2022/10/11 のログ
ご案内:「王城地下牢・最奥の牢獄(過激描写注意)」にグルゴレトさんが現れました。
グルゴレト > 「………」

王城の地下牢獄、その最奥
薄闇に白い肢体を晒した黒髪の女が鎖に繋がれ、枷に囚われている

訪れる者は限られている
女が囚われていることを知る王族、貴族
あるいはそんな噂を耳にした者

来る理由は様々である

無抵抗な女を甚振ることで魔族への恨みを晴らそうとする者
ただただ己の我欲を満たすための玩具とする者
生真面目に、魔族の国…ひいては魔王の情報について口を割らせようとする者

どうであれ、囚われの身である女にとっては好ましくない足音に変わりはない

ご案内:「王城地下牢・最奥の牢獄(過激描写注意)」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (かつり、かつり、響く足音が近付いて行く
此れから夜会にでも出向くかの様な燕尾服を纏いながら
この場へと姿を現した人影は、其の奥で繋がれている女の元へ

真っ直ぐに、されど、時折物珍しげに周囲を見回しながら。)

「――――……ごきげんよう、気分は…良い筈も無いだろうね?」

(聞くだけ無意味な問いだと、戯言めいて告げながら
女の前、被って居たシルクハットを外し、会釈を見せる、其の姿

――きっと、女であれば容易に知れる筈だ。 其れが、同じ魔族である、と。
こんな所へと態々足を踏み入れて居るが故に、互い力の大部分を削がれては居る、が。)

「お初にお目に掛るかな、"王の冠"
……私はルヴィエラ、以後お見知りおきを。」

(挨拶を終えると共に、手にして居たシルクハットが消える
手品めいた、其の程度の事くらいはまだ、可能なのだろう)。

グルゴレト > 女は無言で足音を、そして投げかけられる言葉を聞いていた
繋がれ、顔を床へと向けたまま

現れた男の名乗りが終わると、ゆっくりとその顔をあげ
囚われの身であるにも関わらず強い光を宿した白銀の眼が男を射抜くように見据える

「……"それ"を知っているのなら、名乗る必要はなさそうだな」

零すように、そう言葉を返す
冠である、と自身を評した男
であればわざわざ名乗るまでもないだろう、と
依然、視線は向けたまま

「人間ではないな。…魔族だろう」

「こんな場所に身を晒し、何をしにきた…?」

同族であることは見れば理解る
その力が大きく抑えられる王都、警備も厳重だろう牢獄において…その危険は十分承知の筈
特に争ったような喧騒も伺えなかったということは、うまく人間になりすましているのか、あるいはそういった術に長けているのだろう
男の装い、振る舞いからそんなことを心中に考えて

ルヴィエラ > 「推察通り。 敢えて口にはせずにおくが、ね。」

(相手が、何者かを知って居る。 存在の意味を知って居る。
己が口元に、立てた人差し指を添え、相手の名は音にしないよう秘めながら
囚われて居るにしては、決して折れて居ない心の光を眼にも宿す女を
静かに見下ろし、そして其の眼前で、ゆっくりと僅かに屈み込んだ。
其の瞳を、静かに覗き込み――少しばかり、愉しげに眺めた後。)

「―――私は、此方側で過ごし始めてから、随分と経った。
今では、人に紛れるにも十分な立場や肩書を得てね
だが、その代わり、人の中で上手く遣って行くには、時に面倒な依頼を断れない事も在る。
今回は、捕虜の口を割らせろ、と言う依頼を受けた訳だが…」

(――その相手が、まさか君だとは。

ここを訪れたいきさつを、隠すでもなく、そう伝え
其れから、不意に差し出した人差し指を女の胸元へ、緩やかに添えよう
豊満に過ぎる乳房を辿り、緩やかに下胎へと滑らせようとしながら。

――叶うなら其処で、魔力を集わせる。
本来であれば、淫紋を刻み付ける為の其れ。
此れが普通の娘や女であれば、其れでも十分に強力な刻印となるだろう
だが――果たして、大きく力の行使を封じられたこの場において
王の冠たる女に、其れが何処まで通じる事かは

