2022/01/02 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 自然地帯 獣草原」にイスルスさんが現れました。
■イスルス > その日は郊外 野外で行われるデス・イベントがダイラスで開かれた
アケローンの 囲まれた場所での殺し合いと凌辱の果てを見せつける場所 賭場
地下という閉鎖的な場所で行われる よりゴアを見せつける場所
それらではなく、あえて外で、何も遮ることのない
勝ち残った者だけが勝者となる 外道ではなく 畜生 ケダモノ にさせたかのような、そんな夜が行われた
天気は曇り 月は雲の向こうでぼんやりと丸い輪郭を描く 星も月明りもない空間の中
アケローンで使用される記録映像媒体を参考にされたものが、参加者全員に渡される
胸元や耳にかけられることで使用される 眼の代用品
参加者は、この賭場に参加した者が選んだ護衛 殺し屋 冒険者 そして背負う者 様々な暴力を身に着けた者らが集う
向こう側の惨劇を 映像と音声で見ながら結果を競い合い、この曇り空の夜でもクリアに映る
白と灰色と黒の世界の映像音声で 誰が死ぬか どう殺されたか
どう輪姦されてしまったかなど
生き残りさえすれば、何を見せてもいい
必死に一撃を追求するか 嬲るか 不意打ちかの場所の中
イスルスはいた 黒のリムフレームレンズ ハイライトのない瞳
そしてメイドドレススタイル
白い吐息をこの寒気の中で吐くことはしない
馬のように、臓腑で熱した吐息を何度も吐き出す真似は悟らせる。
口の端から、細く 鋭く吹くそれ ハァァ ではなく フゥゥゥ と
そうすることで、呼気は熱されず、白は薄まり 広がらずにいく
「……。」
イスルスは、唯一無二の主の言葉に従い、行動中
屋内ではなく 野外 それも夜 狩りを思い出すかのような夜だった
孤狼とは 後悔も 躊躇いも 戸惑いも 憐憫もない
唯只管に 獲物の体に 牙を突き立てるのみ。
■イスルス > 剣撃と肉を貫かれた声が小さく広がる
暗がりの中で、殺しがこの広い 制限のない場所で行われる
しかしイスルスを含む全員が この場から逃走することはない
それを行えば待っているのは裏切りに対する粛清
場を興ざめにさせる責任をその体に刻まれる
毎回 楽な死に方はできないと 参考になるものだってきっとできあがる中
イスルスはメイドスタイルというそれにかかわらず、足を軽やかに前へ後ろへ
両手は鋭く畳まれ、走る足に合わせて振り込まれる
イスルスの瞳には、この獣の夜
暗い中でもしっかりと目の前の草も 木々も そして見える輪郭もあり
なにより匂いが悟らせる 緊張感の冷や汗からくるツンとした匂い
アサシンのように静に徹していない者を追従する、一人きりの狩りの中
イスルスは目の前に飛び出すや、一声上げる者へと両足を開いて下半身を向けるような飛び込みを見せる。
まるで両足はそのために生えているかのような膂力で両腕ごと締め上げ、地面に叩きつけるとマウント・ポジション体勢
拳を平たく畳むと、突き出た並ぶ指列の面を喉に浅く叩き込む ズブリと沈んだ感触
これは、喉をつぶし、声がハスキーを通り越して声が吐息のようになってしまう、拳闘士でみられる打撃症状
声の出ない獲物 腰から抜き放った、二つの鉄杭 ステイレット
空を天井にした者が、声も薄く 息ばかりとなった中で、その二つの鋭いシルエットを見た
殺 さ れ る
その意識は一瞬の覚悟を持たせながらも、イスルスは無味乾燥したような表情のまま
両肩 二の腕骨 その二つをまずは、両手の杭が貫く
「……。」
何度も 何度も 何度も 何度も
薄く聞こえる闘争の音の中で、草原に倒れこんだ二人は見えることはなく
ああ、こんなにも明確に骨のゴリゴリと砕かれる音が聞こえる
何度も刺される激痛は 針でも 氷砕きでも 錐でも及ばない
鎧を貫くとされる短剣を逆手握りで映像の向こう側に伝える 湧き出る黒い水
声もほとんどでずに、暴れ狂う 両腕をいまだ両足でつながれた者の動作
そして両腕が使えなくなると、イスルスは両方の杭を、両胸 心臓を避けて肺を貫いた
空気が漏れ、血が湧き出てくる気管 激痛気絶もショック死もさせない
この狩りの草原の上で 溺れ死ににさせる行為を、ダイラスの向こう側へと送り届ける。
■イスルス > 何度も貫かれるという光景
それは、きっと殴り合い 斬り合い 潰し合いに見慣れた者らからすれば
