2023/07/19 のログ
ご案内:「無名遺跡(過激描写注意)」にクレイドルさんが現れました。
クレイドル > 無名遺跡。深部。
広間には濃厚な臭気が立ち込めている。
辺りには貴金属類を主立った値打ち物が無造作に転がっていた。
だが、その大半は、今や白い粘液によってコーティングされている。
その出所たるこの宝の部屋の番人だったと思われる犬のような巨獣は力無く横たわっていた。
横倒れになってもまだその毛皮に埋もれ尚反り返り勃っている赤黒い巨根は断続的に痙攣を続けており。
その度にびゅっ、びゅっ、と、精管からヒリだされる音を立てて放出される子種は撒き散らされる白濁ペンキに新たに費やされる。
その直ぐ横では積み上げた金貨を贅沢な縁石代わりにして円形の堤防を築き上げ、中に浸されている精液風呂に漬かり切っている一人のシスターが居た。

「…フッ♡フウゥ♡フ…ッ♡」

その腹部は、まるで西瓜を丸呑みにしたかのようにボッテリと張りつめて膨らんでいる。
何が起きているかを雄弁に物語るのは、臍が裏返って張り出す程の内圧そのものが蠢く様を示して腹面が揺らぐ様。
怪物の子種を貪欲に呑み込んだ子宮の揺り籠に蓄えた卵細胞を繋ぎ、その結果誕生した我が子をなだめるかのように手袋を嵌めた白い掌が撫で付けていた。
無理矢理に異種の垣根を越えて結んだ異常な生命に重たく居座られ、内臓を押し上げられ肺が圧迫されているのか、呼吸が自然と小刻みになる。

「元気な子供達に恵まれましたわね…♪何よりも喜ばしい事ですわ…♡」

普通の女ならば気が狂うような状態であったとしても、その母体は蕩けたように微笑んでいた。
身に纏っているシスター服もびちびちに突っ張っていながらも、ゴムのような伸縮自在に破れる気配も無い。
衣類の一片すらも、化け物の一部に過ぎないのだから。
尻の上まで浸かっている膨大量の精液風呂は常に適切な温度に保温され。
シスター自身からにじみでる分泌液によって周囲の塵芥や細菌などからの破壊を防ぎつつ、少しずつ吸収されている。

クレイドル > 「っっあっあっあっ♡~~~っ♡」

なまめかしい嬌声には苦しさを遥かに勝る歓喜が籠められていた。
管理している子供を産むための人体構造に走る生理的な陣痛に当てられ、ゆっくりと体育座り崩れのように座り込んでいる白い脚線を左右にへと開く。
胎内の保育器官で大事大事に育て上げた子供が、その生物自身の本能によって開大した子宮内から外にへと出始めた。
膣経路が出て行こうとする未熟児の軟体構造に押し上げられ、骨盤が骨折寸前にまで拡がって子供の出入口を用意する。
スリットの入ったスカート部分が、産まれ出る子供の質量によって自然と内側から捲り上げられた。
下腹にへと圧を加え、ぎゅううっと左右に延ばされた手が手すりを掴むかのように黄金を鷲掴みにする。
邪魔な下着など穿いている筈も無く、間も無くして排便をするかのようなイキみによって出産された赤ん坊が産み落とされた。
びしゃ、と、産湯の代わりに湛えられた父親の精液の中に揺蕩う。

「…んふ♡ふふふふ♡産まれましたわぁ…♡ああ、新しい命の生誕の瞬間…♡何度見ても心躍りますわね…♡♡」

それを取り上げるのは母体自身となる。
薄く新生児を覆う保護膜を取り払い、母子の関係があった証を示す臍の緒を、動物のように噛んで千切った。
とろりとアイスブルーの目を僅かに開かせて蕩けながら見つめる向こうには。
その両手によって抱え上げている子供の姿がある。
産声一つもっても異様な軋み、それは既に産まれながらに真面な人の形をしてはいない。
人間の四肢頭部のような形をもしつつも、今も隣で枯死しかけている獣の影響を齎され彼処に毛皮が揃い。
鼻面はせりだし犬のようなマズルに並ぶ牙を揃えていた。

ご案内:「無名遺跡(過激描写注意)」からクレイドルさんが去りました。