精々、ごく短時間しか保持出来ぬか、或いは完全に抵抗(レジスト)されるか
其の程度の予測で、仕掛けようとする、が、果てさて)。

グルゴレト > 「……人に寄り添い、人の中で生きる魔族がいること…それ自体は否定はするまい」

屈み込み、視線を交わす男へ
その銀の瞳は揺れず、反らさず

「だがそれ故に、立場があれど、人間の差し金で動く…手先に成り下がるなど。
 貴様に魔族としての誇りはないのか」

銀色の瞳が細まる
言葉の通りを受け取るならば…使われているに他ならない
怒り、というには程遠い
どちらかと見れば失望に近いものをその表情に浮かべる

指先が滑る
柔らかな、しっとりとした乳房から、形の良い臍を伝い
情欲を唆る肉付きの下半身へと
そこに魔力の灯りを感じれば、胎の上に当たる位置に紋様がぼんやりと浮かび上がる

──…しかし、それはすぐに、魔力が散るようにして、消えてしまう

「…無駄だ。我が所有者たる魔王でなければ烙印を刻むことは出来ない」

「刻めたとしても、快楽で口を割らせようとは浅はかだ。…劣悪なこの城の人間と変わらん」

じ…、と
切っ先のように細待った白銀の瞳がルヴィエラを睨む

ルヴィエラ > 「―――……使い、使われるのが人脈と言う物でね。
相手の願いをかなえる事で、此方の願いも叶い易くなる、となれば…
結果的に利を得る為に、必要な投資、と言うべきではないかな?」

(他者の目から見て、使われて居る、と映る事も在るだろう
それ自体を否定はせぬし、そう思われる事も支障は無い
やんわりと、考え方の違いだねぇ、と相手の言葉に、己が言葉を連ねれば

――推測通り、簡単に抵抗されて仕舞った己が刻印に、肩を竦めて見せた。)

「―――だが、此れは無理だね。 流石に、相手も場所も悪い様だ。
いや、君を見た時から大体予想は付いて居たが…まぁ、此れが夜魔たる私の遣り方でね
暴力的でないだけ、まだ紳士的だと思ってくれ給えよ。」

(軽く笑って見せれば、世間話でも仕掛けるような調子
されど代わりに、刻印の消え失せた其の下胎を、緩やかに掌で、指先で撫ぜながら。
また、女の瞳を静かに見下ろし――そして、顔を寄せれば。)

「だが、全くの無駄足と言うのもつまらない。 ……其処で、だ。
私と、一寸した取引は如何かな、お嬢さん。」

(――くす、と、微笑みながら。 其の耳元に唇を寄せ。)

「―――王冠たる君の胎に、挑む権利を得る代わり。
……君の敬愛する魔王とのやり取りを、私が取り次ぎしても良い。」

(――もう片方の腕が、女の腰を抱き寄せる。
力を削がれる己が、この場から女を連れ出す事は不可能だろう
だが、僅かに希望を抱かせる様な――水面に小石を投げ込むような
そんな役割位は、果たしてやれるだろう、と)。

グルゴレト > 「……俗な言葉だ」

枷に捕らわれ、牢獄に幽閉されたままに
その気位、誇り高さといったものが失われていない女はそう吐き捨てる
男の口から出るは理に適い、最もな言葉だろう
しかしそれは互いが対等であればこそ成り立つ関係であり
人間を下等なモノと見下す女からすれば、詭弁に過ぎないのだろう

「夜魔…インキュバスか。
 確かに、貴様らからすれば人間の国は格好の餌場だろうが」

女の肩に刻まれた、魔王の所有物であることを示す刻印
魔族の眼で見れば、うっすらとそれに魔力を感じることが出来る
淫紋の刻印に失敗した要因とするには十分なモノだろう

