2023/06/18 のログ
ご案内:「タナール砦(過激描写注意)」にプリスカさんが現れました。
ご案内:「タナール砦(過激描写注意)」にネーヴェさんが現れました。
プリスカ > 王国と魔族の一進一退の取り合いの続くタナール砦。
しかし、ここしばらくは王国の支配下に収まっていた。
魔族の襲撃は散発的で、特に砦内にまで侵入されることもなく撃退される状況が続く。
そんな中で、王国軍の警戒心は少しずつ、少しずつ緩み始めていた…。

夜、砦に駐留する王国軍は少数の見張りの他は、王国本国から送られて来た慰問部隊によりお祭り騒ぎであった。
しかし、そんな中を夜の闇に紛れ、一人の女魔族がひっそりと城壁に近寄る。
そして……。

「さぁ、始めましょうか?」

女魔族が呼び出した召喚門から、次々に魔物の軍勢が吐き出されていく。
更にはそれらが見張りの兵士に襲い掛かると同時に、空から飛行可能な魔族が一斉に急降下を始める。
魔族による奇襲攻撃は気取られることなく成功し、気の緩んだ王国軍に襲い掛かった。

ネーヴェ > 踊り子のネーヴェが、今まさに魔族が襲い掛かろうとしている最中のタナール砦に訪れていたのは不幸な偶然であった。
彼女は放浪の旅の最中、たまたま辿り着いたそこで踊りを披露し、慰問の真似事をしている最中であったのだ。
そしてその日もいつものように歌い踊っていたのだが、突如として現れた魔族に襲われてしまう落ち目に合った。

「…っ!な、なに…!?」

突然の出来事に混乱し、逃げ遅れた彼女だったが、不幸中の幸いにも彼女自身には生き延びる術があった。
記憶こそないが、その身が持つ身体能力は常人のそれではなく、その力でなんとか咄嗟の危機を脱することには成功していた。
無論、襲撃の渦中にある今、目の前の危機を打破することは叶わないが、それでも逃げるだけならば可能性はあった。
なんとか混乱の中を走り回り、人気のない場所へと逃げ出そうと駆けてゆくのだが……。

プリスカ > 「さて、表はこんなところかしら…」

設置した召喚門から、魔族の軍勢を呼び寄せ終えたプリスカ。
魔物の雑兵が城壁を攻撃している様を横目で見つつ、徐にその城壁に手を伸ばす。
すると、彼女の体は沈み込むように城壁に吸い込まれ、そしてその裏側に再出現した。

「おっと、何も言わずに死になさい?」

偶然そこに居合わせた哀れな兵士がプリスカの妖術の雷に打たれ焼け焦げた死体と化す。
それからプリスカはさらに壁を通過し、より砦の奥の方へと。

「ここでいいかしら♪」

そして、人気の無い一室へと出現すると、そこで召喚術式を唱え始める。
魔族の別動隊をさらに内部から出現させ、防衛部隊にトドメを刺そうというのだ。
しかし…、

「ん?あら、邪魔しに来たのかしら?」

そこに運悪くたどり着いた踊り子。
その姿を見てプリスカは嗜虐的な笑みを浮かべた。

ネーヴェ > ……最悪だ。
息を潜めながら砦を駆けて逃げまどっていた踊り子が、運悪くも”それ”に遭遇した際の感想はそれだった。
今すぐにでも踵を返して逃げ出したかったが、生憎とそんな余裕は無い。
だが、だからと言ってこのままでは殺されるだけだ。
ならばどうするべきか? 答えは一つしかないだろう。

「まさか…どうやって逃げようかと考えていた所です。」

踊り子は虚勢を張って強気に振る舞いながら、言葉を紡ぎ時間を稼ぐ。
ハッキリ言ってしまえば、目の前の相手に勝てる見込みは未知数だ。
だがすくなくとも、魔術や魔法の類に長けているのは見て取れた。
それだけで、その手のモノへの対抗手段が無いに等しい己には分が悪い相手なのは間違いない。

プリスカ > 「敵を見て逃亡を考えるだなんて、随分と臆病な人間ね…」

嘲笑うようにプリスカは言いつつ、腰に下げていた妖術書を開く。
すると、彼女の周囲に、電気で出来た球体がいくつも浮かび上がる。

「でも残念。私の姿を見られたからには逃がしてはあげられないわ」

そして、バチバチと激しい音を立てながら、それは次々にネーヴェに襲い掛かる!

