2022/03/06 のログ
ご案内:「山賊街道 道のはずれ」にエリザさんが現れました。
■エリザ > 「…結構苦労したぞ。やはり怪物退治は割に合わん」
場所は山賊街道から外れた森林の奥、九頭龍山脈手前。
彼女はそこの切り株に腰掛けながら、絶え間なく鮮血を垂らす腕に、乱暴にポーションをぶっ掛け、上着の腕の裾を強引に破いて、患部を縛り付け、顔周辺の血痕を、更に上着の端を拭のように扱い、ポーションの残った液で溶かしつつ擦り落とす。
身体全体に血が纏わり付きだいぶ時間が経って硬化しており、まるで鱗の様である。
血濡れであるが、その殆どは彼女の横で屍と化した獣のもの。
獅子の姿をしているが一回り大きい図体に、まるで竜の如く逞しい尾、そして自身の身を簡単に覆える程の両翼を持ち、鉤状の鋭い爪を持つ。
この周辺に生息する魔物ではないらしく、魔族の里辺りから流れ出てきた生物なのだろう。
悍ましい怪物として討伐の対象となっていたが、この広い地で易々と見つかる物ではない…が、今回は幸運かはたまた不運か、邂逅し命のやり取りを行って今に至る。
ご案内:「山賊街道 道のはずれ」からエリザさんが去りました。