男の調子は、まるで世間話を仕掛けるよう
あるいは女が裸体でなく、枷に囚えられていなければそういった空気と見ることもできるただろうか

「…飽くまで取引か。我を相手に……」

肉付きの良さの割には細くくびれた腰を抱き寄せられる
壁に繋がれた鎖が揺れ、じゃらりと音を立てる

「──…挑んだところで無駄だとは思うが」

旧神の加護が残る限り、魔王が此処に現れることはないだろう
それは永劫、救出が来ないだろうということにも繋がる
王に戴かれる宝冠である、という己の役割を果たせぬままに
滅びることこそなかろうが、何百年と幽閉が続けば忘却の彼方へと去りゆくことは…あるかもしれない

「どうやって我の信頼を勝ち取る…?
 貴様が取引を完遂するという絶対的な信頼を…だ」

近づく顔
このまま唇を奪おうと思えば簡単に奪え、その身を好きにも出来るだろう
しかし表情は変わらず、感情を揺らす様子を見せることもなく、言葉を続けていた

ルヴィエラ > 「何、君とはまた大切な物が違うと言うだけさ。
私にとって最も守るべきは、愛しい私の娘達なのでね。」

(相手が、同胞であるが故に、そう言った話もしよう
同じ魔族同士であっても、価値観の相違は存在する
魔王と言う絶対的な存在に従う女の価値観で、此方を受け入れられないのは致し方あるまい

だが――そも、この依頼は、相手が王の冠であると聞かされては居なかった
初めから分かって居れば、そもそも受ける事自体無かった筈
人の社会を根城とするのが己とは言え、同胞に対する情が無い訳では無いのだ

――無論、其れは其れとして、夜魔である以上
決して届く筈の無い王の冠、其の胎に挑む機会を、逃すのは惜しい。)

「―――ひとつは、私にとって其の方が都合が良い。
長期的に見れば、君が此処に居る限り、また私に声が掛かるやも知れない
一度受けた依頼を、二度目に断るのも角が立つと言う物だ…そして、私が此処に来る事は
其れだけで、何よりも危険だと言う事は…君も、良く判って居るだろう?」

(奪う事は容易かろう。 されど、そうしないのは、単なる趣味か、気まぐれか
何れにしても、己にとって、王の冠が此処に幽閉されて居る事自体都合が悪い
出来る事なら、早々に所有者たる王の元に送り返したいくらいだ、なぞと戯言めいて告げれば

――ゆらり、ゆらり、指先が女の下胎を彷徨う
時折、其の爪先が僅か、感触を薄れさせ、肌の下に沈むような感覚を、微かに与えながら。)

「ふたつめは、人脈だ。 人の大地では順調に人脈を得て居るが
何せ魔族領からは長い事離れて居る身でね。 魔王との繋がりが在るのは色々と便利だろう?

そして、みっつめは、何の事は無い。 ……単に、私が気に入った、其れだけでね。」

(インキュバスは、抱いた相手の精気を奪い、糧とする
其れが、強き相手であればある程、その味は芳醇となるだろう
単純明快で、何よりも強い理由となる筈だ。 ――その糧こそが、対価でもある、と
決して、交わらぬやも知れぬ相手と己の価値観ではあるが、己にも誇りは在る

一度、女へと示した言葉は曲げぬと言う、夜魔としての信念めいたモノが)。

グルゴレト > 価値観の相違
それを理解せぬわけでもない
それでも尚、人間と同列の位置に魔族を置く考えには賛同は出来なかった
──此処へ来てからのことを思えばこそ、ことさらに

ひとつ、ふたつ、そしてみっつ
夜魔の男は返答を連ねてゆく
途中肌に触れるその爪先に僅か、眉を顰めるもその言葉は口を閉じたまま、耳へと収める

その全てを聞き終え、女はゆっくりと口を開いた

「危険を賭して信頼とする、それは良し、だ。
 だが人の世で十分に糧を得る貴様がなぜ魔王と繋がろうというのだ…?
 そして…我が気に入ったのであれば我が主たる魔王を探し、挑み、打ち倒せ。
 取引に応じることはできんな…どういう経緯であれ、──我が自ら望んで主以外の男に身を委ねることはない」

