2023/07/09 のログ
ご案内:「邸内庭園東部倉庫付近」にアイネさんが現れました。
アイネ > (待ち合わせ待機及び冒頭記述中)
ご案内:「邸内庭園東部倉庫付近」にカッサンドラさんが現れました。
アイネ > この度邸に奉公していた使用人が様々な理由で退職することと相成り、
それに際して新たな雇用を募集することとなった。

侍従、執事、衛兵、厨房使用人、庭園管理。
様々な職種が一堂に雇用される、見方によっては行事ごとともいえる。

それは外側から見れば王の刃を名乗る狂気に生まれた一抹の間隙とも言えるか。
事実、雇用としては能力はさておき外見も重視される。

侍従にメイドとして雇用された者の中には豊かな胸を見出されて起用された者もいるぐらいだった。

……だが、一抹の間隙、などというものを、およそ常人の常識に当てはめることは正解なのか。


それを確かめるかのように、庭園の東側。普段は予備の道具が保管されていて
人の出入りが少ない場所に張り込んでその時を待つ―

カッサンドラ > 王族、貴族の暗闘続くこの乱れた国では、それ専門の暗殺者の需要はいくらでもある。
特に今回の標的は様々な貴族に疎まれており、その中には金を出して暗殺を依頼する者もいるのだ。
しかし戦働きが有名なこの家である。一筋縄ではいかないだろう。
そこでベテランのアサシンメイドであるカッサンドラが募集に乗じ潜伏することになったのだが…。

「何用でしょう?アイネ様」

その標的に仕える執事による、急な呼び出し。
それを受けてカッサンドラは指定された庭園に向かう。
待ち受けていた執事は女性であり、カッサンドラもそそるほどの美貌と爆乳の持ち主であった。
そんな彼女に、表向きは穏やかな表情で訊ねるカッサンドラ。

しかしその手には、どこにでもあるような、
しかしこの場にはあまり似つかわしくない杖が握られていて…。

アイネ > 「手が空いている時で構わないとは申しましたが、仕事が早くて何よりです。
 今日は私物のことにつきまして指導の意図もあり及びしました。」

 無表情の、背筋をしっかりと伸ばした眼鏡の女執事。
 折り目正しく両手を腰元で重ね合わせる様は厳かささえ伴って。
 だがその静かな振舞いと相反する躍動。
 冷えるような美貌の下で身じろぎする度に弾む度を越した質量の乳房。

 それに負けず劣らずの肉圧さえ漂う巨尻を揺らしながら貴女と相対する。

「そちらの私物、杖は普段から振り分けられた私室で保管していただいている分にはかまいませんが、
 こちらの倉庫は庭師達の管轄、侍従部門の管理範囲外となります。

 ましてや薬品類、毒薬の類を私的に保管いただくのはご遠慮願います。
 カッサンドラ。貴女は普段より良く業務に取り組んでいただいており、
 各部門の管理担当よりも高い評価をいただいております。

 ですので、このようなことで評価を落とすことは貴女の今後にも差支えがあると思い、
 私的にお呼びし口頭のみにて指導させていただく形を取らせていただきました。」

 表情一つ変えず、眉一つ動かさず、暗殺の道具の隠し場所を提示して。
 しかし問い詰める様子もなく、激昂する素振りさえ見せず、貴女に”指導”する。

「この際ですので、他に何か分からないことやご要望があればお聞きしますが」

 まるで先達が後輩に指導するが如く、静かに、他意も何もない視線を向けて。

カッサンドラ > 執事の言葉を、にこやかな顔で聞くカッサンドラ。
しかし、己の持ち込んでいた暗殺道具の在処に言及されれば、
その眉毛がぴくりと上がる。

「おや…どうやってお調べになったのかはわかりませんが、
プライバシーは守ってくださりませんと」

それでも、笑顔を保ったまま、カッサンドラは言葉を返す。
此方も負けず劣らずの背丈をびしりと伸ばした姿は、
まるで名家のメイド長のようであり、またその乳や尻の貫禄も負けていない。

「ところで…私的、ということは他の方はそのことを知らないのですね?
……安心しました。では一つお尋ねしたいことがございます」

そう言いながら、カッサンドラは杖を両手に持ち、持ち手をゆっくりと引く。
すると、杖の中から、鈍い光を放つ刃が現れる。
よく見れば、その表面に何らかの毒薬が塗ってあるのが分かるかもしれない。

「アイネ様はどのような死に方をご要望でしょうか?」

誰にも伝えていないなら、ここで抹殺すればいい。
そして混乱の隙に食事にでも毒を入れ姿を消せばいい。
確実には標的を殺せないかもしれないが、その時はその時だ。

そして、ケインソードを抜き放ち鞘を放った暗殺者は、
執事に向けそれを構えた。

アイネ > 「新人の育成、および管理は侍従部門に属する各執事の務めですので。
 人の目につきにくい、などという場所を残すのは執事の名折れですが、
 常に管理して置けばその限りではありません。」

 種は明かさないにしても、その倉庫は常に監視されているのだと。
 暗に告げて、他の者は知らないのか、と問われれば。

「はい。また、カッサンドラの管理担当はつい先ほど私に移譲されました。
 ですので、ここに私と貴女がいることは他に知る者はおりません。」

 ここまでは想定内、だが、それでも【告げずとも感づいて動き出す者がいる】ことは告げず。
 そして明確に二人きりだと告げれば、相手が得物を抜く。

「死に方ですか。生憎メイラ様に跨りながらの腹上死と決めておりますので」

 毒を塗っている。正しい運用だ。
 目の前の相手が噂に聞くアサシンメイド。その呼称も真か疑わしい半ば都市伝説のような存在がどれほどのモノか。
 こちらも室内戦に適応した装備ではあるが、それ以上に相手は間合いを考えたケインソードを持ち出してきている。