ダガーや槍よりも遭遇が低い殺し方
ボスへとイスルスは送り届ける
勝利者の一人に含まれ 且つ ショウ として成り立つ場所を。
必死で、湧き上がる黒い水を、せき込んで吐き出そうとする
喉がつぶれたせいで、そのせき込みすらない 音がほとんど出ないまま ゴボリと強く。
それを、イスルスは周囲に気を配りながらジッと凝視する
自身がそうすることで、向こう側にこの視界を送り届けられているから。
心臓の音が、貫かれた肉の道の傍から明確に伝わる
焦り 人体へと生命維持を務めようとする強心
ドクンッドクンッドクンッドクンッ
それが、だんだんと弱まっていく最中
まるで獲物の首を絶命を確認するまで離さないかのように、ジッとイスルスは送り届け、目の前で指を数本立てた
それは、実行完了した人数を知らせるそれを指し示すかのように こうしてやった相手と同数で
動かなくなった躯から まだ温かいままで降りると クンッ と鼻を鳴らす。
小さく 小さく この映像が聞こえる向こう側にだけ聞こえる スンスンとした鼻の音の中
メイラは再び駆け出す 二本足走行
ブーツは音消しもできないもの 足音が聞こえ 草が鳴らす シャクシャク とした音の中で
次の獲物へと襲い掛かりながら、膝の片方を 蹴り砕くまで あと10秒
■イスルス > 男は、イスルスと遭遇すると その布地の多さから見えるシルエットで ロングスカートを認識した
つまり、蹴り上げる足先が見えなかった
逆関節へと、膝に叩きこんだ足甲が、くの字に折り曲げる。
ヒュ パッ
鋭い音がゴキリと蹴りの音よりも強い音を足をつけているそこから振動で聴き取ると
イスルスは蹴り上げた足を地面へと着かせ、回ることで浮くロングスカートから
もう一本の足がブーツに包まれたそれを、ふくらはぎ側から逆回転させた蹴撃で潰し ボ キ リ と曲げる
曲がるという行為 音には聞こえづらくとも、ありえない方向へと曲がったそれは ダイラスのこの賭場中継を見守る複数人に
どんな声を上げさせただろう
両足を潰された男は、激痛で声を上げるまで後1.5秒の段階で、地面に引き倒される
ドスンッという肺を圧迫するそれは声を止め、動きを止め、そしてなおかつ そばにある握りこぶし大の石ころ
それを、歯列がまるでなかったかのように無抵抗に叩き込まれ、唇の向こう側にあった白い列は失せた
歯が折れる音とはこういうものかと、 アケローンでは聞こえない音を聞こえただろう向こう側の観客たちの中で
グッと押し込んだ後で ぷすー ぷすー という音とともに
メイラは両肩をグリップを含んだまま押し当て、力強く 押しぬいた
グシャッ そう幻聴があったかもしれない 肩が、掌で押し込まれて少しの抵抗感の後で潰されたのだ
こうなると、人間は腕を動かせない。
■イスルス > 向こう側へとショウと賞を獲得し続ける為に
まるで狼ではなく猫のようにいたぶる様子 時折じっくりと見えるメイドスタイルの長袖の黒
袖口の白などが見える中で、殺しているのはメイドで殺されてるのは何某でと 強く強く意識させたまま
イスルス ここで少し手を抜くように 少し遅い速度で顔面へと突き立てる
血走る瞳 浅い呼気 砕けた歯という激痛 それは肩の痛みすらもう塗り替えられている
その中でも、目だけは活きたまま、首で避けて地面にステイレットが突き立てられる
ズブリとその固い切っ先は、半分以上埋まった
それを数度繰り返す ズブ ズブ ズブ そうして避けさせた後で
イスルスは単純な 工夫 を見せる
片方のステイレットを男の頬の傍に深々と突き立て 男に備わっていた大ぶりのナイフを
刃を向けて頬の傍に突き立てて そう、動きを封じた
両側に刃 動けない それをじっくりわからせた後で 酸素不足で死ぬ前に 鼻息 口から洩れる プシュー と続く浅く連続した呼気の中
残り一本のステイレット それを、ゆっくり目の上に持っていく 両手を添えて、男は胴体をバウンドさせて抵抗したのがわかるように
小さく小さく、イスルスが少しだけ跳ねあがる そう、少しだけ。
「……。」
そして ないも言わないままのイスルスは、ゆっくりと、瞼を開かせ、瞳の黒が真横へとさけられることだけが
唯一の抵抗 その白い丸みへと、ズ ブ ブ ブ ブ ブ ブ ブ ブ ブ と
そして見える抵抗感に、 コキン と小さな貫通したような一気に降りた動きを見せると
両手を広げ、その様子を垣間見させた。