2024/01/05 のログ
キーラ > 「へぇ……?」

興味深そうに、全てを平らげた彼に視線を送る。
どうやらちゃんと男を見せられるだけの器と度胸はあるらしい。
なら、少しばかり子供扱いを改めたほうがいいと考える、が……。

「ま、合法的に酒が飲めるようになるまでちゃんと健康的に過ごしなよ。
 たくさん食ってたくさん寝ていい男になんな。若ければ若いほどいいってわけじゃないんだ」

と、説教をするが……。

「っと、悪いね。ついつい最近説教ばかりしたくなっちゃってさ。
 どーする?ビーンちゃん。宿はもうとってあるの?
 近い所でよかったら案内するよ。代金は……まぁ宿代とこの食事代を含めれば250ゴルドってとこだね」

蠱惑的なその熱い視線をまずは受け流して現実的な話をまずしてから。
レシートを彼の前に置く。水代やサービス代などはもちろん入っていない。
しっかり食べきった彼に、もうちょっとサービスしたい気はあるがまだ店じまいではないのだ。
それに、と。「スン」と鼻を軽く鳴らして彼の香りを感じて。

「あーあーあー、全部食べちゃったせいで”出来上がって”るのかい?
 全くもう。……ん-……」

ほんのわずか、人以外の種族の香りを感じて、眉をしかめる。
気分が乗って時間も空いているなら少しぐらい”アフター”をしてもいいのだが……。

「……そうだね。次は思い切って酒でも頼んでみな。
 ビーンちゃんが欲張りなら、次も来てくれるんだろう?」

そう告げて、彼のコップを握る手をそっと包むように握る。
指先から軽く爪を出して、くすぐったい程度に引っかきながらツツツと肌を刺激して。
ゆっくりと手を曲線に合わせて動かしていき、「くい」と頬を上げる。

「待ってるわよ。ふふ、その時は……」

そう告げて、空いている片方の手を宙に”前後”させる。
意図が伝わるか。伝わらないか。そんなことは度外視して。
ただ今の彼にはそういう雰囲気だけは、伝わるだろうと思い。

「約束出来る?」

と、艶やかな眼をして「ぺろり」と真っ赤な舌を見せた。

ビーン > 蠱惑的な瞳で見つめてから、薬と小さく笑い。
栄養満点な食事の余韻に浸りながら合法的に飲めるようになるまでは健全にと言われれば、
それもまた自t実で小さく頷きつつも、謝られればふるふると首を振って。

「キーラさんともう少し過ごせるのも魅力的ですけど。
今日は寮に戻るので、宿は無しで大丈夫です。 引く時にはさっと引かないとまたお子様扱いされちゃいますからね。」

等と小さく笑いながら現実的な会話を楽しみ、それでも何かを感じたのか何やら悩む相手に小首を傾げ、見つめていると…。
告げられた言葉に小さく胸が騒めく。

コップを持っていた手に重なる相手の柔らかな手、被毛が肌を擽り鋭利な詰めが肌をいたずらに刺激してくる。
そして囁かれる言葉に唇の端を僅かに持ち上げて…。

「その時はキーラさんも一緒にお酒を楽しみましょうね。ふふ。キーラさんにおごれるぐらいにお金も溜めておかないと駄目ですね。」

片方の上下に動く手にちらりと視線を向けてから、艶やかな目をまっすぐに見つめる紫の瞳、
相手の舌を見れば、小さく体を揺らしながら重ねられた手、その中で手を動かしコップを離すと、ぷにぷにの肉球を指で撫で、肉球の間の毛を擽る様に撫でてからするりと手を離し。

「僕も楽しみにしていますね。その時にはまたキーラさんのお勧めのメニューもお願いしますね?」

と、やや上気したまま頷き、レシートの金額分とその一割ほど多めに効果を取り出しカウンターの上に。
そして最後に相手にだけ聞こえるように、熱のこもった瞳で相手の艶やかな瞳を見詰めながら甘く「約束です」と囁きを向けた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からビーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にチェルシーさんが現れました。
チェルシー > 人で込み合う冒険者ギルド。
依頼を探す冒険者に交じり同じように依頼を探しては掲示板を眺める。
そこにはそれなりな量の依頼はあるのだが、一人で受けれそうなものはほとんどなく。
あったとしても報酬の割に合わないものばかりであり、そうなれば複数前提を受けるしかないのだが。

「これはこれで困るのよ。これなんて…一人で十分よね」

この街に知り合いがいない今、複数依頼を受けるというのはある意味難易度が高く。
しかも一人で達成できそうな依頼が複数でという条件もあり首を傾げ。

割に合わない依頼にすべきか、運よく複数人依頼を受けようとする人を見つけるか。それとも今世話になっている宿でアルバイトを頼み込むか。
そのどれかになりそうだと考えては依頼を探し続けて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からチェルシーさんが去りました。