無理矢理にでも奪おうと思えば奪うことが出来るだろう
そしてそれが、この場において主たる魔王に知れることもない
何より既にこの身はこの王城の人間に好き放題されている、自分だけが…ということもない

しかしルヴィエラと名乗った魔族は、簡単にできるそれをすることはなかった
気に入ったのだと明瞭に口にしたにも関わらず、取引という形をとってこちらに選択権を委ねたのだ

「それもまた誇り。ルヴィエラといったな───貴様の流儀なのだな。 …人間憎さゆえの失言は撤回しよう」

ルヴィエラ > 「―――生憎、私は荒事に向いて居る性質では無いのでね。
魔王と戦い、確実に打ち倒せる保証などあるまい?
私の望みが娘達である以上、分の悪い賭けには乗れないのだよ。」

(残念ながら、ね。 と、奪い取る、と言う事をしない理由を、正直に。
奪い取る心算は無い。 だが、気に入ったのは確か、だからこその取引
そして何より、己が魔族との繋がりを得ようとする理由の一つでもある
人脈とは、奪い取る物ばかりでは無い。)

「もし、人の世で私の娘達の居場所が奪われる時が来たなら
其の時、必要なのは、魔族側への受け入れ先だ。
私が絶対に過ちを犯さぬと言う保証は何処にも無い…なら、"保険"は幾つ在っても良い物だ。」

(使える物であれば、なんだって使おう。
例え其れが魔王の庇護であっても、最悪よりはマシである筈だ。
もしも、に備えるだけの価値は在る上に、得られなくとも今までと変わりはない

――己と言う男の価値観を、女が認めてくれたならば
少なくとも、敵とみなされる可能性は減るだろう。
下腹に添う掌が、その動きを止める。 肌の温度を、女とは異なる温度を
柔く腹の奥へと伝わせながら。)

「―――では、こうしよう。 ――私は、君を"弄んだ"
其の上で、君は何も言う事は無かった。 ……だが、まぁ、其れだけではつまらない」

(――ひょい、と、女の身体を持ち上げれば、己が膝の上に。)

「今ここで引き返しても、早過ぎるのでね。
少しは其れっぽく――戯れに、付き合ってくれるかな?」

(世間話でも、或いは、気が変わったなら――胎に挑ませて貰っても、何て
先刻とは異なり、半分本気と、冗句交じりで)。

グルゴレト > 「魔王の庇護の下に人間の娘達を…? いや、人間だけではないのかもしれぬが…」

再び、その眼を細める
言わんとすることはわかる
それが最悪を逃れるための最低限の保険でしかないことも
しかしそれが男の意思であり譲れぬものであるというのならば…
既にグルゴレトにとって、目の前の男が嘘を吐く類の者でないことは確信に変わりつつ、その言葉に耳を傾ける

そして男は言う
弄び、口を割らせようとしたが叶わなかった
そういった事にしよう…と
仕事としては失敗になるのだろうが、臨んだ上での失敗ならば言い訳もたとう…ということ
胎の上に掌が触れ、じわりとその体温が伝わる、女としてそれに感じぬものがないわけでもないが
気安く触れるな、と言葉を吐くのも、男を認めた上では言いづらい

「ああ、是非にそうするといい。どの道、我が口を割ることはな─── !?」

ふわりと体から重力が消える
枷につながった鎖が鳴り、そして…男の、膝の上へと

「……其れっぽく、とは?」

一瞬、驚いたように銀色の瞳を丸くしていたがすぐに表情を憮然とした、平常のものへと戻して

ルヴィエラ > 「いいや、人間の娘でも、魔族の娘でも無い――私の娘だ。
須らく私、ルヴィエラ=ヴァーンハイルの娘だよ。」

(――その出自がなんであるか、なぞ関係無い。
己にとって最悪の時、数多い娼館の娘達を庇護における場所なぞ限られて居る
人の地に、残る者も在るだろう、全ての娘が庇護を望むとも限らぬだろう
だが、選択を与えて遣るのが、父としての役割であると
――そう告げる時だけは、戯言の気配は無いのだ。)

