2023/03/08 のログ
ベルナデッタ > 王都の郊外にある、長らく人の住んでいない屋敷。
今は没落したさる貴族の邸宅であったというそこは、
今は住人もおらず見た目には荒れ放題となっている。

「……の、割に中は綺麗ですね」

その屋敷の玄関を抜け、広間にベルナデッタは立っていた。
崩れかけ、雑草に覆われていた外部に比べ、内部は埃こそ積もっているものの、
掃除さえすれば元の通りに生活できるように見える。
この廃墟の屋敷で怪しい人影を見掛けた者が相次ぎ、
冒険者が一人、調査に向かったもののそのまま行方不明になってしまったのだと言う。
そこで、次に調査に派遣されたのが異端審問官である彼女であった。

「とはいえ、それ以外に怪しいところも見当たりませんが」

まずは、前に訪れた冒険者の痕跡が無いか調べてみよう。
ベルナデッタは周囲を調べながら、屋敷の中を歩き始める。

ご案内:「王都郊外の廃墟(過激描写注意)」からベルナデッタさんが去りました。