2023/06/19 のログ
ネーヴェ > 背を晒し、自らの方を見ていないのを確かめてから腕を上げようと試みる。
ゆっくりとした動作でそれが、なんの違和もなく、出来たことを確かめる。
もはや半死人、それも恐らくはまともに動けないだろう。
その油断が、プリスカの命取りとなった。

ゆらりと、その身に残った生命力の火をかき集め、立ち上がる。
それは、ほんの一瞬の出来事だった。
ネーヴェはプリスカの背後からその首に両手をかけ、絞めあげた。

その行動の意図は、至極単純。
どうせ無為に終わるのならば、せめて己をそうした目の前の相手も道連れにしたい。
そんな、実に単純な考えだった。

プリスカ > 「さぁ、これで起動でき…ぎっ!?」

具現化した召喚門を起動しようと、プリスカが呪文を唱えようとした時であった。
気付かぬうちにネーヴェは立ち上がり、一瞬でプリスカの背後に立つとその首を締め上げたのだ。

「はっ、がっ!!ぐぅぅ!!」

それでも人間より力の優れる魔族。プリスカはネーヴェの手を振りほどこうともがく。
そして混乱した頭で考える。この女は確かに死にかけていたはず。こんな動きはできないはず。
一体何が!?

「ぐっ!ぎぃ…がはっ!はぁ、はぁ…」

ようやく首絞めを振り払い、ネーヴェの方を向く。
しかし、直前まで首を絞められ乱れた呼吸では上手く声が出せず、呪文が唱えられない。
そもそも、召喚門の具現化に少なからず魔力を使っており、プリスカはネーヴェに即応できなかった。

「よぐ…も…!!」

代わりにプリスカは、優れた魔族の身体能力によって目の前の敵を倒さんとした。
ネーヴェに向け怒りに任せ、足蹴りを放つ。エンプーサの真鍮で出来た片足の、危険な一撃だ。
しかし普段妖術を専門とする魔族の単調な攻撃は、ネーヴェの身体能力であれば見切るのも容易であろう。

ネーヴェ > ネーヴェが動けたのは何てことはない、ただただ、常人よりもしぶとかったのが一つ。
もうひとつは、その本体がその身に宿る秘宝の方にあるが故。
器の機能が失われることを良しとせぬそれが、死に体の身体を人形のように動かしていた。

「頑丈ですね、魔族…というのは――」

ネーヴェはプリスカの単調な攻撃を避け、そして懐に飛び込む。
その胸元に右手を当て、そして左手で彼女の顎を掴む。
そしてそのまま、プリスカの体を持ち上げるようにして地面に叩きつけた。

ネーヴェはそのままプリスカの上に馬乗りになり、きしくも先ほどまでとは逆の体勢となる。
違いがさらにあるとすれば――雌だったはずの踊り子の股座に、雄の象徴がそそり立っているということか。

プリスカ > 「ひっ!」

ネーヴェが己の攻撃をかわし懐に入り込んだのを見てプリスカは短く声を上げる。
その瞬間柔らかな胸に彼女の右手が当てられ、その顎を左手で掴まれ、
問答無用に投げられその身体を床に叩き付けられる。

「がはっ!?」

痛みに呻くところで、馬乗りになるネーヴェ。
そちらに視線を向ければ、彼女の股に先ほどまでとの違いを見つける。
それは、今までは確かに無かったはずの肉棒の姿。

「は……はは、それで私を犯そうって言うのかしら?」

しばし呆然としてたプリスカだが、やがてその顔に自信を取り戻したかのように笑みが浮かぶ。
彼女は、あろうことか己の足を開いて自身の秘所を晒してみせた。

「ふん、私は淫魔よ…そんなもの、すぐに吸い尽くしてあげるわ。
今度は容赦しない…貴女が完全に死ぬまでね……」

挑発するようにプリスカはネーヴェに視線を向ける。
女性専門といってもふたなりの相手をしたことはあるし、むしろそちらの方が容易く吸精できるぐらいだ。

ネーヴェ > 自ら秘所を晒す姿を見て、仄暗い笑みを浮かべた踊り子は、腰を落してそれをあてがう。
確かに、淫魔であればそこから精気を吸い上げるのは容易であり、寧ろ彼女達にとっては得意分野だ。
だが、ひとつプリスカに誤算があったとすればそれは――

「ええ、犯して……返してもらおうか、な、と……っ」

ネーヴェのその肉棒は、その身に宿る秘宝がその力を持って顕現させたもの。
器の枯渇した生命力を補うために、生み出されたその肉体の一部。
故に、”それ”は快感を与える程に、その精気を逆に吸い上げて行ってしまう。
それこそまるで、彼女の生命力を搾り取るように。

プリスカ > プリスカの秘所は、抵抗なくネーヴェの肉棒を咥え込むと、ぎゅ、と絞り込む。
淫魔らしく極上の名器はうねり、ネーヴェの竿から精気を吐き出させようとした。
だが、

「んんっ♡……え……?」

プリスカは喘ぎ声を上げた瞬間、違和感に気付く。
己の体から、逆に精気が抜ける感覚。
そう、いつもは自身が人間になるような…。

「…ふ、ふふ、面白いじゃない…それで逆に吸い返そうと言うの?」

プリスカはネーヴェの首に両手を回すと、己の眼前まで彼女を引き寄せた。
そして、彼女の顔を睨みながら言う。

「その前に吸い尽くしてやるわ!」

そして、噛み付くように口付けしながら、その胸を揉みしだく。
更には腰をうねらせ、ネーヴェの射精を促そうとした。

ネーヴェ > 「ふ、……はぁ…♥ そういうこと、になるのですかね?」

ごちゅり、と鈍い音が響き、プリスカの腹の奥深くまで突き刺さる。
顔が引寄せられて、睨んだ視線と見下すような目線が重なり合う。

その光景は、まさしく彼女の言うように、互いに精気を吸い上げ合う生存競争。
互いにより快楽を与えて、そこから精気を搾るという戦いだった。
その証拠に、プリスカの膣内はきゅう、と締まり、ネーヴェのペニスを離さない。
その締め付けは強烈で、ネーヴェは思わず息を漏らしてしまう。
だが、ネーヴェもまたプリスカの豊満な乳房をその手に握り、指先で乳首を弄りかえす。
うねらせる腰を組み伏せるかのように、力強く打ち付ける。

プリスカ > 【後日継続】
ご案内:「タナール砦(過激描写注意)」からプリスカさんが去りました。
ご案内:「タナール砦(過激描写注意)」からネーヴェさんが去りました。