「すみません。一つ訂正を。」

 組んでいた両手を下ろし、左腕を前にして半身に構える。
 自然体の中で対刃物に対応した構えで貴女を見据えながら。

「私の理想は跨るにしろ組み伏せられるにしろ、メイラ様に抱き潰されること一択です」

 ここでは死なぬと、言外に淡々と煽りながら、死角となる右腕には袖から静かに
スローイングダガーが手の内に射出されて握られる。

 戦いが始まれば肉薄しながらその胸元を服だけスローイングダガーで引き裂こう。
 その爆乳も尻も目の毒だと、自分のことは棚に上げて、暗殺者を貪ることを鉄面皮の下で考えながら

カッサンドラ > アイネもまた己の得物を抜けば、カッサンドラの笑顔は変わらぬも、
目線だけは冷酷さを含んでそれを見る。
……獲物を前にした、暗殺者の目線で。

「へぇ、なるほど…っ!!」

そして、前に踏み出し、一瞬の交差の後、アイネの背後で立ち止まり、
にたにたと笑いながら、アイネを振り向く。

「ご主人様がお好きですのね…ですが私でよろしければ腹上死は叶えて差し上げますよ?」

気付けば、アイネの服の腕の部分に、斬られた傷が付いていることだろう。
その下の皮膚も浅く斬られているも、痛みは感じさせない。
それ以上にまるで愛撫されたような軽い快楽が、アイネの体に染み込むはずだ。

「ふふ、これに塗ったのは媚薬ですよ…。
ですが、摂取しすぎると死ぬまで絶頂し続けます。
良かったですね?このまま斬られ続ければ腹上死が…」

と、そこでカッサンドラも己の服の上体に気付く。
胸のところが切り裂かれ、肌と谷間が露出しているのだ。
それは、目の前の執事の女の確かな実力を感じさせる。

「……へぇ?」

カッサンドラは再度向き直る。そして、剣を構える。
踏み込み、また目にも止まらぬ速さで斬りつけ合う。
それは、互いの服がズタボロになるまで続くことだろう。

アイネ >  極限の脱力。にも拘らず姿勢はぶれない。体幹を維持しての構え。
 冷酷な視線に表情の伴わない瞳を返し、貴女が踏み出すと同時に前に踏み込み交差する。

「なるほど。先ほどから胸ばかり見ていると思っておりましたが、
 そちらもいける口でしたか。気が合いますね。」

 無表情のまま腹上死に対して言及すれば振り向く女執事の腕が引き裂かれる。
 露わになった肌に滲む赤。その周囲に広がる朱色。
 まるで指が優しく這って高めていくかのような高揚。

「なるほど。私も毒を塗って貴女を楽しませるべきでしたか。
 そちらも良いものをお持ちのようで。愉しめそうで何よりです。」

 最初に死に方と問うてきたところですぐには苦しめない嗜虐性を感じ取り、
 初手は少なくとも致命傷は与えてこないと看破しての踏み込み。
 それでも腕を切られるつもりはなかったが、相手も相当の手練れ。

「腹上死を叶えられるのでしたら、いささか無粋かと思いますが」

 再度踏み込み、一歩も引かぬ刃の応酬。
 その中で女執事は左腕に仕込んだ暗器で時折刃を受け流しながら自らの衣服が破れることは厭わず。
 それでも燕尾服は切り裂かれ、黒と白、モノトーンの中から溢れ出す肌色の質量とそれを包み込む紫色のレース生地が露わになる。
 その一方でこちらも貴女の服を引き裂くように刃を奔らせる。
 その中で至近距離からダガーを投げ放ち牽制を繰り返す。

 ……周囲へ、陣の頂点を描くように刃を地面に突き立て、言葉の端々から紡ぐ呪詛を繋げていき、
 二人を取り囲むように性魔術を、淫獄の結界を紡ぎ上げて行く。
 何のことはない、出れば抜け出せる程度の、少しその気になる程度の初歩術。

「……貴女も随分と昂っておられるようで」

 それは誘い。敵同士ながらお互いを”視ている”者同士、決着のつけ方は刃ではないだろうと。

「乗っていただけるのでしたら、少しだけ己の刃で肌を傷つけていただければ」

 無表情が、僅かに、緩む。
 お互いをお互いが”好きに”したいだろうと。

カッサンドラ > 刃の応酬は、互いの服を引き裂き、その肌を露にしていく。
カッサンドラの方も、メイドの衣装がどんどん破れ、
中に着ていた黒の扇情的な下着と、白い肌が露になっていく。
隠していたダガーなども露になるが、それはアイネとの戦いで使ってしまっていて。
しかし、それでもカッサンドラは二撃目をアイネに与えられずにいた。

「でしたら…素直に刃を受けて頂けるとありがたいのですが」

そう、皮肉を返す。時間を掛けすぎれば誰かに気付かれるかもしれない。
仕方がない、本気で仕留めるか…そう思った時だった。

「……?」

周囲を取り囲む性魔術の淫獄。
なるほど、回避主体の奇妙な動きと唱えていた呪文はこれを形作っていたのか。
彼女の言葉を聞く限り、おそらく邪魔が入らないような結界でもあるのだろう。

「ふぅん、そういう戦いがお望み、ということですか?
……いいでしょう」

カッサンドラは己の剣の刃の根本で、指先を軽く斬る。
そして、それを結界の外に放る仕草をし、アイネが察せば同時に武器を捨てるだろう。

「いいでしょう…貴女の大好きなご主人様より、感じさせてあげますよ?」

そして、己の衣服の残骸を脱ぎ捨て、裸体を晒す。
……実のところは、あの剣で媚薬を塗られているのは先端部のみ。
根本は誤って触れても安全なように、毒を塗っていないのだ。

(対等な勝負なんて、暗殺者がするとでも?)

