2023/12/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 屋台街」にリリット・アリール・ソエティアさんが現れました。
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ご案内:「王都マグメール 平民地区 屋台街」にシースさんが現れました。
シース > 「…取り敢えず。一年坊主ですから、進路などは…まだまだ。
科の選択時期が来たなら考えます。その際は当然、先生方にも相談出来るのでしょうし、えぇ。

……今自分私が悩むとすれば。こういう目の前の事柄が大半ですね。
まあその、毎度毎度、お付き合いして頂くのも難ですが。…けれど、他に付き合ってくれる方というのも、居りませんし。
ご厚意に甘えさせていただく事に……なりそうな。気がし、ます」

逆を言うと数年くらいは、まだ。時間が有るとも言える。
それを猶予や余裕と考えるような性格ではないものの。準備期間に、結論を焦る、そんなつもりもない。
頼れる相手が、頼るべき時期になれば、出て来てくれるのだ。自分だけで悩まずとも。

そうやって大人を頼るのは。子供側の権利であり義務でもある。
此処に来る…などという事については。流石に前者に当たるのだろうが。
値段の事も有るし、少女からすると、同級生達にこの店を知る者や噂する者は射なかった…から。
必然知識の出元となる相手。其処に頼る事になるのだろう。
…というより。例え同年代で此処を知る者が居たとしても。
場所柄、目的柄、あまり大っぴらには口に出来ないだけ…かもしれないが。

「でしょう? その気はないというか…肩肘張ってしまってる。自覚は有るというか、故意、というか。
それだけの事で、怒らせたいと思っている訳ではないんです。でも、生意気だって。
…余程心の深い方でないと、それこそこんな風には。お話、出来無いのかなって。

……そ。う。そうですか。…そう、です?………そうなんでしょうか……ねぇ…?」

壁を作らなければ、自分で自分を守れない。自覚済みの性根も在り…改めて。
そう言うのがある、と言われると。何処をどう、欲の対象として見られるような部分が在るのかと。つい自問自答気味に。
ただ、見た目だけではお互い、なかなか判らない部分が大きいので。
相手がしっかり自身の事を、男だ、と断言してくれるなら。其処を信じれば良いのかもしれない。

…ただ言われた事を信じるのなら。相手からこちらの事は、女、と取られている訳で。
其処をきっぱり断言出来ない分。些か申し訳ない所もあって…つい。返答が疑問形になってしまう、という所。

「せめて自室でおたのしみやがって下さい。とは、思いますよ。やっぱり。
バレるかもしれない、なんていうのが。余興というか、興奮する材料の一つになる、なんて。同意しかねます。
見られて減るモンじゃない…と。お思いなんでしょうかね、その手の方々って」

見た側が減るかもしれない。…理性だとか。正気度だとか。そういうものが。
内容が内容だからか。もしかすれば実際、相手の挙げたような場所で、目撃してしまった経験でもあるのか。
少々膨らませた頬を染めるようにしつつ。口調も焦ったように早くなる。
せめて自分の部屋で、など口走っているものの。逆に少女が、自身の寮で、そんな行為に及ぶ事が出来るのか…それは、なんとも。
寧ろ安全性、秘匿性、が必須事項であるというのなら。はなから「そういう事」が出来る場所の方が、より安全だろう。
…たとえば。此処、のような。

照れ半分で追撃が来た。出来れば無自覚のフリで通したかった、間接なんたら。
触れられてしまうと、一気に。圧し潰していた自覚が強くなる。
堪らず噎せた所で背中を叩かれ、お陰で、あまり咳き込まずには済むものの。
叩いてくれる相手自身が、原因の張本人なのだから。うっすら涙目になりつつ、睨むように見上げてしまうまま。

「だっ、だぃ、大丈夫で…す、ですってば、っ。
…そのくらい。その程度、で…動揺する程。み……未経験というか、初心というか、じゃぁない。つもりです…し:

気付かないようにしていた。逆説、気付けばこうなっていた事、確定。
それを白状した後から。余裕ぶってみせようとしても、まるでサマになっていないのだが。
ともあれ誤魔化し誤魔化し。手を振り首を振り。大丈夫、大丈夫、と幾度か口にする。
相手がそれで納得してくれないようなら、ほら、と。目の前に軽く唇を突き出してみせる等もして。

リリット・アリール・ソエティア > 「うんうん、まず色々勉強してみて、自分の好きな事、嫌な事、得意な事、苦手な事、知れると良いよね。
そだね、先生って結構いっぱいいるから、相談もできると思うよ…勿論ボクも相談に乗るし。

