2023/05/24 のログ
ご案内:「とある地方都市(過激描写注意)」にベルナデッタさんが現れました。
ベルナデッタ > 王都から少し離れたとある地方都市。
交通の要衝として発展したこの街は規模も大きく、商人達で賑わっている。
王国各地の特産品や、奴隷のような後ろ暗い商品まで、金さえあれば何でも買えるだろう。
しかし、そんな世俗の雰囲気にある意味似つかわしくない、ノーシス主教の修道服を着た女が、街の市場を歩いていた。

「見たところは…普通の活気のある街ですね」

その実彼女はただの修道女でもなく、主教から派遣された異端審問官である。
彼女、ベルナデッタはいつもの如く、魔族の調査の為にここを訪れていた。

「さて、情報は本当なのやら…」

この街を治める領主が、実は魔族と繋がっているという。
それどころかその領主自身や家族の誰かが魔族と成り代わっている可能性もある。
そして、その為にこの街は魔族達の拠点となっている。
そんな情報の真偽を確かめるべく、ベルナデッタは街の教会に派遣されて来た修道女を装い、単身赴いたのである。

「さて、この街の教会はこちらでしたっけ」

ベルナデッタは賑やかな市場を抜け、道を歩いて行く。