内心ほくそ笑みながら、カッサンドラはアイネに近寄る。

アイネ > 媚毒が体に回る。否、媚毒を取り込む。
主が己を組み伏せて都合の良い穴のように犯してくださることを夢見て、
様々な媚毒を使おうとした。

結果は、その気になった主はどんな毒を使う時よりも激しく犯してくださった。
それも気高く、背筋を伸ばし、己の欲望を包み隠さずぶつけてくださった。

毒は無粋なのだとその時から考えるようになった。

だが目の前の暗殺者は違う。暗殺こそ、目的こそ至上、そこに矜持もありはしない。
であれば、己もまた獣に戻ろう。

戦いの中で媚毒を取り込んだ体が昂ぶり、巡る経絡の中で力の圧が上がっていく。
汗に、法悦を催す淫気が宿る。
微量だが持続性のある、効果が蓄積していく甘い毒。

激しい攻防の中で汗が揮発し、周囲に、淫獄の中に滞留する。
甘い香りのする汗が満ちて、二人だけの空間を満たしていく。

「ほどほどの毒を予め伝えていただいた上で飲み物に混ぜていただけるのでしたらいくらでも。
 それに二人きりになったのは余計な邪魔が入らないように、でもありますので、
 時間は気になさらずともよいですよ」

 望む戦い、邪魔をする介入者。楽しむのに憂いはないのだと。
 右手の暗器を袖から出して外し、左手の暗器も取り外して結界の外へ。
 そして靴も、脱いでなげ放れば鈍く重い音が響く。

 ハンデや鍛錬の類ではなく、少しでも肉薄した戦いから間合いを離せば、
 即座に頭蓋を蹴り潰す為の暗器。

 ……伝える必要もないが、魔力を溜めた眼鏡だけは外さずに、
 もはや意味のない燕尾服を破り捨てれば、既に紅潮した肌、頂で尖る桜色を露わにして。

 女の香りが、なんの不快さも感じられない魅力的な”誘うような香り”が漂うだろう。

(光沢からして根元はないのでしょうね)

 暗殺者として優秀な立ち回りを見据えながらも、いっそ殺すのが惜しくなってきたなどとも思いながら、
 お互い距離を詰めれば豊かな乳房を押し付け合いながら背筋を伸ばして。

「貴女も期待していたのですね。もう尖っていますね。
 今更断られないか少し不安でしたが結構です。

 暗殺者の方は、口づけで毒を飲まされないか気後れする方ですか?」

 既に全身に淫気が巡り、体液も性魔術の触媒に変化していく。
 子を孕む経験がなかろうとも母乳を分泌する、そこに快楽を見出すようになる
 淫獄の結界の作用を促す触媒。

 それを差し引いても、目の前の魅力的な女とできるのはまさに僥倖であると、
 無表情だった女執事が蠱惑的な微笑みを浮かべて。

カッサンドラ > 「お気遣いありがとうございます…ふふ、アイネ様の方こそ?」

カッサンドラの乳首もまた尖り切り、アイネの乳首と軽く押し合っている。
魅惑的な爆乳の頂に相応しい、美しい色合いをした乳首が絡み合う。
背丈も女性にしては高い二人、見下ろすことも見上げることもなく対等に視線を合わせ、
その瞳には目の前の雌を食らおうとする情欲が滲んでいた。

「ふふ、勿論。私自身よくやる手ですから。
貴女も不安でしょう?お互い確かめ合いませんか?」

そう言えばカッサンドラのむっちりとした唇の間から、長く赤い舌がぬるりと顔を出す。
そしてそれはアイネの唇をゆっくりと這い、そちらも出すように催促をする。

「それと…今回使った名前は偽名ではありませんわ。
呼んで下さらないのですか?アイネ?」

遂には、アイネの名を呼び捨てにしながら、
彼女が舌を出せば、それの表面にべったりと己の舌を重ねるだろう。

アイネ > 「でしたらカッサンドラ。私のことも敬称は必要ありません。
 敵同士楽しむこの時間、お互いを敬うのもおかしな話でしょう。」

 お互いを貪る。殺し合う建前を捨てたかのように情欲に満ちた目で見据え合いながら
 お互いの爆乳が淫らに絡み合い、アイネの上気した肌のしっとりとした質感が張り付いて、
 カッサンドラの乳首や乳輪を呑み込むように揉み転がす。

「そうですね。思えば身体検査の折にも口の中は確かめておりませんでしたので」

 暗殺者の尻たぶを掴みながら眼鏡を掴んで結界の外に放り投げる。
 これで文字通りの丸裸。暗器の一つもない状態。

 己の唇を這う舌に舌先を絡ませ、まずは唇を重ね合う前にお互いの間で
 舌を軟体動物が交尾するかのように絡ませる。

 まるで同性愛者の密会、秘密の逢瀬が如く、まるで結界で手出しできぬ状態で覗き見る者がいれば見せつけるように、
目の前の”恋人”を欲するように唾液を絡ませ合い、
 やがて唇を重ねて音を立てて啜り合うだろうか。

 甘く、優しい、深くない香りがアイネから漂い暗殺者を蝕んで。

カッサンドラ > 「れる…ちゅ…んむっ……」

最初はしばし、舌を絡ませ合い、
しかし我慢できないように、お互い唇を重ね口内を貪り合う。
毒など無い事など分かり切っていたように互いの唾液を飲み下しながら、
頬に浮いて舌の形が見えるほどに互いの口内粘膜を強く舐り合う。

「ちゅ、はっ…ふふ、お上手ですねアイネ。殺す前に味わえてよかったです」

カッサンドラは挑発的な視線で眼鏡の無くなったアイネの瞳を見ながら、
アイネがそうするように、彼女の巨尻に手を伸ばして揉みしだく。
張り合う爆乳同士も一歩も譲らず絡みながら、乳首が互いの体に快楽を与え合う。
激しい戦闘の後の、汗でしっとりとした肌は、ローションを塗らずとも滑らかだ。

(これは……?)