まぁ、特別な事がない時はそれでいと思うよ、普段は目の前の課題をっていう感じで。
あはは、ボクはシースさんと居てれて嬉しいから、毎度毎度でもうれしいよ。
うん、見えないかもだけど年上には頼っていいんだよ」

少女に対して、告げながら微笑んで。
子供が大人に頼る事は当然と思っている此方からすれば、甘えてくれる方が嬉しかったりする。
ここでの支払いも含め、本当は全部奢りたかった所もあるのだが、少女はそういうのは苦手そうなので押しつける事はせず。

この店については、情報収集が甘かったと内心で苦笑し。
とはいえ、少女が納得しているならと少し自分をごまかして。

「うん、学院いる時もだけど、肩に力入ってる感じするよね。
此処に皺が寄ってると、機嫌悪そうに見えちゃうからねぇ。
ん-、それは遠回しにボクは心が広いって言ってくれてるのかな。

そりゃね、ボクも一応生物なわけで、そういう欲は当然あるんだよね。
ん-、シースさんはね、可愛いんだって自覚持った方が良いかなぁ、ボクは色々と好みな所があるもの」

少女の自己防衛なのだろうが、周りに壁を作る生き方は疲れそうだと思いつつ。
此処に皺と言いながら、自分の額をトンと叩いた後、少女の額を触れるかどうかで突いて。
互いに性に関しては複雑な立ち位置の部分もあり、其処を隠しながら会話しているのも問題かな、とな内心思い。

少女の答えが疑問に満ちているのを聞きつつ。
ふむと、小さく頷き。

「寮生だと寮ではできないだろうからねぇ…風の魔法使う子なら遮音とかできるんだけど。
あー、見られるかもっていうのは少しは判るけど、本当にみられる場所ではッテいうのは嫌かな。
してる人たちは、そうなんだろうね…ボクとしては此処みたいに人の居ない所が良いかな」

見た側が興奮し乱入というのもあり得るし、嫌な思いをする人もいるだろう。
学院内で見づらく、人が来ない場所は結構多く。
そんな場所は、一人になりたい人間がいる事もあるのだろう、そういう場所でのバッティングもあるのかなと、首を傾げ。
寮であれば、自室の防音性はそこまで高くないだろう…遮音自体はレベル次第だが風魔法などで可能なのだが。
そういう観点でみれば、この店はそう言う事をするには打ってつけだろう。

噎せ始めた少女の背をとんとんと、叩いて。
涙目の視線を受けて、苦笑気味に微笑んで。

「ごめんね、別に経験してるから偉いとか、初心じゃない方が良いとかはないから。
其処は気にしないで良いんだよ、自分のペースでね」

大丈夫と口にする少女の様子を見つつ。
途切れる言葉に動揺を感じ取って、ほほえましく思いつつ。

「んー、あとね、”今”のボクは男だからシ―スさんと、間接でもそういうのできるのは嬉しい、なんて、ね」

小女が伸ばした赤い舌…それをみながら冗談ぽく言うと。
「こんなふうにね」と、此方も舌を伸ばし近づけて見せる。

シース > 「相談。はい、是非ともお願い致します。
…けれど毎月此処に、という事でしたら。その点についても、ちょっと。要相談かもしれない……
目上の方である。其処は承知していますけど。けど、だからといって。それだけで甘えっぱなしになる訳には…」

ううんと唸る。
相手の予想通り。進路相談など、教師と生徒という関係性の上でなら。多いに頼る心持ちでいるものの。
立場を変えてそれこそ、一般的に男女として、こういう場所を訪れる場合。
男だから女だからだけで、支払いを任せっきりになってしまうのは如何なものか。
懐具合には厳しいお値段だとしても、せめて折半くらいには持って行けないか。そういう風に考えていた。

教師と生徒。その立場を脱却して関わるのなら。同じ風に見られたい、と言えば烏滸がましいが。
せめて大人から見た子供のようには、扱って欲しくない。
…と、いう風に背伸びしたがる時点で。とても大人とは言えないのだとしても。

何れにせよ。次回以降も此処を訪れるなら、その時までに二人の間で、色々決めておかないと。
いざ支払いという段階になって、店の入口で奢る奢らないを言い争って、すったもんだを起こす事になる…かもしれない。

