2023/09/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿屋」にグライドさんが現れました。
グライド > 「――――……おう…一気に閑散としちまってんな。」

(天気が荒れた直後、人気は減る
ただ、減ると言っても、此処まで一気に減るのは珍しかろう
開店休業、の様に閑散とした酒場の中を眺め見ては
前日から上の宿を借りて、今の今まで寝て居た傭兵
逆に珍しい物を見たと、混沌として居る普段と比べていた。)

「……ま、そんな日も在るだろうよ。 偶にはよう、ゆっくりしろってこったろうさ。」

(暇そうにしている酒場の職員に、そんな事を言いながら。
起き抜けから早速とばかりに、エールを注文して席に座る
暑かった此処の所と違って、今日は涼しさを感じる
窓の外、まだ、雲の残る空を見ながら、ふぅむと唸り。)

「――――……王都から出るか、悩む所だな。」

(態々、雨に振られながらでも、と言う急ぎの用件では無い
物要りとなった今、色々と買い揃えに出向く必要は在る、が
天気が落ち着いてからでも、のんびり向かえば良いのだ)。

グライド > 「止まない雨はねぇ、とは言うがね。 ……早々に止んで欲しい時も在るもんだ。」

(かつて、農家で在った時は、雨ほど待ち望む物は無かったろう。
だが、今は雨脚が早く立ち去る事を望む
変な時間に起きて仕舞ったせいで、暫くは
下手をすれば、朝になるまで、こうして酒を煽る休日となるやも知れぬが

どうせ人気の無い深夜だ。 店主も、追い出す様な事はすまい。
きっと、中身の無い、ただ、思い付くままのくだらない会話を交わしながら
夜が明けるのを、待つのだろう――)。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿屋」からグライドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 日曜市」にムーチョさんが現れました。
ムーチョ > 昼下がりの王都、平民地区の広場では日曜市が行われている。
採れたての野菜を運び込んだ農家達や、小物を売る商人、研屋、散髪、飲食できるエリアと賑やかな喧騒に包まれている。

そんな只人達の賑やかなやり取りを楽しむ様に眺めながら喫茶エリアの屋外に置かれた椅子に腰を下ろしながらパラソルの作り出した影の中、寛ぐのは長く生き太陽を克服した一人の吸血鬼。

手袋をはめた手で細長い炭を持ちその手を動かしながら涼やかに過ごしているのは男が使う魔法に寄るものである。
そのことに気づくのは紅茶を運んだウェイターや勘のいいもの、魔について詳しい者ぐらいだろう。

向ける視線の先、太陽に照らされ汗をかきながら明るく働く者達が持つ命の輝き。
そして、その中に混じる他者を喰らわんとする欲にぎらつく歪な命の輝き。
そうしたものが作り出す光景を楽しみながらテーブルの上に置いた紙の上に墨を走らせ一枚の素描を楽しんでいる。

ムーチョ > さらさらと、高価な紙に目に映る光景やイメージをとどめる様に手を動かし炭が髪の上で踊る。
ひとしきり霧の良い所まで進めば炭を専用の箱の中に入れ、手袋を外し、冷やされたカップの取っ手に指を添え持ち上げ口元へ。

僅かに手を動かし傾ければ冷やされた紅茶が口の中に。
ふわりと広がる紅茶の香りと僅かな渋みを楽しみながら飲み込み一息。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 日曜市」からムーチョさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都に幾つか存在する冒険者ギルドの支部の一つ。
とは言うものの、その実態は冒険者が客として集まる酒場兼宿屋であり、
申し訳ない程度に店内の掲示板に日銭を稼ぐための依頼文が貼られているに過ぎない。
それでも、1階の酒場では冒険者を始めとした荒くれ者や、彼らを相手に春を鬻ぐ娼婦、
その他にも飲食の為に訪れた一般客達にて相応の賑わいを見せていた。

その賑わいの中心、客達がそれぞれの卓にて同席の身内や仲間と思い思いの
時間や食事を愉しんでいる中で、独り、周囲の卓の客にちょっかいを掛ける中年男の影が一つ。
本来であれば、嫌われそうな行為であるが、誰も文句を言わず、また、店主も黙認する理由は至極単純で。

「いやぁ、運が良かった。ゴブリンの懐を漁ったら、まさかの宝石を見付けてよぉ。お陰で俺の懐が潤ったぜ。
 お、グラスが空じゃないか? マスター、俺の奢りで同じのもう一杯。ほら、乾~杯~♪」

等と、傍迷惑ながらも、明快にて、周囲の客達に見境なくも奢りを振る舞う故。
奢られた方は多少困惑するも、ただで酒が飲めるとあって強く文句を口にする事もできず、
店主も彼のお陰で儲かる上に支払い許容額も抑えている為に、この行為を見て見ぬ振りをする始末。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトーラスさんが去りました。