えていた。

「あいよ、毎度あり。コイツぁおまけだよ」

そう言って小さな紙袋に品を入れて客を見送る。
物の売れ行きはそこそこ、買わずとも物見して行く者も多いため客が途切れる時間は少ない。
とはいえ、男の目的はいくばくかの売り上げをあげることではないのだが。

「たァいえ…なかなかええ女の客ってぇのはとっつかまらんもんやなア」

品の中には催眠、催淫、洗脳の類の道具も混じっている。
それらを使って、というのが目論見の一つ。果たして都合よくそんな相手が現れるかどうか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からバランガさんが去りました。
ご案内:「平民地区 雪積もる白昼」にラグナレビアさんが現れました。
ラグナレビア > 「この子のお相手はわたくしが引き継ぎますわ。お前たちは疾くこの場から消え失せなさい」

(ピゥンと振った細剣から鮮血を散り飛ばしつつ、積雪も白々とした真冬の冷気にも負けぬ冷淡な声音で告げる。それを耳にした男達は這々の体でその場から逃げ出していった。後に残されたのは銀剣を鞘に収めた、白銀髪に紅色の瞳、長駆の細身に豊満極まる双丘が目を惹く麗人と、先程の不埒者共に襲われていた娘が一人。犠牲者たる娘が既に凌辱をの限りを尽くされてその身を夥しい白濁で穢しているのか、はたまた襲われたばかりで必死の抵抗の最中であったのか。倒れ込んだ少女に近付いて着衣が雪解けのぬかるみに汚れる事も厭わず屈んだ麗人は、介抱を始めながらその紅瞳でさり気なく確認する。例えどちらであろうとも変わらず愉しむ事の出来る好き者は、着衣を破られその身のあちこちに怪我を負った少女にたおやかな手の平を向け、回復魔法の暖かな光を降り注がせた。)

「もう少し大人しくしてなさい。この程度の傷であればすぐに癒やしてあげましてよ」

(豊満な乳房の谷間や純白の太腿を惜しげも無く曝け出す扇情的なアレンジはともかくとして、学院制服のあちこちをライトプレートで補強したその姿は、先程暴漢を追い散らした手並みもあって女騎士の如く凛々しく清廉な物にも見えるだろう。しかしこれは純然たる善意による行いではない。現に傷の治療に伴う心地よさの中には、気を抜けば思わず甘声を漏らし、そうでなくともショーツにじんわりと恥蜜のシミを広げる官能が混ざり込んでいるのだから。やんわりと細めた紅瞳にじっと見つめられる少女は果たして、その猥褻な違和感が危機の前触れであると気付けるのか否か。)

ご案内:「平民地区 雪積もる白昼」からラグナレビアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアーディスさんが現れました。
アーディス > (さて、様々な国を歩く騎士は荷物を宿に置くとやってきたのは広場。
流石に帯剣するのは良くないと思ったのか、懐の短剣のみ。
そのまま適当な椅子へ座って屋台で買った串物を食らう事にした。)

一応冒険者ギルドとやらで身分証代わりのモンは用意出来たか……この辺の事は判らねぇがな

(屋台の串も悪いものじゃないと思いながら、行きかう人々の話に耳を傾ける。
聞こえる話題は、まぁ……ありきたりなものだ。
何処の国に行ってもこういうものは変わらないし、だからこそ国を知るには丁度いい。

他所から来た自分に注視を向ける者もいないのか、或いは気付かせないか。
肉を噛み千切りながら暫し、面白そうな話があるかないかを食事と共に精査する事にした。)

アーディス > (実際問題、遍歴騎士なんてものは冒険者とそう違いがある訳ではない。
己の力を試す為、或いは冒険そのものを目的として故国を旅だった騎士だ。
自分もそういった意味では若干毛色が違うが、まぁ大義では合っている。

そこそこ濃い味だが、ギルドに向かって冒険者登録をして歩いた後では丁度いい。
或いはそういう需要を見越して味付けをしてあるのか。
その辺りはどうにも疎いが、と思考をしながらも。)

学園、ねぇ

(話の中で興味を惹かれるモノがあった。
その幾つかの中から優先度を割り振る、この場合の基準は興味だ。
その中で聞こえたのは、魔法学園と言う単語だ。

使える魔法、いや魔術は極端に偏っている。
自分に適性が殆ど無く、使えたものは一握り。
それ故に戦闘術を学び、試してきたが――興味があることはある。

ただし、だ。
流石にこの年で入学する程ではない。
外部講師とやらも雇っているそうだが、元より口が悪いのだ。
生徒からすればそれこそ叱られている様なものだろう。

機会があればでいいか、と記憶のストックを割り振りつつ)

さて、どうしたもんか……

(依頼はあったが、流石に昼過ぎでは良さそうな依頼は全て消えていた。
俗に言う塩漬けの依頼ばかりで割が合うとは思えない。

思考を回す、絶やさず回す、並行して話を聞く)