2022/05/09 のログ
ご案内:「神聖都市の礼拝堂(過激描写注意)」にオルトゥスの棺さんが現れました。
■オルトゥスの棺 > 神聖都市ヤルダバオートの中にある教会のひとつ。
その礼拝堂。少し寂れたような雰囲気を醸し出しているのは何故だろう。
教会区画の外れにあるが故か。
それとも、その地下で日夜行われる“催し”に関係者が夢中になっているからか。
――いずれにせよ、それにとっては場所は重要じゃない。
『――こちらへ。』
さながら、そう告げているような光が零れる。
温度をまったく感じさせない白い光。
光の粒子が、差し込んで来るステンドグラスからの月明かりに毀れて溶ける。
祭壇の上、まるで当然のように匣は、飾られていた。
職人が注意深く測ったように正確な立方体。
滑らかな金属の表面は、夜の街の風景を映し出す。
表面に不規則に走る切れ目。
まるでパズルのように幾枚、幾十枚の金属板を組み合わせたような隙間から光を零す。
この場で儀式を行うための触媒であるかのように
あるいは、この場所の主であるかのように。
ブラックボックスはそこに存在していた。
誰かを、何かを待っているように。
ご案内:「神聖都市の礼拝堂(過激描写注意)」にドロテアさんが現れました。
ご案内:「神聖都市の礼拝堂(過激描写注意)」からオルトゥスの棺さんが去りました。
ご案内:「神聖都市の礼拝堂(過激描写注意)」からドロテアさんが去りました。