そんな中、カッサンドラは鼻腔をくすぐる甘い香りに気付く。
女のフェロモンとも違うような、アイネからしか嗅いだことのない香り。

(……ふん、毒など慣れっこですよ)

カッサンドラ自身は毒を使う暗殺者だけあり、並の毒に対する耐性は獲得済みだ。
彼女は気にせず、アイネとの淫らな口付けと愛撫を続ける。
しかし既に秘所が薄っすら愛液に濡れていること。
そして乳首に言い知れぬむずがゆさを覚えていることに彼女は気づかない…。

アイネ >  もっと主導権を握り合うかのような振舞いをするかと思ったが、
 その根底には欲求が強く渦巻く意図を感じながら、そこに安堵を覚えて唇を貪り合う。

 汗が、塗り込まれる。身もだえするように摺り寄せ合い、尻を掴んでお互いの腰を寄せ合う様は
 アイネに忌憚のない、敵と警戒していないような素振りさえ伺えて。

「カッサンドラも中々のお手前で……。流石にそちらは監視していませんでしたが、
 この館のメイドにも事に及んでいたので?」

 やがて太ももを割って貴女の秘所を圧し上げながら、自らも貴女の太ももに秘所を押し付けて。
 ……どこまでも沁みるような温かさがアイネの体から感じられるだろう。
 それが徐々に蝕まれている証左とも知らずに。

「できれば、カッサンドラには所属から離反しこちらについていただきたく思います。
 こういうことに及べる方が中々おりませんし、良い同僚になれるかと」

 毒。毒であれば抵抗も出来る、警戒も出来る。だが、甘く、蕩けて、染み込むような。
 危機感をどこまでも削ごうとする”悪意”が潜むそれ。

 太ももに伝わる愛蜜の感触を悟れば、指を伸ばして陰核に触れて圧し潰してくるだろう。

「臆して我慢しているのですか……? もっと楽しみましょう」

 嗤う。優しく。しかし人の尋常から外れてしまった笑み。
 異界に誘うかのような笑み。それは倫理を説く説得ではなく、
 同じ傷を抱く者同士の理解のようなそれ。

 どこまでも”主の命を狙った敵”を蕩かして殺す為だけの篭絡をしかけて。

カッサンドラ > アイネに斬りつけた刃に塗った媚薬は、例え少量であっても、
一度の絶頂ごとに感度を引き上げ遂には人に耐えられぬものにするもの。
それでもって、カッサンドラはアイネをイカせ殺す気であった。
しかし、彼女自身の思いとは裏腹、無意識のうちに、
その身体は目の前の女体の快楽を強く求め、貪っている。

「えぇ、幾人か…美味しくいただかせてもらいました。役得ですわ?」

少しずつ、息が荒くなる。
股の間に割り込んできたむっちりとした太腿に己の秘所を擦りつける。
陰唇からぬるぬると垂れて来た愛液が彼女の白い肌を汚す。
それと同時に己もまた彼女の秘所に太腿をぐりぐりと押し付ける。

「あら、んっ…もう勝ったつもりかしら?…はっ♡
随分と余裕のようね…貴女には、あんっ、私に殺される未来しかないのに…」

膨らんできたクリトリスに触れられたカッサンドラはびくりと背筋を震わせつつも、
言葉ではせっかちねと笑い、同じようにアイネの秘所に触れる。
こちらは自身の太腿と陰唇の間に割り入れるように指先を入れ、粘膜を愛撫する。
その動きはアイネにも確かなテクを感じさせるだろう。
が、カッサンドラはアイネの挑発に、眉間に皺を寄せる。

「臆す…?まさか、せっかくならゆっくり味わおうと…ああんっ!はっ…していただけですよ。
そんなにせっかちなら…んっ♡もっと激しくしてあげますっ!」

そして、噛み付くように再度唇を奪い、乳房同士を激しく絡め、
己の指先をアイネの膣内に挿入しながらアイネの指先を求めて腰を振る。
カッサンドラは獲物を狙う蜂の認識のまま、アイネという蜘蛛の罠に絡めとられていく…。

アイネ > 「結構なことです。二人ほど貴女の監視役にしていたのですが、
 貴女はシロだとおっしゃっていたもので。」

 役得によって篭絡されたメイドも近いうちに暇を与えることになることは伏せつつ、
 手を付けたことに言及するどころか賛辞さえ送る。

 有能であれば良い。家の利益となれば良い。ただメイド達は後者を果たせなかっただけのこと。

「それはそれとして……、可愛がるにせよ、そうでないにせよ……、
 割り込ませてくる太ももを己の太ももで挟み込むのは得も言われぬ高揚を得ませんか……?」

 女同士だからこそ使う太ももによる愛撫。それを挟み込みながら受け入れる行為。
 お互いの合意、背徳を帯びて貪り合う間柄を囁きながら、抵抗にならない程度にカッサンドラの太ももを挟んでくる。

