2021/07/31 のログ
ご案内:「富裕地区の秘密カジノ(過激描写注意)」にミシェイルさんが現れました。
ミシェイル > 「い、いらっしゃいませぇ……。」

陽気な演奏と歓声の入り交じるカジノ。
そこでミシェイルは接客をしていた。
唇をひくつかせながら、何とか愛想笑いを作っているが、硬い。
衣装はいわゆる逆バニーで、手足は隠れているがお腹や性器は丸出し。
それどころか、陰嚢に小さなショーツを履かせてペニスはリボンで飾りたてるという悪趣味さ。
これで自然に笑えというのも無理な話だ。
おまけにアナルに差し込まれたバニー尻尾のせいで勃起は維持されている。
そして残念な事に、ミシェイルにとってはこの扱いもこれまで経験した最低からは程遠く。
不満ではあるが、我慢しようと思えば我慢できてしまっているのであった。

「ようこそ当カジノへ。ごゆっくり、お楽しみ下さい……。」

徐々に増えていく客は当然のように貴族が多い。
次いで、裕福な商人。
そして一部、それらとは明らかに雰囲気の違う庶民も混じっていた。
金持ちの道楽である秘密カジノにはおおよそ不釣り合い。
彼ら彼女らは人生の一発逆転を目論み自らの意志でやってきたつもりだが、その実カジノの運営者に目を付けられて誘導されてきた者が殆どだ。
要するに、身の丈に合わない勝負で破滅するさまを見物しているのである。
場所さえ捜し当てれば基本的に誰でも入場できるとはいえ、大っぴらに宣伝している訳ではない。
むしろ隠されているからこその秘密カジノで、招かれる客は厳選されているのだ。
ミシェイルはスタッフ側だが、悪趣味な事だと内心唾を吐いていた。
とはいえ、見せ物としては己も同じようなもの。
高すぎるピンヒールは、ただ歩くだけでも豊満な尻と乳房を蠱惑的に揺らす。
そして肛門から挿入された尻尾は腸内を常に刺激して勃起が治まらない。
ミレーを模したような格好というだけでも気に入らないが、変態的で屈辱的な衣装を晒しながら笑顔を振りまくのは精神的に堪える。
しかし耐えられない程ではない。
じわじわと精神をすり減らしながら、接客は続く。
報酬は稼いだチップ次第なのでぼんやりとしていてはただ無様な姿を晒すだけだ。
装備代を工面して、こんな仕事はさっさと終わらせたい。