2023/06/05 のログ
■ユンジェン > 二度の白濁噴水がようやく終わって、喘ぎ声も途絶え、周囲はまた雨の音に支配される。
少女は少しの間、雨に身を委ねて肌の熱と、精の臭いを洗い流していた。
敷物代わりに使っていた衣服は自らの精液や、貴女が溢れさせた体液で酷く穢されていたが、
それを厭う様子もなく袖を通し──床に投げ捨てたままの得物を拾う。
「……必ず、また、会いましょう。あなたの子を貰う為にも──ふふふっ、ふふふふっ」
初めて雌の身体を貪りつくした陶酔は未だ醒めぬままの、夢見心地の顔をして、
もはや何も見えぬだろう、聞こえぬだろう貴女の顔を覗き込み、一方的に再会を約束する。
慈愛の笑み──大事な玩具を愛でる微笑みを浮かべて、死にかけのカエルのような餌食をそのままにして。
もうじき、雨は上がるだろう。
その後で此処を訪れる者が──壁を塗り潰す白濁に怖じ気を成すか、それとも貴女の姿に情欲の火を燃やすか。
いずれであろうかと夢想し、そして内心、後者であれば良いと念じながら、少女は去っていく。
後に残される貴女の胎の中では……喰らわれた卵子達がきっと、望まぬ子を成し始めている──。
ご案内:「貧民地区 雨中の廃屋(過激描写注意)」からユンジェンさんが去りました。
ご案内:「貧民地区 雨中の廃屋(過激描写注意)」からマツリカさんが去りました。