2021/10/23 のログ
ご案内:「平民地区路地(過激描写注意)」にキールさんが現れました。
キール > 夕陽も落ち名残は西の空に見えるオレンジの光だけだが、
平民地区の路地から出は見る事もできずに夜の始まりを強く感じさせる。
そんな中を闊歩する一人の巨漢、
片手に酒瓶を持ち時折煽りながら、身を竦ませるような寒さにも堪える様子も見せずに、太い足を振り上げ前へ、前へと進んでいる。
ここ最近色事から離れているためにかなりの欲求不満で、つい、きつい表情で絡んで来ようとするチンピラを目で制し遠ざけてしまってから、気合のない奴めと小さく呟き、路地を歩いている

キール > 平民地区の路地であれば、困っている女を助けるついでに食らうことも、もしくは歩いている女を喰らう機会もあるかもしれない。
何方の機会が男に訪れるかはわからないが、
何方にせよ男の中の欲求不満を解消することができるだろうと、男は酒を煽りながらも耳に肌に、周囲に意識に気を配りながら夜の闇を進んでいく。
男が醸し出すピリッとした空気により平民地区の路地に潜む破落戸やチンピラたちは男から隠れたり離れたりしていく。
最低限女でなくても喧嘩や、荒事にぶつかりたいものだ等と考えながらも、手ごたえや歯応えのなさそうな気配をふるいにかける様に時折殺気を乗せていく。

キール > 風に耳を傾け、周囲の気配に気を配りながら進む男。
夕餉の時間の為、空気の中に混ざる微かな炊事の香り。
空腹を紛らわせるように手に持った便を持ち上げ、口を突けながら僅かに傾け強い酒精を胃の中に流し込んでいく。
安酒の為、味もそんなに良くはないが、胃から取り込んだ酒精によって僅かに熱を持つ体。
その安酒で酔うことは無いがそれなりに紛らわせることはできている。
高級な酒を持った女でも歩いてこないか等と考えつつ、男の脚はさらに人気のない物騒な方へと進んでいく。

キール > 男が足を踏み入れた場所はこの平民地区でも特段に治安の悪い場所。
薬に溺れ地面とか相和していたり、今日の上がりを娼婦から集めている男も、パン程度の代金で体を売る男女がいる掃きだめであったが、そんな者達ですら男を見つけると闇の中へと消えていく。

キール > 今のところ拐されたり、引きずり込まれた不運な女はいない様で、男は小さく舌打ちし、闇を睨みつける。
気付けば空になった酒瓶、こん棒でも握るかのように口の部分を持ち、自身の肩を軽くポンポンと叩いてから気の向いた方へと向かい足を進めていく。