2023/12/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にムツキさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からムツキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 道具屋」にムツキさんが現れました。
■ムツキ > 【待ち合わせ待機魔中】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 道具屋」にレキ・キドーさんが現れました。
■ムツキ > 平民地区の一角、冒険者向けの道具屋。
ポーションや魔道具などが並べられており、偶に来る客が必要な品を買い込んでは去っていく。
そんな中で、知り合いの少女に仕入れが済んだという知らせを送って。
本人が来るまでは店の棚の整理をしている。
簡易の火おこし用魔道具や、安く上げたい人向けの火口箱、他にも毛布や雑貨類。
「あと減ってるのは…ん-」
そんな言葉と裏腹にどこか気もそぞろな様子で。
偶に道具屋の入り口に視線を送ると、首を小さく振って。
再び道具棚の整理に戻っていく。
一応減っている商品はメモを取り。
そのメモを店番に渡して補充を頼みつつ、一旦自分が店番について。
「さてどのくらいで来るのかねぇ」
と、小さく呟いて。
■レキ・キドー > 衣食住を大幅に制限してもビクともしない生態とはいえ、
人の街で活動し仇を追うの曰く付きの品を探し求めるのとしていれば当然お金が居るわけで。
住所不定な冒険者まがいの生活となるとなかなか連絡のつかないタイミングもあるかもしれないが、
ムツキに伝えていた冒険者ギルドの小さな私書箱か何かはまだ機能しているようだった。
便りの無いまま数日経って、返信より早く本人が到着するのも珍しい事ではないだろう。
――出入りする客の一人として、普通に扉を開く。
霊的な防衛機構などを備えた施設なら半人半魔といった様相の何かが侵入したと管理者に伝えるだろうか。
異端に不寛容な宗教施設には自動的な反撃に遭いそうで近付けない身の上で、
一見した限りではあまりそういう風に見えない娘?が、店番に用件を伝えようとして『居るじゃん』って顔になった。
街着として重宝しているのだろう、本日もグレーのブレザーにプリーツスカートの学生コスプレ。
コスプレとはいえ現役コクマー生の男子から譲り受けた本物である。
「――久し振り。袴着、入ったって?」
【現在の渇き・飢え・淫欲値的な判定:1<10段階評価】 [1d10→9=9]
■ムツキ > 「いらっしゃい…て、レキか、相変わらずその格好なのか?
いや、仕入れに時間かかったからなのかもだけど」
店番の椅子から立ちあがると、補充に行った店員に一声かけて。
こっちだと言って、前も案内した奥の部屋へ移動する。
「一応昔の感じで考えて頼んどいたけど、黒着でいいんだよな?」
ダメと言われてもすでにその品もここにきているのだが。
部屋に入るとその一角に木人に着せられて袴着が置かれていて。
シンプルな袴着は黒一色に、からし色の帯の品。
「とりあえず、頼んだ相手が簡単なエンチャントっけてくれるっていうから。
簡易補修の頼んでおいたけどもんだいないよな」
ほつれや少しのカギ裂きなどは少し置けば直るという気やすめに近い効果。
大きく破れればそこはそのままだぞ、と注意を告げて。
着せられていた一揃え以外に、もう一式、此方は布に包んで差し出して。
■レキ・キドー > 「いやホントに便利だよ?
ここの学校留学生もいるんだって。
なんかヘンな絡まれ方するのはグンと減った気がする。
街の外で着るものなんておかしくなければ、何でも良いっちゃ良いんだ。消耗凄いしな…」
辺境からの輸入品に時間がかかってしまうのは当然として、気にしてくれるなと手を振った。
気にするな、と言いたいついでに『じゃあなんで注文した』ってくらいの言い草だけど、
それはお願いした時にブツブツ言っていた通り、思い入れとか覚悟とか、戒めとか色々あるのだろう。
確認にはさらりと頷いてついて行く。
あなたの記憶にある通り、あるいは故郷では生が見られるソレで構わないと。それがいいのだと。
――通された部屋で、わざわざディスプレイしてくれていると おや と目が丸くなった。
せっかくなので袖周りなど手に取ってご確認。
「――そういう事すると高くつくんじゃ。…いやそもそもそこそこ高級品の扱いになるなら、保険か。」
エンチャント?と眉根が寄るのは、それで価格が跳ね上がりはしないかという。
あまり大きく変わるなら勝手はしないだろうし、先方の好意と言うのなら問題は無いのだろうけど。
…本当に先方の好意でわざわざそんな事をしてくれるのだろうかという、疑惑の目。
「着てもいい?」