「まぁ、すぐには殺さないわ。貴女の魔力も吸い取って、召喚術式の足しにしてあげる♪」

プリスカは舌なめずりしながら次々に球電を放つ。
徐々に室内を埋め尽くすように、ネーヴェを追い詰めるように。
当たってしまえば、激しい電流により触れた部分が一時麻痺してしまうだろう。

ネーヴェ > 「…っ、臆病で悪かったですね…!でも、殺されたくないのは当然でしょう!」

ネーヴェはなんとか避けようと走り回るが、狭い室内に逃げ場など殆どない。
せめてこれが屋外であれば、その身体能力を存分に使って逃走も図れただろうが。
室内を埋め尽くすほどのおびただしい数のそれに、総て対応するのは至難の業だ。
ましてやそれが事実上、身体能力しか頼れるものがないのならば尚更だ。

踊り子は咄嗟に、”光剣”をその手に、迫りくる球電を撃ち払う。
切っ先にふれれば、それらは、初めから其処に無かったかのように消えて行く。
しかして、その全てを撃ち払えるわけもない。
切り開いた弾幕の間に身を捩り、なんとか致命を避けるのが精々だ。

「あぐっ……!」

いくつかを切り払った所で、それでも身体の末端部などに直撃するのは避けられない。
そして、一つ中ってしまえばその痺れから麻痺に繋がり、更なる被弾を招いてしまう。
つまりはその時点で詰みであった。

プリスカ > 「へぇ、面白い術を使うのね?」

ネーヴェが手にした光の剣に、プリスカは感心するような声を出す。
見えにくいが、確かにそれは彼女の手にあり、触れた球電が消えてしまう。

「でも、所詮は2本じゃ足りないわね」

しかしながら、光剣が打ち消すスピード以上に球電は増え続ける。
これが広い場所での戦いや、あるいは仲間の支援がネーヴェにあればまた違ったのだろう。
だが、今の彼女にはそのどちらもない。

「ほら、諦めなさい?……捕まえた!」

一発に当たってしまえば、身体能力頼みの彼女は避けきることは不可能だろう。
次々に球電が命中し、ネーヴェの体の自由を奪い、遂には倒れてしまうだろう。
そして、プリスカは床に転がった彼女に、ゆっくりと歩み寄る…。

ネーヴェ > いくらその光剣が超常の類にあるものだとしても、彼女に手にあるそれは剣にすぎない。
それ以上の拡張性を持たぬし、その形が変わるわけでもない。
つまりはプリスカが言うように、十全に扱えるのは二本だけで、ただそれだけで総てを払えるわけがない。
一度当たれば、そこから生じた隙を逃さず、ネーヴェの身体に球電が殺到する。
その全身が、雷に打たれたように痙攣して麻痺するほどの、攻撃の嵐。

「う、ぐ……ぁ…っ」

それを受けても堪え切れたのは、まだ意識があるのは、偏にその身が頑丈故に。
ネーヴェは迫るプリスカから逃れようと、必死に抵抗しようともがく。
しかし、その身に走る電撃によって、指先すら満足に動かすことが出来ない。
抵抗の余地など無く、彼女はそのままプリスカの手で捕まってしまうだろう。

プリスカ > 倒れ込んだネーヴェの周囲の球電を消しながら、彼女を見下ろすプリスカ。
その体を仰向けに転がすと、その上に馬乗りになる。

「怖がらなくてもいいわ…貴女はこのエンプーサのプリスカが、気持ちよくあの世に送ってあげるから♡」

そう言って、ネーヴェの踊り子衣装を剥ぎ取りはじめるプリスカ。
エンプーサといえばサキュバスと同じ淫魔の仲間。相手の精気を吸い殺す危険な魔族。
プリスカは乱暴にネーヴェを全裸にすると、自らも服を脱ぎ始め、惜し気もなくその裸体を見せつける。
それはあらゆる人間を虜にするような豊満で美しい裸体。
プリスカは身を屈め、ネーヴェの耳元で囁く。

「さぁ、最期に最高に気持ちよくなりましょう?」

そう言ってネーヴェの顔を無理やり自らに向かせると、その唇を躊躇なく奪う。
女性特有の柔らかな唇同士が、いやらしく絡み始める…。

ネーヴェ > 「や、やめ……て……!」

ネーヴェはプリスカを押しのけようとするが、今の状態ではまともな抵抗は出来ず、まるで敵わない。
エンプーサが何であるのか、その知識までは記憶喪失故にか持ち合わせていなかったが、
衣服を剥ぎ取り、そしてその身を迫らせてくる行為を見れば、なんとなしに理解は出来ていた。