「私も、口を割るとはこれっぽっちも思ってはいないさ。
寧ろ、此処に捕らえられて居る事が驚きの位なのだからねぇ。」

(耳元で、柔らかく声が響く。 吐息が触れる。
下腹に触れる片掌と共に、胸元を抱けば、乳房を僅かに持ち上げるか
其れっぽく、と問う相手に、少しばかり悪戯っぽく笑めば
腰上に抱く相手へと、柔く――腰を、突き上げる様な動きを戯れに仕掛けては。)

「――――少し、其れっぽく喘いだりは出来ないかな?」

(――外で誰かが聞いて居ても、其れっぽく聞こえる様に、と。
明らかにそれは、揶揄い交じりでは在ったが)。

グルゴレト > ルヴィエラ自身の娘だ、という言葉を聞けば二度驚くことになろう
人の世に住まうだけでなく…何よりも奪う存在である夜魔が子を成し
あろうことか父性にも見えよう言葉を吐くのだから
流石のグルゴレトも言葉を失い、幾度か瞬きをして見せた後…小さく笑みを浮かべる

「とんだ変わり者の魔族だ…。
 否、そういう意味では此処に現れた時から既に只者ではなかった、か。
 …今もこうやって恐れることもなく我に手を触れている」

たっぷりと重みを感じる乳房が持ち上がる
それに抵抗する素振りも見せぬまま、続く言葉には…

「──それは人間に対しての演技、ということだろう?」

人間のために何かをするなどお断りだと
そんな雰囲気をこれでもかと出しつつ、一寸前とは別種の薄い笑みを唇へと浮かべていた、が

「っ…、……貴様」

突き上げるような動きに一瞬、ぴくりとその体を震わせる
反応してしまったことにバツの悪さを感じたのか、じとりとした視線を向けて

ルヴィエラ > 「――産めよ増やせよ、と言うだろう?」

(繁栄において、そんな言葉を誰かが言った筈だ
其れが魔族であったか、人間であったかまでは覚えてはいないが――
変わり者、と言う言葉には、其の通り、と肯定しつつ、肩を竦めよう

相手の機嫌を窺うならば、膝の上に招いた時点で有罪であろうか
乳房を持ち上げ、触れる腕へと何も言われぬ事を良い事に
裸身を晒して居る相手の肌へと、己が体躯を寄せて行く
腰を浮かせ、突き上げるふりに僅かながら上がった声には
其れこそ、悪戯気な笑い声を響かせつつに。)

「だが、私にとっては必要なのだよ。
ほら、私を助けると想って、御願い出来たら嬉しいのだがね?
勿論、声だけが嫌であれば、触れても構わないよ。」

(――あくまで、相手が許さなければ、悪戯に留める心算なのだとでも言いたげに
されど、僅かに下胎へと置いた指先が、胎に沈む
其の億――身じろぎに合わせて、あくまで、事故の様に子宮を揺らし
女の音色を、引き出す様に)。

グルゴレト > 「…貴様が、人の世に在る立場を崩さぬために…か?」

必要なのだという男には、半ば呆れたような声色の言葉が返る
無論、その生き方、在り方
それは先程誇りと共に説いた言葉で重々と承知はしていたが…

「…よいかルヴィエラ。我は人間が憎しい」

「我が手に力あらば直ぐ様にこの城を朱に染めんとする程にだ。
 人間の国での其方の立場のための願いなど、我が聞く義理はないのだぞ
 こうやって触れるのを許すのも抵抗が無意味であること、そして其方が魔族である故だ」

銀の瞳を閉じ、つらつらと言葉を並べる

「そして何より…」

「…其方、そう嘯く割に愉しんでおるだろう」

肢体を揺さぶられるたびに感じる下胎への刺激、熱
そういった方向へと誘われているのは感じていた