「……でも、身を守りたいと思うのって。当たり前じゃないですか。
それこそ学内であれこれ。良からぬ事に及ぶ人なんてのも多い訳ですし。

……えぇ。えぇまぁ、何と言うか。遠回しどころか直球ど真ん中のつもりです、けど。
リリットさん位、って言ったのも。大袈裟な例えじゃないですし。

……そんなリリットさんに言われると。貴男がそれを言うんですか、みたいな。…変に嫉妬しちゃいそうなんですが。
えぇ、えぇ実際。どちらかと言えば其方の方が、私から見たって…、……」

そうして常に作り続けている壁を。時には力尽くでぶち抜いてくる者も居る。
或いは飄々と、軽々と乗り越えてくる者も。…相手の場合は後者だろう。
乗り越えられて、それでいて不快にならないというのは。正に相手の人柄による物でもある筈で。

そんな距離感を感じられなくなる相手だが。精神的な物だけでなく、肉体的にはどうなのだろう。
間接のアレは兎も角。軽く額に触れられる程度なら、異性として強く意識する事もない。…その位。性差を感じさせない、綺麗さが有る。
もし先程「男よりも女である」と言われたら。驚きよりも納得の方が強かったかもしれない。
そういった風に考えながら。改めてまじまじと。相手を、表情を躰付きを見つめ確認し……むぅぅと。小さく呻いてそっぽを向いた。
意識的に確認してしまうと。本当に綺麗な相手なのである。嫉妬どころか羨望も抱くし、難なら、それ以上に意識してしまわざるを得ない程。

「何と言う魔法技術の無駄遣い。…って素人判断しちゃうんですけど。
其処までする位ならやっぱり。然るべき場所を探す方が楽そうじゃないですか。…この街なら。幾らでもそういうお店、有るでしょうし。

そもそも見せるんじゃなく、見られる、って場合。…同意の上ではない可能性だって有るでしょう?
もしくは見られたくないなら、なんていう脅しなのかもしれないんですし。
そういう酷いやり方してくる相手でしたら。お近付きにはなりたくないですね…出来るだけ」

正に今居る此処もまた「そういうお店」に当たるのだが。足元こそ暗し、知る由もなく。
其処の点をちゃんと確認出来ていないのは。話題が話題だから、という事も有るかもしれない。
基本的には、ほぼほぼ、女の側であり。必然的にというか、学院内でそういう事に巻き込まれるなら…加害ではなく被害の側。
無理矢理事に及ばされた上、それを第三者に晒される、など考えたら。とてもではないが落ち着けという方が難しい。

…どうにも面白くない話題になりそうだったので。
間接への指摘は…思い切り噎せてしまいこそすれ、此処で話題を切り替える事が出来たのは。不幸中の幸い。という物だったかもしれず。
ともあれ大袈裟な程咳き込みつつも。食べていたのが容易に溶けるアイスであったせいもあり、喉を詰まらせるような事はなく。
少々涙目になってしまった目元を拭い、頭を振って平静を取り戻し…

いやどうやら。取り戻しきるには至れないらしい。
拗ねるような仕草で突き出した唇へ。相手の方からも唇…というか、其処から悪戯に覗く舌先すら、近付けられて。
その侭行くと接吻という呼び方すら生易しい、もっと深い…それこそディープなんちゃらという行為が成立してしまいそうだ。
見開いた目を白黒。ぐるぐる。思わず突き出した両手が、がっしり、相手の肩を掴み止め。触れる寸前の所で、相手側からの接近を押し留め、そして。

「じっ。じぶんの。自分のペース。ぺー、す…っ…」

ふー。ふぅ。一旦下を向いて。相手の言葉を反芻し。それから深呼吸。…一つ。二つ。三つ。
其処までやって上げ直した顔は。未だ少々目が据わったように見えない事もなかったが…それでも。
最後に残ったほんの僅かな距離を、少女の側から詰めてみせた。
流石に舌を絡めるような事は出来無かったのだろう。正面からくっつける事はなく。相手の頬に、額への指先より少々しっかり。唇を押し当ててみせ。

…直ぐに。ぱ、っとその唇を。両手を。身体を離して。

「……一応、直接、です。 …本日は奢っていただきましたし、楽しいです……し。
っ、こ、この位…!この位で今日の所は、勘弁しておいてやって、下さると……っぁ、ぁ、有難いのです、が……!」

頑張って。思い切って。踏み出したつもりだったが。
いざ実行してしまうと…何をやったのか。やっているのか。また急激な羞恥に襲われる。
食べ終わったという事もあり。ガタガタと椅子を鳴らし忙しなく立ち上がり、行きましょう、と…