 敵同士であり、殺す相手だが、それでも有能で好ましく思っていることは伝えて。

「そう言いながらカッサンドラも乳首を擦り合わせるのが止められないようで……♥
 どちらが勝つかはともかく……♥ 今この瞬間は満たされているでしょう……♥」

 優しく囁いて、微笑んで、カッサンドラの指が秘所へ己の太ももを潜って施してくる愛撫に、
 メイド達が墜とされた手管の妙を感じ取る。

「ゆっくり味合わずとも……♥ お互い手練れ……♥ 貪り合って啜り合えばいいでしょう……♥
 久しぶりにこの手の逢瀬で楽しめそうです……♥」

 まるでレズビアンショーの如く汗の飛沫を散らしながら乳房を絡ませ合い、
 己も陰核を愛撫していた指先が秘所を割り開き沈み込む。

 きちんと丁寧に爪先を深く切り込んで丸く整えた同性愛者のたしなみを粘膜に伝えながら、
 唇を重ね合い、貪り合うカッサンドラの後頭部を鷲掴みにして己の頭を上に位置づけながら唾液を飲ませるようにしていく。
 触媒を大量に嚥下させれば今度は己が下となるように口づけをして、
 まるで蜘蛛が交尾しながらお互いを喰らい合うかのような激しい情事に引きずり込む。

「……もっと激しく楽しみましょう……♥ じっくりなんて勿体ない……♥
 どこまでも、どこまでも……♥ 底に沈むように……♥」

カッサンドラ > 「んっ、ちゅ♡む…んぐ、んちゅ♡れる…んぐっ、むちゅ♡は…」

激しい口付け、唾液の交換し合い。
アイネの唾液を飲んだカッサンドラの体はますますおかしくなる。
体内では彼女の魔力、そして生命力がどんどん母乳や愛液に染み出て、
乳房や子宮に溜まり放出の時を待っている。だが彼女はそれに気付かない。

「んちゅ♡あはっ、そうですね…もっと、もっとアイネの身体を味わわせてください…♡」

片手はアイネの膣内を掻き混ぜながら、もう片方の手を今度は彼女の乳房に伸ばす。
そして少々乱暴にそれをこね回し、乳首を摘まむ。
ぐにぐにと指先で押しつぶし、乳首に快楽を与えていきながら、
己の膣もまたアイネの指をきゅうきゅうと締め付けて離さない。

「んっ♡あっ♡…どう?もうそろそろ…貴女もイキそうでしょ?
……貴女、も…?」

本能のままに、発した言葉。そこでふと、カッサンドラは己の身体の状態に気付いた。
だが逃れられない。逃れようもない。アイネの甘い毒に絡めとられ、彼女の身体は絶頂の準備が終わっている。
死へと続く絶頂の、第一歩の。

「え?ひぎっ♡はっ、あっ!?んんっ♡イッ、あはぁぁぁぁ♡♡♡♡♡」

激しく痙攣し、アイネの手に潮を吹き散らしながら、カッサンドラは絶頂した。
ぶしゃりと吹き出た潮が、地面にぽたぽたと落ち染み込んでいく。
カッサンドラはまだ立っているが、その脚はガクガクと震えている。

アイネ > 蜘蛛が獲物の体液を溶かすかの如く、体に満ちる力を置き換えて蓄積していく。
甘く蕩けて、敵意さえも失って、お互いを求めあう甘い甘い関係。

乳房を乱暴にこね回されれば深く熱を帯びた吐息を漏らしまさぐられる。
好き勝手に、おもちゃに、いいように扱わせる。
やがて甘えるように首元に顔を埋めて摺り寄せる仕草をしながら貴女の指遣いよりも控えめに
アイネの指がカッサンドラの秘所を押し広げては深く沈み込ませるを繰り返す。

己の指がカッサンドラに呑まれていく。責めているのに気持ち良くて、指の動きが鈍ってしまう。
それだけは確かだと締め付ける膣襞が確信めいた手ごたえを帯びるだろう。

「役得というだけのことはありますね……♥ いやらしい指遣いで……♥
 欲しがってると指先で訴えてくる……♥ だから……♥」

 控えめな指が、グイ、と奥までねじ込み最奥のボルチオに深く丸い爪を立て

「一回目は一緒にイキましょう♥」

 絶頂する。罠にはまって潮を噴く貴女の様を見て、高揚が抑えきれず脳が焼き切れる。

「あ♥ はぁっ♥ こ、れは♥ そう♥ 煮えて♥」

 そこで初めてアイネも刃に塗り込まれた媚毒の意味を知る。
 絶頂で過敏になった神経が、元に戻り切らない。きっとこれが重なり続けるのだろう。

 手の内に噴き散る潮を受け止めながら、脳が熱にうなされていくアイネがニタァァアアアアアと埒外に放り出された表情を浮かべて顔を覗き込む。

「気持ちいいですか♥ たまらないでしょう♥ 体の奥から蕩けていって♥
 抗う力を全部溜め込んでしまって♥」

 獲物の下ごしらえが終わって嗤うアイネの表情は”食欲”に染まっていて。
 目の前のアイネは確かに貴女の媚毒で敏感になっている。
 だがそれを楽しんでいる。恐怖も何もない。狂っている。

 狂気。

 今忍び込んでいる邸宅の本質。それを浮かべながら

「カッサンドラもおっぱい……♥ 今からすごく気持ちよくなりますよ……♥」

 そう言うと、絶頂に戦慄く貴女の爆乳へ、唇を寄せると大口を開けて頬張り、
 音を立てて啜りたてる。
 乳飲み子の如く乳首を甘噛みして絞り出しながらカッサンドラの手を、残酷にももう片方の爆乳に押し付けて。

「……私にあの媚毒を使ったのは、間違いでしたね♥
 今すごくうれしくて♥ 楽しくて♥ 抑えが聞かなくて♥
 カッサンドラのことしか見られなくて♥ 悪い子です♥
 カッサンドラ♥ 貴女は悪い子です♥
 でも大好きです♥ 可愛がってあげます♥」