「んぶぅっ!?」

もっとも、理解できたところでどうしようもないのだが。
殆ど肌を隠していなかった踊り子の衣装が脱げてしまった以上、もう彼女が着ているのものは殆どない。
顔が迫り、その唇が奪われるのを防ぐ術などないのだ。
自らの口内に舌を差し入れらえ、歯茎をなぞられ、舌を絡められていく。
一方的な凌辱行為に、彼女は為す術も無く犯されていく。

プリスカ > 「んっ…ちゅ……む…」

ネーヴェの口内に舌を入れ、丹念に攻め立てていく。
プリスカは女性専門の淫魔であり、女の弱い部分は知り尽くしている。
更には淫魔の体液は媚薬そのもの。飲んでしまえば徐々に体が快楽に蝕まれる。

「ふふ、そんな恰好をしていた割に随分と初心みたいね?」

プリスカは口付けを続けながら身体を、胸同士を擦り付けてくる。
エンプーサの極上の肌に触れながら、ネーヴェの乳房はプリスカのそれと押し合い、いやらしく形を歪ませる。
そして、プリスカの指先は繊細な動きで肌を撫でまわし、感度を高めていく。

「んむっ…こんな場所でこんな美味しい獲物に会えるなんて、嬉しい誤算♪」

たっぷり媚薬の唾液を飲ませたあと、プリスカはようやくネーヴェとの口付けを終える。
そして、今度はその首筋に舌を這わせながら、徐々に胸元へと。
同時に片手の指が、すすす、とネーヴェのお腹を下へと進む。

「ほら…貴女も快楽に身を委ねなさい?どうせ逃れる術なんて無いのだから」

そして、焦らすようにゆっくりとした動きでプリスカの舌は乳房を這い、その先端へと向かって行く。
片手の指もまた下腹部にさしかかり、ネーヴェの秘所へと近づいていた。

ネーヴェ > 初心だと言われれば、頭の中の妙に冷静な部分が、『そのとおりだな』と納得していた。
確かに、男と付き合ったこともなければ、そもそもそうした経験自体皆無に等しい。
記憶を失う前であれば、また違ったのかもしれないが、無いものはないのだからその指摘は至極真っ当なのだ。
だからといって、まさか自分が同性に襲われるとは思ってもいなかったが。

だが、今はそんなことはどうでもいい。
それよりも問題なのは、自分の中に芽生えた熱だった。

プリスカに注がれた唾液という名の媚毒。それによってネーヴェの体は確実に、着実に快楽に侵されつつあった。

「あ……はぁ……っ♥」

ネーヴェは小さく喘ぐ。彼女の身体は間違いなく、この未知の感覚に悦びを感じ始めていた。
互いに挟みこまれて潰された胸が歪み、いやらしい刺激を生むたびに背骨が震えた。
お腹の上を滑っていたプリスカの手が股間に差し掛かり、割れ目を軽くなぞられると腰が跳ねた。
そして、プリスカが胸の先端を口に含み、吸い上げた瞬間―――

「ひぅっ……!」

ネーヴェの口から悲鳴じみた声が上がり、そして次の瞬間には力が抜けて弛緩してしまう。
その表情は呆けたように蕩け、瞳は焦点が合ってはいない。
それは誰が見ても明らかなほどに、絶頂を迎えた事を示していた。

プリスカ > 「んっ…♡」

硬くなったネーヴェの乳首を軽く吸った瞬間、彼女の体が軽く跳ねる。
そして割れ目をなぞっていた指先に感じるのは、確かなぬめり。
プリスカはさらに強く乳首を吸う。

「んく…んむ……美味しい♡」

すると、ネーヴェは自身の体から、魔力や生命力といったものが流れ出し、プリスカに吸われてしまうのを感じるだろうか。
これこそが淫魔の吸精であり、何度も吸われれば命の危険がある。普通の人間であるならば。

「中々良質な精気じゃない…吸い尽くすのが楽しみね?」

プリスカは徐に呪文を唱える。
すると、彼女達の背後に、巨大な門のようなものが形成され始める。
いわゆる、召喚門である。

「貴女の精気を吸い尽くす頃にはアレが完成するわ。
そうしたら…この砦も終わりね?まぁ、逃げようとした貴女には関係ないでしょうけど」

プリスカは嗜虐的な笑みでネーヴェを見下ろし、そして顔を近づけ再度口付けはじめる。
同時にその指先はネーヴェの割れ目をこじ開け、膣内へと侵入する。
エンプーサは更に激しく、犠牲者を犯し始める。

