2024/01/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルクスさんが現れました。
ルクス > どこにでもある賑わっている露店街。
そのカウンターに座る、頬に十字傷のある青年の姿。
周囲には様々な人種が酒やジュースを片手に露店を見て回っている。
燻した鶏肉やシェンヤンの麺料理、酒に合うものだけじゃなくいろいろな郷土料理まで立ち並んでいる。
一年を越せば、どこでもなんらかのイベントをやるものなのだな、と青年はそれを眺めていた。

「さて、オレも適当に食べますか。と」

宿の親父から手伝いによる報酬をお年玉として多めに貰った。
故に今日はちゃんと自分で買うことができるし、自由に食べることもできる。
これも日頃のコツコツとした信頼のおかげだな、と自画自賛しながら。
まず手に取ったのは茄子の串揚げ。傍らには東方の料理である玄米のおにぎりがある。
昔からおにぎりには目がないのがこの男であり、それに合うものばかりを調達していた。

「はぐ……ん~、この茄子と揚げた油の相性、たまらないねぇ。
 これを米と一緒に噛むのが滅茶苦茶美味いんだよなぁ」

こういう独り言を一人で言っていると大体怪訝な顔をされるが、今はこうしてたくさんの人がにぎわっている。
この程度で目立つことなど、そうそうはないだろう。
気にしている人間がいたら、その人はきっと警備員か神経質な人なんだろうな。なんて思いながら。
食を進めていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルクスさんが去りました。