 嗤う女執事の鉄面皮が完全に剥がれ落ちて、狂気を帯びながらその身からは
 甘い香りが更に強くなる。
 フェロモン。心は、理性は警鐘を打ち鳴らすだろう。
 だが気持ちよくなれる甘露も味わってしまった。

 職務中はあれだけ居住まいを正しくしていた女執事が、貴女に甘えるように、いびつな愛の言葉を囁いて泥濘に導いていく

カッサンドラ > 絶頂で視界がチカチカと明滅しながら、アイネもまた絶頂を迎えたのだとその膣の締め付けで感じ取る。
この女もこれでダメージを受けたはず。絶頂の快感は解毒するまで元に戻らない。
そして解毒などカッサンドラを始末してからでないと出来ないだろう。
そしてカッサンドラはアイネの顔を見て、

「ひっ…」

息が一瞬止まる。狂気の笑顔。媚薬で脳が焼かれているはずなのに。
それは、まるで、この女の主人が戦場で浮かべるような…。

「ひはぁぁぁぁ♡♡♡」

カッサンドラが動くよりも早く、アイネが彼女の乳首を口に含み吸えば、
そこからぶしゃりと吹き出る白く、甘い液体。
そして、カッサンドラは喘ぎながらも、徐々に身体の力が抜けるのを感じる。

「あっ♡ひっ♡や、やめ…このっ!!」

片手を押し付けられたアイネの爆乳を揉みしだきながら、その乳首を口元に持ってくると、
カッサンドラもまたアイネの乳首を吸い返す。
更には、彼女に吸われている分と、もう片方の爆乳で彼女の乳房を挟み、
搾り上げるように動かして。

「んぶっ、んふ♡んふぅーっ♡♡♡」

乳首を舐め転がし、甘噛みしながらカッサンドラはアイネを睨みつけた。

アイネ > 何故カッサンドラが内通者だとバレたか。
何故ピックアップされたか。

ありていに言えば断言できる要素はない。
ただ、狂人とそれに仕える者には”この家には相応しくないから様子を見よう”
という本能めいたものがきっかけ。

誰が性行為の例えである”食らう”をそのまま実践する鉄面皮がいると思うだろうか。

「お互いおっぱいが大きいといいですねえ♥」

せわしなく舌を動かし舐め這わせ、一滴残さず余さず母乳を飲み干していく。
嬉しそうに、理性を飛ばした笑みで貴女の乳房を揉みしだいて根元から絞るように弄ぶ。

「カッサンドラもデカパイを貪るのが大好きなんですねぇ♥
 いいですよ♥ お互いの体を慰み者にしあってもっと楽しみましょう♥

 だって貴女が言ったのですから♥ ……”役得”なのだと♥」

 肯定する。受け入れる。受諾して。共感して。
 敵であろうと味方であろうと愉しめばいい。

 その末にどちらかが命を落とすのは些細なことだと。

「あひっ♥ 吸われ♥ いいですよ♥ 素敵♥
 カッサンドラ♥ 貴女もこちらに来なさい♥ 溺れなさい♥」

 乳首を吸われ、爆乳で挟まれ扱かれれば鼻にかかる吐息を漏らして誘惑してくる。
 理性など、難しいことなど忘れてしまえと。
 抜けていく力、呑まれていく理性。

 それを強要するようにアイネの吸われる乳首からも濃厚な母乳が噴き出す。
 魔力と、生命力と、媚毒が交じり合う魔乳。

 お互いが啜り合う循環を成せば生き残れるだろう。
 だが飲むほどに心地良くなるだろう。

 敵も味方も分からず快楽に呑まれていく奈落が、何故か残酷なまでに”思考出来て理解出来て”しまうだろうか。

カッサンドラ > 確かに、カッサンドラは自身も見事な爆乳を持ちながら、
アイネのように立派な爆乳を持った女が好きであった。
かつて標的がそのような女であった時は、一日に渡って凌辱し尽くし絶頂死させたものだ。

しかし、己の命が脅かされている状況では楽しむも何もない。
カッサンドラは必死の形相でアイネの乳首を吸う。
そこから噴き出た母乳には彼女の生命力が混じるのが分かる。
失った分の生命力が戻ってくる。だが、それだけではない。

「んぐっ、んぶっ!んーっ♡♡んんーっ♡♡♡」

濃厚な淫毒が彼女の身体を蝕んでいく。
飲めば飲むほど、身体が敏感になり、母乳の量が増す。
そして、攻められていないにも関わらず腰はへこへこと前後する。

「んんっ♡じゅ♡ぶはっ!!あぁぁーっ♡♡♡♡」

そして、遂にはカッサンドラは口から大量の白濁液を溢しながら、
アイネの乳首を放してしまった。
挟む側と挟まれる側が逆になり、己の乳房を挟まれ絞られる度に、
カッサンドラは叫ぶような喘ぎ声を上げ仰け反り母乳を吹き出す。
吸われていない方の乳首からも母乳が滴り落ち、
更には何度も絶頂を迎えぶしゃりと地面に潮を吹く。
肉付きの良い脚ががくがくと、生まれたての小鹿のように震える。
襲ってくる快楽と失われる生命力に、遂にカッサンドラはその膝をついた。

「あっ…ひ…ま、負けない…まげないいい!!!!」

だが、それにより乳房も解放され、更にはアイネの股間が目の前に。
カッサンドラは迷いなくそこにむしゃぶりつく。
しがみつくように両手で尻肉を掴み、柔らかな唇で陰唇にディープキスをかまして。

アイネ > 命が脅かされては抗うように貪るカッサンドラ。
対してアイネは命を絞り出しても厭わず貴女を貪り悦びに耽る。

暗殺者は任務を果たし生きて帰る。
だがアイネはそもそも自分の命に躊躇などない。
ただどこで命を使うか、主の役に立つか否か。

目の前の暗殺者の手並み、メイドを容易く篭絡する手管。
取り込めば有用であり、敵対したなら何が何でも排除する。

その優先順位の中に自分の命が欠落しているからこそ、母乳を貪られて回復されても”気持ちいいから良い”