ネーヴェ > 「はぐっ、あっ……あ……!♥」

乳房の先の桜色は、硬く尖り、其処から吸い上げられるかのうに、ネーヴェの精気が吸われて行く。
もっともネーヴェのそれはそのほとんどが生命力で、魔力というものは皆無であったが。
力が抜けて、抵抗する気力そのものが抜け落ちていくのを感じ取る。
その背後には巨大な門…彼女が言うには、己の精気を吸い上げることで、それを糧にアレを創り出しているらしい。

もっとも、プリスカが皮肉交じりに言うように、そうなったところでネーヴェにはどこか他人事。
そも、人と魔族のいざこざというものすら、記憶喪失のネーヴェは知識の上でしか知らないものだ。
ここが陥落して、どうなるのかなど分かりもしないし、そもその頃には吸われ尽くして死んでいるのだ。

ああ、自分の人生というのはどうやら、本当につまらない終わり方をするようだ。
そう思うと、ネーヴェは急に何もかもが虚しく思えてきた。
今味わっているこの快楽も、ただ一方的に与えられるだけのものだ。
自分で何かをやり遂げたという実感はなく、達成感など微塵もない。

そうした思考と、そして諦めが、ネーヴェの抵抗の意思を奪っていく……。
その口から零れる嬌声も、何処か淡白なものへと変わっていく。

プリスカ > ネーヴェから吸い上げた精気は、不思議なことにほぼ生命力で、魔力は殆どなかった。
何らかの魔術だと思っていたあの剣は、魔術ではなかったらしい。
まぁ、使い手を喰い尽くしてしまえばもう見ることはないだろうからどうでもいいが。

「んっ、んっ…ほら、わかるかしら?どんどん貴女の精気が奪われていくのが?」

プリスカは何度もネーヴェを絶頂させ、その指先を汚す彼女の愛液を舐めながらにやにやと笑う。
最初はおぼろげで輪郭も定かではなかった彼女の背後の召喚門も、はっきりとその姿を現し始めていた。
このまま吸い続ければ、遠からずあの門は完成するだろう。
しかし、プリスカはどこか手ごたえの無さを感じていた。

「つまらないわ…もっと怖がってくれないと。
せっかく貴女の人生最期の快楽なのよ?もっと楽しませてちょうだい」

そう言いながら、ネーヴェの膣内を掻き混ぜるも、返ってくるのは淡白な喘ぎ声。
プリスカの笑みは、次第に不満気な表情に変わっていく。

「……あっそう。じゃ、トドメを刺してあげる」

そう言うとプリスカはネーヴェの下半身のほうに身体を向け、彼女の秘所に顔を近づけると、
割れ目に口付け、直接舐め始めた。
彼女の膣内に舌が入り込み、愛液と共に精気を啜っていく。

ネーヴェ > 意識が朧気になっていく。自身の生命力が消費されて行っているのを感じている。
だが、それを特に悲しいとも苦しいともネーヴェは感じない。
ただ、もうすぐ死ぬんだな、と漠然と思っただけだった。

そして、プリスカの舌が割れ目の内へと差し込まれ、奥深くまで突き入れられても、
ネーヴェの口からはもう喘ぎ声は出てこなかった。

「……ん。これで満足ですか?」

吸い上げられていく精気も、見るからに目減りしていく。
そこに在った筈の生命力が、まるで煙のように消えていくのが見えるようだった。

その中で、踊り子はぼんやりとした眼でプリスカを見ていた。
もう彼女は殆ど息をしていない。
その顔は血の気が引き、生気が抜けきっていた。

プリスカ > どんな処女でもよがり狂うような淫魔の攻めを食らわせても、もはやネーヴェは喘ぎ声すら上げない。
プリスカが顔を上げ、ネーヴェの顔を見ても、虚無のような視線を向けてくるばかり。

「……ふ、ふん。おかしな女ね。でももう放っておいても死にそうね」

えも知れぬ不気味さを感じたプリスカは、ネーヴェの体の上から立ち上がり、一歩離れる。
もはや死体の一歩手前のようなその表情。放置しても助からないはず。

「もういいわ。死ぬまでそこで寝てなさい。私にはすることがあるのよ」

プリスカはネーヴェに背を向けると、召喚門に向き直る。
精気があと少し足りないのか、その門はまだ開きそうにない。
プリスカは呪文を唱え、己の魔力を注ぎ込んでそれを完成させようとした。
全裸のまま、ネーヴェにがら空きの背中を晒す。