自己主張したがらない少女の、初めてのデート、という奴であるのなら。
自分で思っていたよりは、進んでしまった。そんな心持ちなのだろう。

リリット・アリール・ソエティア > 「相談はいつでもいいからね、ボクは授業数自体少ないから学院にいる時は結構暇だし。
学生だときついかぁ…ん、そうだね其処は相談しよか。
その気持ちも判るよ、自立したいって思うのはシースさんくらいの年代だと普通だし」

唸り声を漏らす少女に微笑えみつつ、頷いて。
相談はいつでも受付中と言う言葉を告げて。
確かに学生だとここは高め出よねと納得し、相談は後でねと告げる。
学院に来る年齢であれば、年齢の差はあれど自立心も高いのだろうと納得し。

少女の思いを何処となく感じつつ。
自分も昔はと思い出して、背伸びしている少女に対し微笑んで。

色々と相談は必要だと納得して。
支払い時に揉めるよりはと頷く、ここで目立つことを少女は望まないだろう。
ただでさえ恥ずかしがりな面があるうえ、この店の事実を未だ知らないのだから。

「うん、当たり前の感情だよね、よほどの献身精神の持ち主じゃないと自分が大事だもの。
学院が大きすぎて、目の届かない場所があるしねぇ。
其の上、王国自体がそこら辺緩いし…そういう為にある様な場所も多いしね。

あー、はっきり言われると、嬉しいし一寸照れるね。
あはは…いや、そこまで言われるほどでもないと思うけど。

ん-とね、シースさんは、ボクらにはない魅力があるって言った方が良いのかな。
ボクとしては君が可愛いと思えるんだよね」

少女の言葉に同意し、顔を誇ろばせ。
説明は難しいが自分とは違う魅力をと、告げて微笑んで。

距離感に関して言えば、自身の性別が特殊な部分もあるだろう。
そもそもどちらでもあり得る時点で、性別での線引きは意味を成さないのだから。
とはいえ、先ほど決めたのだが少女の前では基本「男」としてあろうと、だからこそ今の性別を告げたのだ。
まじまじと見られて、顔や身体を見られて、苦笑を浮かべる…確かに普通の男っぽくはないよねと、小さくく呟いて。
けれど見つめられれば、直ぐに苦笑を微笑みに変えてみせるのは、性格なのか。

「いや、無駄使いだとは思うよ。本人の技術だから使うのは自由だけどね。
ん-…それも一理あるし、お店は多いんだけど、学生であればそういうお店の代金の問題もあるから。
結果的に、自分の技術で節約できる鳴らしたいのかもね。

覗き見されるって事だよね…確かにそういう可能性あるね。
脅しかぁ、そういう人とは機会があっても嫌だね、確かに。
うん、それが普通だと思うよ…ボクも近づきたくないと思うし」

魔法の使用についていえば、実際本人が苦労して得た技術だけに止めづらい。
そも、自分も一寸したことで魔法を使っているのだから、なので少しだけ擁護して。
此処も少女が言う「そういう店」である、ただ少女の言う見られるなどは此処ではないが。
脅して無理矢理になどと言う事にかんすれば、流石に自分も嫌だ、と苦笑して。

そんな話題も、間接関係の話で切り替えられる。
少女の反応を微笑ましく感じつつ、せき込む少女を介抱し。
涙目になった目元を拭う所を見つめ、小さく苦笑し。

舌を出した少女へ舌を出して近づけるという、一種の悪戯。
そうした所、肩をしっかりと掴まれ。

「ん?」

そうされながら、少女が深く呼吸を数回。
据わったように見せる瞳が此方を見て。
肩を押さえて止まった距離が、少女側から近づいて。
小さく唇が自分の頬へと押し付けられて、直ぐに離れていく。

「……っ、ぅん、直接、だね。 いや、誘った方が奢るのはまぁ当然だよ。
そうだね…シースさん、凄く、息が荒れてるしね…許すとかないよ、むしろありがとうって感謝しかないね」

頬への口づけに、流石に驚きが勝る。
悪戯に恥ずかしがって逃げると予想していた少女が、頬とはいえキスをしてくれたのだから。
とはいえ、直ぐにいつもの微笑みを見せながら、ありがとうと告げて。

「そうだね、いこっか」

そういって、少女と共に席を立つと伝票をもって一緒に部屋を出ていく。
嬉しそうに小さく鼻歌を歌いながら少女と部屋を、店を出て…元の露店街へと歩いていく。

シース > 【中断致します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区 屋台街」からシースさんが去りました。
リリット・アリール・ソエティア > 【中断します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区 屋台街」からリリット・アリール・ソエティアさんが去りました。