何より己の母乳を吸って身悶え狂う様がたまらなく愛しい。
ああ死ぬのがこの人は怖いのだろう、けれど快楽から逃げられないのだろう。

「カッサンドラ♥ 降りなさい♥ 裏切りなさい♥
 気持ち良いでしょう♥ 止まらないでしょう♥」

母乳を吸われながら瞳の焦点が定まらないようにまつげを震わせる女執事が嗤う。
やがて爆乳を絞りながら喘ぎを撒き散らし母乳を啜られる地獄にあって救いの声を

「……一緒に狂って楽しみましょう♥」

自らと同じように母乳を噴き出しながら命を削る快楽に酔いしれる女が嗤って誘う。

「あはははぁ♥ 負けないなんて♥ ここまで気持ちよくなったらどっちだっていいでしょう♥」

 膝を突き、脱力し、それでも足掻いて尻たぶを掴み、己の秘所にむしゃぶりつく貴女を振り払うどころか頭を掴んで抑えつけて。

「こうして♥ メイドもつまんで♥ 悪い人ですね♥
 カッサンドラ♥ カッサンドラ♥ そんな♥ 奥深くまで♥」

 主のペットとして躾けられたように制御された女執事は媚毒に狂ってタガを外す。
 暗殺者の愛撫に狂い、母乳を噴き出し、周囲を更に濃密な香りで包み込む。

「イク♥ またイク♥ カッサンドラ♥ ごめんなさい♥ 吞んで♥
 全て♥ 受け入れて♥ 狂って♥ 仲間になって♥ あ、はぁ、ひ、ぁああああああ♥」

 尻たぶを掴まれながらおよそ限界だったのに達してしまい、カッサンドラの咥内に愛蜜を噴き散らし飲ませていく。

 ……もし動けなくなれば、貴女の足を掴んでお互いの秘所を擦り付け合って快楽を貪り始めるだろうか。

カッサンドラ > 目の前の女は己を嬲りながら、裏切れと、降れという。
しかしそんなことをすれば待つのはカッサンドラを派遣した組織からの粛清だ。
地獄のような凄惨な責め苦の末の死のみだ。
カッサンドラ自身も裏切者に手を下したことがあるからそれが良く分かる。
そんな未来は御免だし、ここで死ぬのも御免だ。カッサンドラには、目の前の女を殺すしか道が無いのだ。

「じゅ、ずず♡んぶ♡ぐ…んぐ♡れる♡んんっ♡」

アイネに頭を抑えられ、秘所に押し付けられたカッサンドラは、
その不快感を口にする暇もなく必死に彼女の秘所を舐め続ける。
陰唇をしゃぶり、クリトリスを甘噛みし、膣の奥の奥まで舌をねじ込み。
そして、彼女の愛液は彼女の生命力をカッサンドラにもたらしはする。
しかしそれ以上に強力な媚毒だ。

「んぶっ!?んぶぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡」

頭を更に強く押し付けられた後、思い切り潮を口内に噴かれる。
それはカッサンドラの口内を満たし、それでも飲み切れぬ分が口や鼻から溢れ、
カッサンドラの顔を濡らし、金髪を濡らし、その豊満な乳房を濡らし、身体中を濡らし…。
その芳醇な雌の匂いで、カッサンドラの全身を包み込む。

「んぎぃ♡♡♡♡」

その瞬間、カッサンドラもまた絶頂し、しゃがみながら潮を吹き散らした。
母乳も垂れ流し、しゃがんだ周囲に水溜まりを作っていく。
身体は敏感になりきり、もはや立ってはいられない。
彼女は仰向けに倒れ込む。

「い…やだ…し、しにたく…ない……」

身体から生命力が抜ける感覚。何より異常なほどの感度。
激しく不規則な己の心臓の動きが、カッサンドラに死を思わせる。
彼女は転がりうつ伏せになると、のろのろと這って逃げようとした。
断続的に秘所から噴き出る潮と、二つの乳首から流れ出る母乳が、
地面に蛞蝓のように跡を残す。

だが、逃げられるはずがない。

「ひっ…い、いや、いやあはぁぁぁぁぁ♡♡♡♡」

あっさりとアイネに捕まり、彼女の責めが始めれば、
もはやこの雌は、死ぬまで絶頂するだけだろう。

アイネ > 裏切り者。はみ出し者。粛清する者。
この邸宅には元より枠の外に零れ落ちた者は多い。

もしかすれば、ともすれば頷いたかもしれない。
だが最大の不幸はその唯一の可能性を口にするだけの理性がもはやアイネにはないこと。

目の前の女と貪り合う。久しぶりの自分と同じくらい爆乳で爆乳が大好きな女。
殺したくはないのに、ああ、これではきっと死んでしまう。

ああ、なんで死ぬことが怖いのだろう。
我々は所詮捨て駒なのに。
明日死ぬかもしれないから楽しめばいいのに。

カッサンドラに責められ純粋に単純に魔力と生命力に満ちた潮を注ぎ込んで狂わせる。
吞めば更に蝕まれて、喉から絞り出すような声と共に潮を噴き散らかす。

そのまま倒れ込み、水たまりの中に横たわるような姿勢で、それでも転がって、うつぶせになって生きようとする、逃げようとする貴女の足を

「どこにいくんですか♥ 降ることもないなら♥ どこにも逃げ場なんてないですよ♥」

足を掴みながら寝そべり、大量の潮の水たまりに汚れることも厭わず、
アイネは嗤いながらそれこそ蛞蝓の如くぬめりが伴う摩擦と共に足を絡ませ、
秘所を押し付け合い、ゆるりゆるりと腰を揺らめかす。