さておき、ディスプレイしてくれているが一応私が袖を通さねば締まりが悪い。
包みの方はそのまま持って帰るとして、マネキンのは脱がせついでに私が着ても良いだろうかと。
――ところで、少し動きが固いというか呼吸が長いというか、本日はグッと何かを堪える風情。
暴走一歩手前、なんて際どい状態で店には来ないけど、街を闊歩する上ではギリギリ限界間際の線だった。
■ムツキ > 「レキの年齢と体格なら、普通に学生で通用するだろうな。
絡まれ辛くなったのはそれでだろうな、俺も偶に学院生の振りするし」
少女のなんでもいいと言えばと言う言葉に苦笑して。
とはいえ頼まれて仕入れた以上は、これは少女への売り物。
故郷で幾度も見た格好に近い品、とはいえこれには巫女への助けとなる加護は無い。
「いや、そもそも発注の時点で少し高いしな、此処まで持って来る間の保険になったし」
遠くから仕入れている以上は何かの事故も起こりえる。
実際運ぶ途中で荒く扱われたのか、自分が受け取った時は包みが破れていたのだ、中身が無事だったのはエンチャントのおかげだろう。
袖周りを確認し、此方を疑惑の目で見る少女に肩をすくめて。
「ん、いいけど…ここで着替えてくれると、俺は凄くうれしいんだけど。
後エンチャントはおまけだ、その格好の方がレキに似合うし、せかっくなら少しは長持ちさせてくれ」
本気4割、心配3割、冗談2割、警戒1割。
そんな感じの声色で少女の問いかけに答えつつ、部屋にある椅子に腰を下ろす。
――ここ数回あった時と違う様子に心配が多めになっている。
少女が相手取っている相手の話を聞いている以上は、様子がおかしい時は警戒も追加して。
■レキ・キドー > 「――ああやっぱり。どこにでも入れる感じあるもんね、格式ばった所も平気ってのは強い。
バレても別に大事にはならなそうだし… あれ、ならないよね?」
身分詐称は問題ありそうだけど、制服着ていて相手が勝手に誤認するのは問題無かろうと…
言ってから、あれ、やっぱり問題かなと首を傾げた。 もちろん目立つ真似をするつもりは無いが。
「…ふぅん? まあ、いいけど。気配りさんにありがとって言っといて。」
好意であれお節介であれ、有難い気遣いであると、輸送上の理由なんかもあるようならそれ以上は拘りなく。
――ムツキが椅子に腰かけると、更衣室はどこだろうと部屋を見回した。
衝立でもあればそれで気にしないが、さすがに生着替えを披露する気は無く。
「…ううん、何だか勿体なくなってきた。
けどここ一番のために、なんて言い出すとそれこそ着られなくなるしなあ、こういうの…
――ああと、で、どこで着替えたらイイ?」
安くはない買い物をわざわざするのだ。
辺境の故郷からはるばる運ばれて来た衣服で、おまけに関わった人の気遣いまである。
戦闘服としてコレで荒事に飛び込んだらあっさり破損する確率は低くなく、
先ほどまで使い倒す気でいたのだが、長持ちしますようになんて聞くとだんだん惜しく思えてきてしまった。
一張羅にしようか、と悩むがそれではお蔵入り確定である。
しかし悩みはじめた以上、結局はもう着られない。
しばらくはジャージマン継続かなあと悩みながら… それはさておきどこで着替えろと?って。
――グッと堪える素振りはあるものの、堪えられないようなら、緊急ではない用件で訪ねたりしない。
乱される要素は今のところなく、女子と見ているなら遠慮しろ?と、その腰かけるココロは何かと問うように。
■ムツキ > 「制服ってのは学生にしてみりゃ其れで正装になるし、普段着にもなるからな。
制服着たやつが、学院生か気にする相手もいないだろ、教師でも生徒全員は覚えてないだろうし」
少しのアイテムを追加か減らせば、あくまでも制服風で済むしと身もふたもない事を言って。
そもそも学院生で制服着てないのもいるし、気にしてないだろうと苦笑し。
「あいあい、次の発注の時に手紙つけとくわ」
取引相手なので、連絡は取っている、其処に混ぜとくと約束し。
更衣室を探す少女をみつつ、やっぱだめかと内心思いつつ。
「まぁ、サイズはレキピッタリじゃないのも何着かしいれたから、売れてなけりゃそっち直してもいいだろうけど。
とりあえずはまぁ、買った以上レキの好きにすると良い。
んで、着替えならこっちでどうぞ」
遠方から取り寄せるなら色々なサイズで数を頼む事で単価が下がる。
レキに合わせたサイズは二着だが。大きい小さいのはまだあると告げる。
そうしながら、椅子から立ち上がって、部屋の隅に移動すると。
壁に畳んであった衝立を広げる、2畳分程度のスペースが出来上がると其処を示して。
「まぁ、袴着なら帯である程度は調整もできるしな…できるよな?」
衝立の中が見え直いであろう位置へ、椅子をずらし。
昔の記憶と最近の記憶で修正したサイズで頼んでいるが細かな数字で作る服ではないので、そこは調整してくれと告げる。