そのまま上半身を起こし、手を伸ばし、力が抜けた貴女の体を引き起こして、
母乳を貪るように爆乳に吸い付き甘美な吸引を続けるだろう。

吸われていく。吞まれていく。餌食になって、アイネの一部になっていく。

「……ふは……♥ ずっとずっと……♥ 一緒ですよ……♥」

命を奪う意図が歪んだそれは、暗殺者に嗤いかけながら、命の一滴迄捕食しながら
秘所を擦り付け合い、陰核を絡ませて最後まで一つに蕩け合おうと。

カッサンドラ > 裏社会の住人でありながら、カッサンドラはその他大勢のチンピラと同様、ある程度の常識を保ち続けていた。
目の前の女のように、狂気に浸り、己の命すら顧みないような存在にはなれない。
それ故に、彼女はここで死ぬしかないのだ。

「ゆ、ゆるじ…ゆるしてくださ…あひゃああああ♡♡♡♡」

捕まえられ、無理やり身体を起こされ、逃げられぬよう抱きしめられながら、
秘所同士がぐちゅぐちゅとまぐわり、母乳を思い切り吸われる。

「どめ、どめでぇぇぇぇ♡♡♡いぎだぐないぃぃぃぃ♡♡♡♡」

カッサンドラは泣き叫びながら、弱々しい腕でなんとかアイネを引きはがそうとする。
だが、彼女が全身で与える快楽に力はどんどん抜けていく。
互いの乳首からは母乳が、秘所からは潮が噴き上げ、相手の身体をどろどろに濡らす。
更にその状態で肌と肌を擦り合わせ、汗と混ざり合いまるで身体が溶けているよう。
己の金髪も、アイネの黒髪も、濡れそぼって顔に、身体に張り付いている。

「あひ…♡イッ……♡♡し……な、ら……♡」

そして、死の直前になり、ようやくカッサンドラは正気の糸を切ることが出来た。
力を振り絞り、己の乳首からアイネの顔を放させこちらを向かせると、

「アイ、ネ……♡♡」

その唇を奪い、舌を絡め合う。
せめて、この最高に自分好みの女に、最高の死を与えてもらおう。
全身を密着させ、カッサンドラはトドメを待ちわびた。

アイネ > 命を失う前に、心にもトドメを刺され、組織からの粛清さえ抜け落ちてしまえば、
優しく甘く囁く地獄からの誘惑に呑まれていく貴女を抱き締めて唇を重ね合う。

「んちゅ♥ んむ……♥ はむぅ♥ れる♥ んふ……♥」

 先ほどまで命乞いをしていた唇を奪って貪り啜りたて、ドロドロに汚れた爆乳を絡ませて粘ついた音を響かせる。
 命の限りをお互い絞り出しての逢瀬、何も生み出さない交尾。
 どう動いてもお互いの体に張り付き絡み合う、蛞蝓のまぐわい。

「ずっとずっと楽しみましょうねえ……♥
 もう何も心配いらないですよ……♥」

 カッサンドラ……♥ 最期までたっぷり気持ちよくなりましょうねぇ……♥」

 貴女の最期を看取るように微笑んで、離した唇を再び爆乳に埋めて量の乳房にむしゃぶりつきながら押し倒す。

 一つになる行為。狂気と狂気の中で死の淵で命を混ぜ合わせるように、
 アイネはカッサンドラの母乳を尽きるまで啜りたてる

カッサンドラ > 「んっ♡ちゅ…♡んむっ♡んちゅ♡んんっ…」

殺し屋になる前は、このようなキスを恋人と交わしていたのかもしれない。
そのような愛おし気な口付けを、カッサンドラはアイネと交わす。
舌と舌を、吐息と吐息を絡ませ、快楽を貪り合う。
そして、彼女は微笑みながら唇を離し、乳房に頭を埋めながらカッサンドラを押し倒す。

「あぁっ♡♡いいっ♡♡もっと、もっと♡♡♡しんじゃう♡♡きもちよくしんじゃいますぅ♡♡♡あっ♡アイネっ♡イッ…あはああああああぁぁぁぁぁ♡♡♡♡」

乳首を思い切り吸われ、もしかしたら膣内も掻き混ぜられ、
両乳首と秘所から残りの命を吐き出しながらカッサンドラは果てた。
びくりと身体を弓なりに反らせ、ぶしゃり、ぶしゃりと潮をまき散らし、
やがてがくりと身体を落とすもしばし痙攣を続け、短い喘ぎ声を吐き続け、
それもやがては収まると…。

「…………」

アサシンメイドのカッサンドラは、だらしなく舌を伸ばしたアヘ顔のまま事切れた。

アイネ > 激しく情熱的なキス。恋人同士とかわすようなキス。
それを覚えるかのように丹念に愛し気にかわして、その表情を味わって、
舌なめずりをしてから啜り立てて。

全てを啜り終えて、全てから解き放たれて、こと切れた貴女の尊厳さえも快楽で塗りつぶして。

己も命を絞り出しながら、横たわる。
ハイになり過ぎて死ぬ寸前まで動きが止まらない狂人。
主とは別の形で狂気を原動力にしている女執事は笑みを浮かべながら

「惜しい人を仲間に出来ませんでした……♥」

もっと早く狂えば仲良くなれただろうと思いながら”恋人”の隣で横たわったまま、
いずれ誰かが気づいて救援に来るまで女執事はその亡骸に寄り添っていた。

ご案内:「邸内庭園東部倉庫付近」からカッサンドラさんが去りました。
ご案内:「邸内庭園東部倉庫付近」からアイネさんが去りました。